マイクロストックの出現は必然だったのか

タイトル『EARTH UP』より地球の崖っぷちシーン


台風が地震を引き起こす?>
何だかまたまた台風騒ぎになってきました。今月末あたりに本州上陸するかもと予想される台風24号の今後の進路が気になるところですが、そのあとに繋がるように続けて25号が発生した模様でこちらもさて、その行方が気がかりです。

私の事あるごとの勝手な想像で恐縮ですが、今夏は梅雨明けと同時に驚異的な猛暑の連続で日本のみならず世界各地とりわけ地球の北半球では甚大な災害が頻発しました。確かに専門家も交えて皆が言う『異常気象』である事は否めません。ただそれと同時に日本では北海道の大地震などこちらも広い範囲で頻繁に起こっています。個人的には不思議と大雨続きの直後に決まって発生が際立っているようにも思えるのです。

とりわけ北海道は台風通過の翌日に起こりました。そこには何か深い因果関係が存在しているのではないかと疑ってみた訳です。まず言えるのが大量の降雨がそのまま地表内部へと染み込みそこを無尽に走る地下水脈路の多くを短時間で尽く膨張される事から各所で土壌がえぐられ地盤そのものが僅かづつズレ始める。その挙動が細かな振動を誘発し本来なら穏やかに沈み込むマントル帯に異変をきたし、十数キロ下部である時ドスンと何かが起こる。

そしてもう一つは気圧の急激な変化があります。赤道直下でこれだけ幾度も台風が発生するという事また局地的豪雨が取りだたされる昨今に於いて大気の気温変化は過去にも増して非常に著しい訳です。極地の氷は溶け氷河の後退など地球的バランスの危機的な惨状を伝えています。もはや従来の気象観測データが当てにならないほどにいよいよ新たな局面に入ったとそう思えるのです。

話がややそれましたがつまりはそんな気象の変化著しい度合いに応じてそれに伴い海底奥深くにしろ陸地山間部にしろ地殻変化も自ずと影響を受けて然るべきです。鉄道で聞く事に夏に線路は伸び冬になると縮むと言われます。これと同じような現象が地下でも起こっているとは思えませんか?停滞前線などで地表が極度に冷やされてそれが地殻地層全体の収縮を引き起こす。

じわじわとそれは繰り返され積み重なってある日突然硬い岩盤を引き剥がしてバチンと事切れる、あり得る話だと思います。「そんなバカな、過去にそんな事誰も言ってないし、今までそんな事論理上一度も起こってやしない」特に専門家の方々学者さんはこぞってそう言い切るでしょうが、『過去のデータはもはや通用しない事象』『想定外』とすればどうでしょうか。かつて人類が経験した事のない、いやその現象が地球創生直下の数億年前の話だとしてそれが再び始まった。

事実であれば人類生存にとってかなり厄介な未来が待っていると言えます。まだ誰も知らない恐ろしい自然界の必然がもう目の前まで迫っているのかも知れません。


時代が求める必要悪>
という訳で前置きが長くなりました。ここで話は極端に飛びますがそんな『必然』を言うのであればその最たるマイクロストックの出現は今更ながらまさしく社会の現状が生み出した『必然』と思えてなりません。これまでマイクロ悪と訴え続ける私ですが、よくよく冷静に判断すればむしろ『必要悪』と言い換えられる部分もあります。

かつての紙媒体でその勢力を振るった従来型ストックフォト素材があのインターネットの到来で巷の技術はアナログからデジタルとここ十数年で一変しました。数GBの重いデータですらものの数分で世界各地に容易に転送可能になりその回線網は我々人類に分け隔てない恩恵を与えています。となれば何をするにもネット利用は重宝な訳なので今やビジネスのコアと言っても過言ではありません。

ストックフォト素材もそんなビジネススタイルの中核で利用されている昨今はもっぱらネット広告に依存せざるを得ない状況になりました。即ちその素材自体がネット利用では極小データで済む事になり急速に押し寄せる各国をまたぐグローバル化の波によって価格は世界基準へと押し下げられそれはいつしか『必然』と成り果てたのです。

