CG素材の最新作、予告第二弾を公開!

CG新作予告2

今年も残すところあと二日、一年って長いようで過ぎてみると意外に呆気ないものです。仕事も順調病気一つせず体も元気で乗り切れた方はそれこそラッキーなんでしょうけど、本人は特段の変化もなく普通にただ当たり前に過ごしただけとしか感じていないかも知れません。

まあそれが一番でありストレスを絶えず抱えて何かと世間が気になって仕方がない人が少なくないのもまた事実で、不安定な働き方だったりが続けば誰しもそんな心理状態に置かれるでしょう。私などもその中の一人なのですが本当今年はヒヤヒヤの連続でした。いや今後も止めどなく更なる苦境に喘いでいく可能性もあります。

せめて今年がその最低ラインのドン底であって欲しいですし来年がいい意味でのリバウンドになってくれればと淡い期待を持って新年を迎えたいと思っています。ニュース報道ではこの『いざなぎ景気』にまだしばらく続く傾向が伺えるとしその辺をしきりに強調して伝えていますが、単なる株価誘導なのかそれとも間に受けていいものなのかはとどのつまり『結果』でしかなく、単に世間一般が良かったからといって自分に同様の恩恵がもたらされる確証はありません。

何しろストックフォト業界は今や安売り当たり前の風潮が大勢を占めている訳なので、勿論『いいもの』を作ればお金と時間、またそれに掛かるエネルギーもハンパありませんし、今の窮状下で仮に無理を推してそこでいい結果が出せなければもはや後はなく海の藻屑と消えかねずで大胆な攻勢に出る事が許されない自身の置かれた立場に憤慨したまさに苦痛の一年でした。

さて来年こそ何をすべきなのか、出口はどこにあるのか、それなりの対価を払ってまで使いたいと感じる今後大いに求められるストックフォト素材とは一体何なのか、またそれがCG素材であるならばテーマと形そして利用分野についてよりじっくり探りを入れて少しでも外れくじを引かないための努力は惜しまず全力で挑むという事、何はともあれまずはそこからでしょうか。



昨晩日テレのお笑い番組『エンタの神様』をテレビで観ていたのですが、中盤あたりでしょうか以前から結構気になる芸風の一人陣内智則氏の番になりました。お題は過去にも何度かお披露目する『脳トレ』のアレンジ版で、途中『アハ体験ゲーム?』だったと思いますが、なんと私の預け入れするストックフォト画像が使われていてびっくりしました。

最初に出てくる『警視庁』と記されたA型バリケードと年季の入った旧派出所の壁の画像がそれです。それが花々で覆われた鮮やかなどこぞの洋風な窓辺に変化するというシーンなのですが、何しろ興奮していたせいか何が面白かったのか記憶していない始末。陣内氏自身が自らセレクトしたのか関係者が用立てたのかは分かりませんが使われたのは事実であり、安くはないそれなりの価格で購入しているのでしょう。兎に角有り難いの一言です。

このような形で分野様々に活用場面がより一層増えてくれる事を願うばかりです。

さて年明け正式発表を目前の本日が新作CG素材予告第二弾となりますが、何やらミニスカートを履いた女性の足らしいですね。と、何故か作った本人が疑問符をつけてますが、今回もまた小さく『ILLUSTONE』という文字があります。皆さんはとっくに察していると思われますがそれこそ単純に『イラストーン』(造語)と読みます。まあイラストのようなトーンを施した3DCG画像素材と理解して頂ければ結構です。

この一連の予告画像ですが、800×600ピクセル画面に商品としての最大サイズ長辺4800ピクセルをそのままはめ込んで表示していますので実際に見えている部分はほんの僅かになります。見えそうで見えないなんて何となくイヤらしいですが、人の真理といいますかそれなりにそそられてこそ次回に続くというものなので年明け早々の予告第三弾も是非ご期待ください。

当ブログ『デジ画の日々』の今年の投稿は本日までとなります。本年は例年を上回る多くの方々にお越し頂き誠に有り難うございました。合わせて私のPRサイトでありますDEGIGA.JPの活動にも変わらずご注目頂きますようお願い申し上げます。2018年が皆様にとって展望と更なる開花の年であります事を願って本年最後のご挨拶といたします。



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CG素材の最新作、予告第一弾を公開!

CG新作予告画像

7月6日以来およそ半年弱のご無沙汰でしたが、久々のCG画像素材の新作登場予告になります。正式公開は年明け、ストックフォト販売代理店さんの始業日(概ね5日)を予定しております。

上掲画像を見ての通り基本イラストをイメージする雰囲気が漂っています。思いの外カラフルであり、その派手気味のベタ色と境目に引かれた黒線に混じって何やら『ILLUSTONE』というアルファベット文字が小さく記され、さてこれは何を意味するのか。そしてこの見慣れない単語はなんと読むのか、実に興味をそそられます。皆さんが年末休みに入った頃に当予告第二弾を発信したいと思いますのでそちらも是非お楽しみに。

いよいよ崖っぷちのストックフォト稼業の成否を賭けた本気の勝負の年が明けようとしています。今新作がそんな先駆けともなる2018年スタートの第1発目のお披露目という事で自身相当の想いをそこに投入しているつもりです。これを足がかりに今後CG作品が怒涛のごとく登場してくると思いますので合わせて是非ともご期待ください。

上述の『稼業成否』の件ですが、正直今年はホント毎月が厳しい売り上げの連続でした。最後の最後まで復活する兆しはなくむしろ年の後半になって低迷に更なる拍車が掛かった感は否めません。混迷とはまさにこんな有様を言うのでしょう。

結果この1年365日、確実に売れる画期的な人気作品を仕上げる事が出来なかった末路といいますか、おととしを上回る売り上げ不振に気力ここに尽きた敗北感に今、打ち拉がれているその悔しさを仮に例えるならば、マスコミに注目されこれまでダントツの有望格であったにも関わらず先日のフィギアスケート五輪選考会で敢え無く散った本田真凛ちゃんの失望感にも似た心境かも知れません。

しかしながら勝負はまだ終わっていないと強く信じ今後も元気良くこの道を邁進していく所存ですので、変わらぬお力添えと応援を来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

同じような惨めったらしい内容で恐縮ですが、昨日DEGIGA.JPサイト内の『気まぐれコラム』を更新しましたのでよろしければお読みになってください。

→DEGIGA.JPサイト『気まぐれコラム Vol.13』を読んでみる。


ストックフォトに携わる皆さんの中にも私同様の悩みを抱えておられる方はきっと多いと思われます。「今年はめっちゃダメだった」「何でこう毎年売れないのかな」「何がいけないのだろうか」「売るのって簡単そうで難しい世界」「俺にも何かヒントくれよ!」「やめたやめた」「趣味の域じゃつまらん」「悔しいから機材を新調だ!」「いや〜売れて売れて困っちゃうな〜(うそぶく見栄っ張り)」「ステマにまんまと騙された」

このようなマイナー路線に陥った方々にしてみればストックフォトセールスの現実を知る上で私の毎回書くこれまでのブログ記事が立場それぞれに皆さんの何らかの気づきに繋がっていれば幸いです。今更ですが、当ブログ『デジ画の日々』タイトルの前のサブ『広告素材のバロメーター』とは紛れもなく私の現状を通してその世界をリアルタイムに知る手がかりを意味合いとして後に追加した言葉です。

過去とこれから起こるであろう数ある事象を踏まえ、そんな私のたわい無い経験が皆さんの挑む成功到達へのヒントとして少なからず伝わるものがあるとすれば今後もその自虐に懲りずにドンドン書き続けていこうと思います。お暇な時など気兼ねなくむしろ積極的に当ブログまで足をお運び頂ければと思います。

大晦日まで残すは一週間、それではまた後ほど。



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お馴染みFEATUREセレクトページに『ハイテクセレクト』が追加!

ハイテクセレクト新登場!