市場を牛耳る大手老舗代理店に於いてもその縮図の変化を改善する事は容易ではなく無視できない状況に苛まれています。まとめて素材一点単位割安にするサブスクリプション販売が定着しつつあるのも頷けます。他社がやれば当社もやらざるを得ない負のスパイラルは止めどなくこの市場をあっという間に混乱の渦に巻き込みました。それはもはや回帰不能な不可逆的現象と捉えるべきなのでしょうか。

元は海外エージェンシーの一つを運営する当時の経営者が考案した手法と聞きますが、彼の考えではそれが巨大なインターネット社会という未来を見据えた画期的な販売の新たな方程式(ビジネスモデル)であったに違いありません。しかしながら巷の噂から現在その画期的と謳われるマイクロストックの既存ビジネスはややもすると崩壊へと駒を進めつつあるようです。


経営者は常に『現場を育む』理念を持って>
極めて安価なこれまでの売値が預け入れする制作者の活動を極限まで圧迫し遂にはその需給バランスを尽く欠き一人また一人と徐々に脱落者が増えているようで、運営側は止む無く従来型同様に一部値上げに転じる高級路線策も打ち出し始めています。言ってみればブラック企業体質を改め始めているのか、つまりはマーケットの取りこぼしの補完であり古くからの商習慣として少なくともこの日本市場の拡販に於いては激安攻勢のみでは相当無理があったと思われます。

実際にマイクロで儲かってウハウハの人はこれまで殆ど聞きません。大部分は数百円から行って数千円がせいぜいでとても事業としていやいや普通に飢え死にしてしまい根本的に成り立たないでしょう。儲かっているのは預かる側の代理店関係者のみで、そこでさえ正社員は創業者含む仲間内上層部数人で多くが女性パートをはじめ非正規や派遣社員を起用するなど相当安くこき使われているかも知れないのです。

今朝のトピックでユニクロ関連の記事を読みましたが、コメント欄には接客対応に絡む報酬是正に関して相当辛らつな批判が並んでおり、そこには一切耳を貸さず「このままでいい」とばかりに当の社長の未だ飄々とふんぞり返っている姿が伺えます。更に関連記事では特に日本全国地方に行くにつれこれがまかり通る経営方針がかなり蔓延しているようで、かつての未来志向の労働環境は一体どこへ?という惨状です。

どうして今の経営者は自分たちだけ大富豪を気取りその取り分を多少なりとも社員や私のような契約作家に程よく分配してあげようとしないのかその狡猾な理屈詰めに誠残念でなりません。ストックの生業で言うなら食えなければ続編は作れませんし預けることは勿論叶わず誰しも仕方なくその場を立ち去っていく筈で、結果このまま行けば遅かれ早かれ近い将来に於いて代理店の経営に多大な影響が出てくるだろう事は明白です。常に市場は変化しています。改めるべきは改め早急かつ迅速にWinWinの関係活気を再び取り戻しマーケットの長期安定に徹した強固な次期ステージを目指すべきではないかと、まあそんなところで本日は締めくくりたいと思います。

→DEGIGA.JPサイトでCGグローバルイメージのタイトル『EARTH UP』をチェックする。



ストックフォト新作素材『桜恋し』早くも販促スタート!

新作タイトル『桜恋し』より抜粋


早けりゃいいてもんじゃない>
季節は巡るとよく言われますが、最近は何でもかんでも早い者勝ち?季節の先取りとかで特にアパレル系は驚くほど早い段階での売り出しが目立ちます。冬に入ったなと思えば春物の新作、まだGWの連休明けだというのに夏物勢揃いなんて当たり前になりました。北海道当たりだと春秋の変わり目が関東地域に比べて1・2ヶ月ズレているのでタイミングを全国一律に統一されては困るという批判も多く耳にします。

私などは上ずえがあるのでもっぱら3Lになるのですが、何しろ欲しい物はセール初日でほぼほぼ売り切っており在庫は微々。変な柄に異様な色調プリント等々手に取る気も失せます。残り物には福来たりなんてとんでも8分ですよ、ほんと。