もう久々になります。最後の更新は先月初めだったでしょうか。一ヶ月強のブランクを経て昨夕『ハイテクセレクト』がDEGIGA.JPサイトのあのFEATUREセレクトページに新たに加わりました。今の世の中デジタル革新が世界的な潮流とあって絶えずしのぎを削る多くの所謂ハイテク企業にとって製品のより効果的な宣伝戦略は欠かせません。

まず訴求の常套手段といえばイメージ戦略ではないでしょうか。イメージといえばデザイン。『如何にも』を買い手の目にしっかり焼き付ける事は相当な効果を生むに違いありません。何しろ視覚は五感の中で最も強い刺激を受けやすい部分でありそれによって人は普段以上に想像し衝動が掻き立てられる事象はこれまでの心理研究でも既に明らかな訳です。

となれば言わずと知れた商品サービスの要、それが『ビジュアル素材』となります。今の世の中はまるで未来映画を見ているような錯覚に陥るほどにバーチャルなものに溢れかえっているとは思えないでしょうか。ゲームしかり映画しかり当然その技術は各方面のコマーシャルで頻繁に活用されています。

オーバーヘッドモニター装着によるリアルな擬似体験や体感的視聴を可能にする4Dシネマ、街中ではスマホを使ってAR(拡張現実)を気軽に操る事もできます。そこに勝機を見出した企業が盛んにそんな真新しい新手の広告戦略を画策しさらにその進化はもはや尋常でないところまで来ました。

まさにハイテクの黄金時代を迎えたと言っても決して過言ではありません。そんな最中にあって欠かせないのがハイテクバックグラウンドになります。これまでも様々なその時代に即したデジタル系ビジュアル素材が登場しそれなりのハイテク(以外も含め広く)企業の多くに利用もされてきた訳ですが、うかつにも現代にマッチする素材がどれだけあるのかといえば以外にその数の少なさに驚かされます。

実際は過去の使い古しばかりの素材が目立ち「とりあえずこれでいいや」的な解釈で使われるパターンが大勢を占めていると思われるのです。やはりここは多少でも普段大手販売代理店の巨大な販売棚の裏に隠れてお目にかからない、実は結構今イケそうな素材が間違いなく存在する訳で、まさしくそこに光を当てようと思い立ったのがこの『ハイテクセレクト』企画なのです。

今年もあと一ヶ月余りで終りを告げる訳ですが、新年早々特別分厚い新聞が届く元日に載る膨大な広告を思い出してください。その多くがおよそ大企業でやたら目立つ今年の誓い的な文に新年挨拶が合わせて書き添えられています。そしてその背景に多いのがテクノロジーやグローバルそしてダイナミックな地球画像ではないかと思うのです。

エコロジー、教育福祉、物流、保険、身近な各種ハイテク機器の紹介等々ウェブを絡めて発信されるあらゆる方面にもはやハイテクバックグラウンドはどの業界分野でも当たり前に欠かす事のできない効果極まる素材であると確信しています。年が明ければ次に来るのが新年度です。そこに於いても当然ながら同様にハイテクビジュアル素材が大量に使用されてくると思われます。

企業の先進性、未来への展望、グローバル企業としての壮大なロマンを視覚的に訴えていく事は新たな道を開く企業理念そのものと理解されるのでしょう。如何に時代背景をそこに映し出せるかが今後の新たなビジュアル素材に託された使命と言えます。

ただ制作時の創作イマジネーションが何でもかんでも機械的表現に向かえばいいという訳ではありません。一見ハイテクと区別される素材であってもその業界に関係する内容を含みさえしていればそこに載せる文章如何でどうにでもなってしまう事はご承知と思いますが、視点が広がればそれだけ曖昧さが残るのもまた事実です。

その辺も今回は思いの外加味して計84点をセレクトしてみましたので合わせてご賞味頂ければと思います。以下よりリンクされて是非一度ご覧くだされば幸いです。

→DEGIDA.JPサイトにて『ハイテクセレクト』をチェックしてみる。


時代の変化でしょうかこのところ目下期待のCG素材の動きが鈍いように感じています。それが格安のマイクロストックへのユーザー流出が原因なのか、ブームとして従来の定番であるCGから敢えて実写への移行が顕著になっているのか定かではありませんが、肖像権や所有権と商標など煩わしい許諾もなくササッと使えるCG素材でもあるのでもっと存分に積極利用いただけるよう切に期待しているところです。



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日の目を見たいRF-EX素材の存在とその価値

amanaimages-RF-EX

従来は同業ストックフォト作家さんへのタメになる?情報なりをおおよそ勝手な思考で当ブログを綴ってきている事はご存知かと思いますが、本日はやや方向を切り替えまして直で広告宣伝をさせて頂こうという向きで書いてみました。ホンネで言わせて頂ければ「こちらの情報は是非とも素材を日頃購入されているお客様に閲覧して貰いたい」という事です。

マイクロストックを主に活動されている方もしくはその作品のみ購入されるお客様にはあまり有効ではないかも知れませんが、興味本位物は試しで結構ですのでまずは最下部リンクよりジャンプしてその詳細をお確かめ頂ければ幸いです。さて話を続けます。

RF-EXというストックフォト販売形態をご存知でしょうか。当ブログで何度か説明もしていると記憶しますが、所謂『一つの代理店が唯一一社独占で販売権利を有するロイヤリティフリービジュアル素材』の事で他社さんには存在しないオリジナリティーの高い製品をいいます。確かにそこから派生する似たような素材は他社にも存在する訳で、私自身で言えば技量もセンスもまた思い浮かぶイメージ等々どうしても似たものになりがちなのは避けて通れませんで、そういった意味から果たして完全なオリジナルと言えるかは保証出来かねます。

まあそれでもそれはそれで兎に角は構図やトーンなど他社には間違いなく存在しない素材であり一応オリジナルとしておきますが、そんなRF-EX(一社独占販売型ロイヤリティフリー製品)はもはやご存知のように販売代理店サイトの売り場の中の極めて大量な販売素材の中にことさら紛れ散っています。という事は素材購入者が各々選り分ける事は大概の場合不可能な訳でそれにも増してRF-NE(非独占素材)とRF-EXの差異をほとんど見分けられないのが現状です。

売り場ページの上部操作ボタンにはRM(貸出形態によって料金設定)タイプと上記(RF)の切り替えが目に入ります。それを操作する事である程度の選り分けは可能と言えますが、流石にRFの更なる選別ボタンは設置されていません。販売に於いては出来ればそういったサービスも欲しいところですが、今のところどの代理店にもその動きはないようです。

実は同じRFでも独占と非独占ではやはりそれなりに質が異なります。EX(独占)素材は一味も二味も違います。その代理店により即した考え方からの発想で仕上げられているせいでしょうか、設計一つとってもそこは相当に考慮されていると言っていいでしょう。少なくとも私はそうして気を使いつつ制作しています。

また、仕入れ担当者さんから直で制作案件の依頼がかかる時がままありそんな制作も出来うる限り積極的に請け負っています。一度機に大量にさばく事は困難ですが、それでもこれまで1テーマ50点程度はこなしてきました。アドバイスを受けていると言いますか、個人的に制作に行き詰って気乗りしない時期では意外な救世主ともなり有難くも感じている次第です。

これまでの長い付き合いから察しも付くのか、その都度引き継がれる担当者さんも私の過去作品にはそれなりに注力して頂いているのでしょう。そういった訳で取り敢えずそんな私のRF-EXをご精査して頂ければと急遽本ブログにしたためました。無数に散りばめられてまるで迷宮のような売り場をひとまず離れてある一作家のオリジナルをじっくりとチェックするのもまたオツなものです。

これを機に以下リンクアドレスをブックマークして頂ければ大変光栄です。まずは皆さんがよく知る国内最大手、amanaimagesさん預け入れRF-EXをご紹介いたします。ごゆっくりお楽しみくださいませ。

→アマナイメージズサイトで石関ハジメ制作のRF-EX素材をチェックしてみる。



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ストックフォト素材の販売価格は見直せないのか

ストックフォト素材の価格差

『インスタ映え』なんて言葉が流行って今年の流行語大賞ベスト30にノミネートされました。それだけに今の若者特に女性とSNSの関わり合いの盛んさを示していると言えるのでしょう。当ブログでもSNS関連についてここしばらく頻繁に取り上げているので既にご存知かと思いますが私も勿論それなりに若者に混じってインスタグラム投稿を楽しんでいる口の一人です。