サクラ画像の新作『桜恋し』公開!>
その点ストックフォト素材はいいです。同じデータ使い回しでサイズ違い利用媒体次第で在庫も気にせずいつでも購入出来るんですから。という訳で今回、前回公開の梅画像『つくばの梅』に続きまして春本番を華やかに謳い上げるサクラ素材の決定版『桜恋し』の登場です。

この場合は違った意味合いで『早い者勝ち』と言えるかも知れませんが、現時点で利用される業態はどのくらいあるのでしょうか。大概はどちらの方面も4月前後の利用に備えて年明けから少し経った時点で物色し始めるパターンなので「それ今言われても」という場合が大部分の筈です、多分。

私の場合は立場としては勿論素材を預ける側なのでベストシーズンに現場に赴いてそれなりに売れそうな被写体を捉えその後編集し準備する訳ですが、販売代理店に預けるタイミングとしてはどなたも大体この時期辺りが相場と見ます。実際にそんな各社代理店サイトで『サクラ』で検索を入れ新着順でチェックしてみればどこも全国津々浦々で今年捉えた新作サクラ素材が既に数千点余りしっかり網羅されており、私などそれでも預け入れ時期は早い方でしたが、その後も多くのカメラマンによってバンバン預け入れされているようでページ各50点単位で捲っていけば私の作品は何と28ページ目でようやく出てくるほどです。


何故に観光名所で勝負する?>
確かに単純にただ早ければいいってものではないようですが、となるとそんな膨大に預け入れされるサクラの新作群の中で如何に自らの作品を一際引き立たせ煌びやかに魅せられるのかが問われて当然です。各カメラマンさんが各々の思惑で捉えたであろうサクラ画像をつぶさに見ていきますとどれも結構同じような方向性を感じるのです。言ってみれば観光要素の強い絵図らでしょうか。

空は青く澄み切って順光線であり地元の方が見てすぐわかる観光名所、いや全国的にも有名な場所がこれでもかと出てきます。中にはお城、富士山、千鳥ヶ淵(皇居の堀)、スカイツリー、最近だとドローンでの空撮も目立ってきました。これらは全て場所前提を重視して捉えた素材となります。本人に言わせれば多分需要があるから、そういう事?だと思いますが如何せん敵はそれ相応に多くなります。

話は逸れますが、にも関わらずこういった撮影を好むタイプの人を観察してみると気づきますが、大抵は機材としてそれなりの新型高級機を抱えていたりします。レンズだって見た目一本ウン10万円は下らないでしょう。つまりは一種自慢もあって敢えて人ごみに入って撮影したがる人ではないか、だから預ける写真もほぼ似たようになる、私なりにそう頷けるところはあります。現場に行けば結構横並びでズラッとカメラマンだらけになるのでしょうから。


強さの秘訣それは情熱と執念>
やや失礼な解釈になって恐縮ですが、その中でも間違いなく腕が良く感性がそこに発揮されている人は大勢います。そんな優れた方はただ単に綺麗にアングル良く捉えるのではなくそれがストックフォト素材である事を認識した上で商品としてしっかりそつなく捉えているのです。だから売れる。

常に購入者の利用先を把握しているのだと自身も同じ身でありその都度つくづく勉強になりますが、最後はやはりそこに賭けるエネルギー(バイタリティ)ではないでしょうか。被写体を見つめ極める情熱が各々一つの形として成立されていく訳で、まあそれを『売らんがための執念』とでも言い換えましょうか。年齢に関係なく絶えず付いて回る宿命とも解釈できます。

もうここずっと不景気続きでストックフォト稼業の継続も相当厳しさを増す極限状態から如何に体(てい)良く脱するかは、そんな強固な執念あってこそだと思えるのです。



タイトル:桜恋し(さくらこいし)
販売形態:RF-NE(他社預け入れ可能な非独占ロイヤリティフリータイプ)
サイズ:6000×4000ピクセル
総点数:162イメージ
保存形式:AdobeRGB、低圧縮(12)8ビット
販売代理店:アフロアマナイメージズイメージナビ(50音順)

詳細確認:DEGIGA.JPサイト
購入手順:DEGIGA.JPサイト内作品タイトルのサンプル画像下部『直リンボタン』より販売窓口へジャンプ
→手順の説明はこちら

作品について:
今新作のサクラ画像素材『桜恋し』は多くを茨城県南部の福岡堰(せき)にて撮影しております。大ぶりの桜並木が織りなすダイナミックな景観はもとより各種様々な品種が植えられ、普段は緑を湛える閑散で素朴な土手が続く地味な場所ながら満開の休日ともなれば日本各地から訪れる観光客でそれは賑やかです。

カメラマンが少なく撮影場所に苦慮せず自由に撮影できるいい環境といえます。また上掲画像もそうですがタイトルIDの後半に出てきます夕日との取り合わせ画像などは同県常陸太田市の西山公園にて撮影しています。クレーターを思わせる巨大な凹みを埋め尽くす壮大な桜花の高台からの眺望はまさに圧巻、提灯が灯る黄昏時などお酒を片手に夕日を拝みながらの花見は何とも格別なひと時です。福岡堰同様それ風のカメラマンは殆ど見かけません。

→その他観光スポット詳細はこちら



ストックフォト列伝『出来ること出来ないこと』ここに完結

タイトル『背景アンソロジー』より抜粋



ストックフォトの現状>
前回は所詮個人で出来る事は限られる、ならばニッチ路線で迫るべきと結論づけました。ただそれ以上の解説はしていません。「ならそのニッチとやらをもっと詳しく教えてよ」と言いたいところでしょう。正直私もお恥ずかしながらここに来てそんなニッチが分からなくなっています。

これまでも自分なりの工夫を加えて他にないと思われるイメージを場所変え品変え等々でそこそこCG制作また撮影もしてきた訳ですが、私自身がここしばらくは目に見えて皆さんが思う『当たり画像』に巡り合えていません。当ブログで頻繁に書いている事ですが、素材の使い道はここ10年余りで膨大な広がりを見せ、プロが撮ろうがそうでなかろうが例えその筋の素人であっても今だとインスタ写真投稿者に注目が集まる傾向も伺えるほどです。

そんな中現状として私の場合相当顕著にその傾向が表れているものに『CG』が挙げられます。まさに個人的にはニッチと謳っていた訳なのですが、それが裏目に出たというのでしょうか利用頻度がここ数ヶ月急減しています。理由は定かではありませんが、一つに『CGから実写へ移行』もしくは『利用マーケットの縮小』上述の『需要変化に伴うプロ以外の台頭』等が考えられます。

そして何よりも素材(この場合ストックフォト)の制作者が10年というスパーンでムキもなく急増した事にも起因するでしょう(個々の取り分が分散)。マイクロストックの台頭は凄まじく国内のみならず世界各国から押し寄せる素材の嵐は止めどなく膨張し続け、そこにインスタ写真いわゆる『インフルエンサー(情報拡散者)』までもがここ1・2年の内に怒涛のごとく参入してきた訳です。


ストックフォト死す>
以前ある代理店の担当者が「例え極めて低い価格が恒常的になったとしてもその需要があり続ける限りストックフォト業界が消えて無くなる事はないでしょう」と話していましたが、ただそれを生業として来た素材制作者は間違いなく居なくなります。残ったとしてもそれはほんの数パーセントであり殆どがほぼボランティアオーライの人たちです。この調子で推移するといずれは売り値が極限まで下がり一点が数円足らずになっていく筈です。(生産性喪失)

小遣い稼ぎにも趣味にもならずそんな喜びも湧かない手間ばかり掛かるつまらない行為から多くの人が離れていくに違いなく、これまでのやり方ではきっと代理店の商売は成り立たなくなります。『出来る事出来ない事』で測ればもちろん個人が対処できない運命でありその時点で『出来る事』は何一つ消え去ったと言えます。

残る前代未聞の復活劇>
前回は概ね『金コネ人脈』この三点の重要性を訴えたと思いますが、ストック以外に相当な他分野のコネでも生まない限りこの素材制作業一本で食っていく事は不可能かと思われますが如何でしょうか。

モデル撮影、テーブルフォト、風景写真でもそう、何を試みてもお金は掛かります。というよりももっと重大で今回のお話はそれ以上の解決策が必要なのです。が、唯一残された名案が脳裏に浮かびました。それを仮に『ストックフォト業界全体に於ける壮大なる復権事業改革』と言っておきましょう。

以下に示します。

① 資格を厳格化
プロとしての実績(代理店との契約期間、年間売り上げ、その他格付け)からストックフォト制作者を厳選し、それに満たない自称アマチュア作家を排除する。

② 代理店事業者の規制と監視
市場バランスを犯しかつ弱い立場の契約作家を結果的に食い物にするマイクロストックおよび無料配布事業者を新たな法律を以って免許制とししっかり規制し監視する。

③ 作家への優遇処置
代理店は個々契約作家への支払い比率を過去の作家側7割に戻す。単価を引き上げそこから算出される常識的な従前価格を各社統一しユーザーに提示の上理解を求める
※RF-NE・RM-NEは非独占のため統一対象、ただし独占素材については条件により各社が規定

④ 現アマチュア作家のプロ育成
憶えのある各教育機関(専門学校含む)に『ストックフォト科』を設け基本からしっかり学ばせ参入資格を付与する。

....マイクロの関係者さん、個人的心情といいますか色々言ってすいません。


行き着く格差の壁>
ここに携わる全ての関係者を利する価値ある見直し策は他にもまだ出てきそうですが、兎に角はまず第一にプロの制作者サイドを保護する事こそ代理店存続の重要な鍵とも言え切迫する今がまさに後がないその決断の時と思われます。質と価格そして販促の頻度安定は必須です。私が良く見るフェイスブック友達登録するそれなりの写真家さんですが、相当に優遇されお年を召していながら最前線で今も現役バリバリという方たちがほぼ毎日そんなタイムラインにわんさか登場してきます。

あの方たちは謂わばその方面では名だたる有名人なので出版社や機材メーカー等々の決定権を持つ現役関係者のお付き合いを通してそれこそ揺るぎないコネとそれなりの強力な人脈の中で巨額なギャランティを手にし絶えず君臨し続けている訳で、現状に見るストックフォト作家とのその落差格差は計り知れません。過去20年にも及ぶキャリアといいますか私も記念写真を軸にスタジオライティングテクニックは一通りこなして来ましたし写真論なり表現方法の多くを経験してきた部類の人間ですが、その後の進路違い一つでこれほど理不尽な格差が生じてくる事に憤慨しまた残念で居た堪れないのです。

僅かでもストックフォト業界に健全化の道が残されているのならば現日本フォトエージェンシー協会が先導する形でストックフォト協議会なりを新たに立ち上げて関連諸機関を通じて法務省、文科省、経産省、総務省、諸々呼び掛けて是非とも早急な具体策を打ち出し復権実現のために尽力して欲しいものです。何よりこの事は今の閉塞社会の構造改善への大きな発信の一躍も担うでしょう。

『出来る事出来ない事』、話題がいささか誇大し過ぎたようです。次回をお楽しみに。



ストックフォト列伝『出来ること出来ないこと』

タイトル『文字乗せEX』より抜粋



眠れる才能>
一言で『ストックフォトで金儲け』と言うのは簡単ですが、実際にやってみると成功に至る過程それは大層に険しい道だと思います。写真にせよCG制作にせよそれなりのスキルとキャリアが必要ですし、ご存知の通り今日の明日でそのような能力が簡単に身につく筈もありません。

また、その最たる一つに『才能』がありますが、その分野に長けるセンスは必須で自然と生まれつき持ち合わせた能力と言っていいでしょう。意外に本人がそれに気づくか否かはその先の人生に於いての巡り合いがすべてを決定すると思われます。ただどの分野で活躍しようが少なからずそんな『才能』がどこかのタイミングで必ず機能するのでしょう。

もしも今持ち得る『才能』とやらを本人が自覚し実務に活かそうとするとして、となれば善は急げでそれを実践に移すべく概ね準備を進める訳ですが、実はここからが本当の才能かも知れないと私は考えています。なにか?


金コネ人脈に尽きる>
成功に導くビジネス三大要素と言えばお分かりでしょうか、何を隠そう『金とコネと人脈』大枠でこの三つに間違いありません。とにかく資金がないことには何も始まりませんが最低一度は人に会うにしてもその身支度や交通費、食事の席を設けるなどそれだけでも数万円は用立てる必要がありますし、急遽先のスキルを身につけるにしても専門書やセミナー、実際にその道具なりを手にとって容易に振り回せるようになるまでに投資額はえらく掛かってくる訳です。

コネはどうでしょう。自身の知り合いを片っ端から当たって資金援助、仕事の依頼紹介お手伝い、付き合いの長い仲間関係や家族親類筋、会社の同僚、奥さんの知り合い等々ある程度若い内はその人選に事欠くことはないと思われますが、お金の話が出た途端そこには必ずと言っていいほど暗黙の利得が絡んできます。コネとはそこまで見込んだ上で話を持ちかけるのが礼儀でありその次のコネにも通ずる繋がり作りを促すことにもなるでしょうか。

そして人脈ですが、そんなコネの繋がりに端を発して多岐に渡る分野への波及効果を意味するのが即ちこの人脈の重要性に他なりません。一つの業態の中で仕事をしているとそれが自分にとって当たり前の社会と考えがちですが、時にある一定の身近な関係者の口伝えであっても多面的なその流れから思わぬ分野(業界)に伝播する場合があります。その切っ掛けは時代の潮流が生み出す新たなビジネスの創出者にとってこの上ない情報でありマスメディアがひと度取り上げさえすればそこから突如知名度が一気に上がり更にそこにぶら下がる関連事業者の多くから頻繁に声が掛かるということはあり得ることです。

上述はあえてこの場で話さずとも皆さんにとっては既に周知の域とは思います。それではそのビジネス成功へ導くその三大要素を現時点で全て持ち合わせている幸運な人はさてどの程度いるでしょうか。やはり相当に限られた一部の人ではないだろうか。この場合まず何と言ってもコミュニケーション能力が必須要件です。人と真っ当に対向かい話ができなければ何も始まりませんから話すのが苦手、交渉もままならない言わば性格上の問題で叶わないという方はきっと多いでしょう。


資金力がものをいう世の中>
そしてお金です。まずはここからです。仮に私のストックフォト周辺を例に挙げれば現状に見合ったそれなりの機材が必要です。カメラレンズその他アクセサリー類、編集用の高性能パソコン一式、重いデータ転送に適したインターネット光回線、撮影にかかる諸々出張費、電車に航空機船舶の利用、取材用自家用車の維持も車種によってそれなりに結構な額が年単位で必要になります。今流行りの空撮ドローンを利用しようと思えば機材購入の他にテクニックの向上と定期的なライセンス更新が必要になってくるのでかなり厄介です。

モデル撮影も然りで紹介手数料やモデルへのギャラは勿論、衣装メイクと撮影助手の手配、スタジオ確保とロケハン費用、撮影機材も本格的な数台のバンクと高出力電源部、屋外現場の撮影許可などここぞというところは大方有料になります。とても個人で嗜むレベルにありません。

一見軽く気ままにイケそうなテーブルフォトも同様です。まず小物の用立てもそれなりのレベルが要求されるので一点が結構な値段にることがあります。特に果物や野菜類、肉魚など生鮮ものに関しては痛みも早く要領よく進めるとともにそれも他に真似のできないふんだんで豪華に見せる必要も出てきます。それ専科のプロの間で調理機器をすぐ横に置いてリアルタイムでこなすパターンはよく聞く話ですが、調理技術、直の使用人にアシスタントは欠かせません。

インテリア周辺とテーブルセッティングに至ってはそつなくこなせるそれ相応のコーディネーターの助けもいるでしょう。そうこうしてようやく『売れる素材』が完成する訳でこれもまた素人が容易に手が出せる分野とは到底思えないのです。


個人はニッチで稼げ>
一人の素材制作者として各々限られた条件の中で工夫はあるでしょうが、その分野に精通する高尚な組織と戦うにはあまりにもリスクが伴います。私のような資金なしコネなし人脈なしの人間は、むしろ大手が入り込む気がない粗末で魅力薄な狭きニッチ路線でいく以外ないと言うのが今回の結論になります。が、しかしながら賭けでいう大穴はどこかに必ず隠れている筈です。さあ探し当てましょう巨大な穴を、以降不景気地獄と危惧される2020年開催のスポーツの祭典が終わる前までに。



上掲画像はタイトル『文字乗せEX』より抜粋のビジネスシーンになります。ノートPC一つで個人が始められるビジネスは結構増えていますが、その後栄えある成功を収め今も躍進冷めあらずの方がほんと羨ましいです。金コネ人脈に事欠かないどこぞの御曹司(おんぞうし)ばかりだったりして。

→DEGIGA.JPサイトでタイトル『文字乗せEX』をチェックしてみる。



ストックフォト講座『素材としての質を考える』

タイトル『つくばの梅』より抜粋


夏の風情は何処へ>
今年も早3分の2を過ぎました。あのバカ暑い夏の日差しと列をなして次から次へと押し寄せる忌々しい台風のせいでしょうか脳裏に常に浮かぶのが『命の危機』ばかりだったように思います。森山直太朗が歌う『夏の終わり』をご存知でしょうか。あまりに日本的で風情漂う夏の暮れ特有の情景にあふれた穏やかさなどコレッポッチも感じなかった今年の夏、確かに何故か慌ただしかっただけのように今思い出されます。

そんな残念な夏ではありますが、皆さんの中に何処かへ出かけストックフォト素材としてウケそうな傑作を捉えたなんて人はいるのでしょうか。毎年恒例の女性モデル専科夏バージョンなる取材陣もそれなりに居たと思われます。友人云々の知り合いの紹介から比較的低予算で撮影できた方、直接の彼女とかもありますが、まあいろいろな場面場所で思い思いに頑張ってモノにできれば後はハッキリ言って売れるか売れないか切実にそこが最終問題なんですよね。


インスタの#ストックフォト>
今タイトルである所謂『質』の件ですがその質とは何かまたどの部分にウェイトを置くか、結構その辺は売れる重要ポイントの一つと考えられますが如何でしょうか。今人気SNSの一つと称されるInstagramのハッシュタグに勿論ですが『ストックフォト』があります。最近は結構な人数が集まるようで6000人を越えてきました。そんなページで目につくのが若々しさ全開に演出される女性モデルの画像です。

私の投稿画像にも『#ストックフォト』(日本語表記)を割り振っているのでそこに表示はされるのですが何しろ怒涛のごとく投稿されるモデル専科に押されて最近はアッと言う間に下方に追いやられる始末です。そこはさて置き兎に角他の方の投稿画像をチェックしてみると、まあまあキレイに表情よく撮れていますし光線の使い方も流石という風に見て取れるのですが、ことストックフォトで売れるか?と言えばその都度微妙な感じを受けています。

それは何故かと言いますと私が昔写真店勤務時代に頻繁に主催したご年配方を集めたモデル撮影会のカットに酷似しているからに他なりません。「◯◯ちゃんこっち向いて〜」「その笑顔素敵!いいね」「はいオーケー」みたいな会話が飛び交う如くの投稿が多い事。確かに絶対に売れないとは申しませんが何とも商品としてのセオリーに概ね欠けた画像に見えました。

文字スペースは完全に無視、一体何を伝えたいポーズかも理解不能、当然撮影場所もここに決めた目的や狙いは皆無、いわば撮影者本人が思う感覚のみで捉えたという代物がかなりを占めているという状況です。ただし裏読みすればライバル同士の駆け引きというある種の側面も伺え『実態を隠す』狙いがあるのかも知れません。

という訳で今その『質』とやらをそれとなく語りました。まずは目的と方向性、そして統一性を保たせたストーリーの組み立てはどの分野に於いても外せない重要項目です。そのためのアングルや光、場所、衣装ほか小道具、人数も含め必要なモデルのキャスティングが自ずと決まってくるので、協力スタッフとの共有を図る上でも事前に具体的なそれなりの絵コンテにできるだけ多くを落とし込んでおくべきなんでしょう。


海外ブームの終焉>
ストックフォト素材は『預かってくれてなんぼ、売れてなんぼ』の世界なので代理店担当者にまず共感を得て更に多くの企業に商業活用される事が最終到達点であり、ただでさえ今や数十万人にも及ぶ全世界のストックフォト作家がしのぎを削る過酷な現場を思うに、そこをどう生き延びより成長させられるか、もはや一歩たりとも後ずさりはできないのです。

それではその中での最大の激戦区である風景専科の分野はどうでしょうか。1セット100万円ほどにもなる最高級の新型機材をぶら下げて野山を駆け巡りこれでもかと捉えた傑作は数知れず見聞きしますが、「これは違うだろう」的な画像(動画)は無論存在します。贅沢にも中には海外撮影物も散見される訳ですが基本売れません、どうしてか。需要が無いからです。

ワイキキ?アメリカ西海岸?ニューヨーク?パリ?時にマレーシアや中国のアジア地域なども見かけますが、もはやこんなご時世で観光訴求の魅力が薄くなり世界が遠かった当時のバブル期と違って関連企業がこぞって使う道理が無くなったのです。先日入ってきた情報では世界の絶景を網羅するあのJTBフォトライブラリーが閉鎖したとか。つまりそういう事なんです。

トロピカル系の代理店の多くが既に姿を消していますし、なかなか難しい局面ではあります。更には国内の超有名観光地や絶景の名所も溢れるほどその在庫数は飽和していてよっぽどの高い質を誇らなければ厳しいです。ここで言う『高い質』は即ち『使い道』に他なりません。どれだけの年月通い詰めてもどれだけの決定的瞬間をものにしようとも結局その画(え)の使い道が乏しければそこに傾けた全てがオジャンになるのです。


高品質の源は東京にあり>
となると撮影現場は自ずと狭まるのですが、さて何処でしょうか。概ねハズレが少ないのは『東京都心風景』でしょう。見上げる摩天楼や高層ビルから俯瞰する美観スケールは昼夜を問わず絶景の宝庫であり、特に地方居住者の憧れの的。経済や技術、ファッション最新カルチャー発信基地がまさに東京なので、メッカの何処を切り取っても絵になるのです。そこをいかに素材として活かせるかが腕の見せ所。

いつの時代も『東京』はベストな被写体ではないでしょうか。しかしながら国内で最も規制や取り締まりが盛んな地域でもあるので撮影には最善の配慮と注意が必要です。中でも著作権肖像権色々と厳しい大手代理店のアマナイメージズさんなんかは場合によって例え施設外からの撮影であっても無許可(無断)取材と分かれば否応なくバサッと落とします。


今回のまとめ:
要は広告を司る企業が使いたいかそうでないか、使うにしても他者のものと比べてより求められる強く明確な画になっているか、コントラストの扱い等々も含めコピースペースを念頭に配慮されているか、出来栄えに的外れの時代錯誤はないか、人それぞれまだまだ様々に捉えどころはあるといいますか兎に角はお客さんが思わず「買いたい!」と唸(うな)るくらいの理由を探求する他はありません。互いに頑張りましょう。



上掲画像は先月発表しましたタイトル;つくばの梅です。今回も相当上から目線で語っている割には、「おっさんのそれって売れるのかい?」と言われればまさしくその通りかも知れません。何せテーマが需要薄の『梅』の風景画像ですから。

しかし相当に早い段階でのお披露目はそれだけでも認知度には貢献します。代理店担当者の記憶に残りその販売ベストシーズンにピックアップ対象ともなり得るでしょう。何と言っても他で殆ど見かけない『つくば』限定商品という希少性からも、その関係筋の方々から見れば最新版ならではのお値打ちものかと。

→DEGIGA.JPサイトで『つくばの梅』の詳細をチェックしてみる。


ご来場者

プロフィール

写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

Author:写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

◉仕事:
プレミアムストック画像・動画素材の制作全般

◉契約代理店:
アマナイメージズ
アフロ
イメージナビ、その他

◉ビジュアル素材の購入:
DEGIGA.JPサイトの各サンプル画像下部『直リンボタン』で主要代理店の販売ページ直通!

◉SNS:
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ストックフォト魂(YouTube)

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