投稿の度に『いいね』をくれる人、思わずフォロワーになってくれた人たちのほぼ全員をフォローするようにしてより広いコミュニティーを形成推進している訳ですが、とにかくその都度お礼といいますかその方たちのプロフィールページに赴いてそこで気になる画像に多い時で数点まとめて同様『いいね』を入れています。

中にはそこそこプロ級の方、いや完全プロもいるようなのですが、まず自分が『いいな』と思える画像(動画含む)のハートマークにためらう事なくチェックを入れます。何気に上から目線で審査員気分を味わっている面もあるでしょうか。そんなソーシャルメディアで最近注目を集めているのが『スナップマート』などインスタ写真を主とするストックフォト販売サイトです。

そこについては紹介も兼ねて以前に話題にした回がありますが、何と今ではInstagramに投稿された画像を商売に使おうとするストック会社の参入もさることながら大手老舗でもそんな画像を集めだし販売に繋げる動きが出てきているようです。上述の私がチェックする画像の殆どは多分ですがストックフォトで十分機能するであろうと推測できます。そのくらいいい感覚でムードを捉えているので、いや既にストックフォト販売に参加しているかも知れませんが、さて実際はどうなんでしょうか。

紙媒体が廃れたと言われて久しい訳ですが、ここに来てその販売価格は益々低料金化して来ている事は皆さんもご承知と思われます。いわゆるアナログ装置を介する印刷環境が盛んであった頃のストックフォト素材の価格はかなり高額で取引もされていた訳です。今もその価格帯に余り変動は見られませんでおおよそ¥30,000辺りが相場かと思います。

光デジタル通信の更なる進化によって2008年前後に突如登場して来たマイクロストックの台頭とその後の不景気(デフレ)と震災等々の影響が重なった事から所謂その素材そのものの持つ価値基準が一気に低下し、またそれによってある種の垣根が取り除かれ高級機を片手にプロに憧れを抱くアマチュア作家の怒涛のような参入が遂には業界に異常なほどの価格下落を招く事になりました。

代理店の中にはどこぞの寄付を募ったりアフィリエイト集客目的で画像を全て無料配布する輩も現れるなど、まともな運営など悉く不可能な状況と言っていいでしょう。これも新たな時代に即したビジネスモデルと言ってしまえばそれまでですが、大概はしばらくして消えていく運命の商法が殆どであり去ったあと残るのは惨めな残骸のみ、一旦下がった価値観が元の鞘(さや)に戻る事はありません。

そういった現状を踏まえながらもただ少し腑に落ちない面はあります。上掲画像の文章にもしたためましたが、同じ質量で仕上げられた高精度の画像があったとしてそれが使われる(買われる)媒体によっての価格差が尋常でないという事です。確かに不景気でどの企業も疲弊していた当時ならそれも仕方なかった訳ですが、最近は株価も23,000円越えと好調でGDPの直近の数値も良好、外需企業の利益率の向上や設備投資も盛ん、新卒内定率97%超というニュースが頻繁に流れる中そこに倣ってそろそろストックフォト素材も価格設定を改めてもいい時期ではないのかと思う訳です。

まずはストックフォト素材を使う企業がそこを自覚すべきと思いますが、よく聞くところにウェブ業界は恒常的に予算が少ないので安くしてくれないと困るのだそうです。本当にそうでしょうか。景気を巻き返しつつある大企業はもちろんの事繁栄の途にあって様々なECサイトがぼろ儲けしている昨今に於いて下請けの制作会社に払える予算がないなどとは到底思えません。都合いい底値条件をただ意地悪く固定しているに過ぎないであろうと想像します。

特に大企業が運営しているサイト構築にどれだけの予算が投入されているかといえばそれは上記繁栄時の紙媒体を超えるほどの予算配分に他なりません。つまりウェブ広告戦略への大掛かりな投資はもはや当たり前になったと言い切れます。広告費はそりゃあ安いに越した事はありませんが掛けるべき場所にはしっかり予算を組み入れる事が健全な方向であり紙媒体の頃は皆そうしていた筈なのです。

素材の制作者側から言わせて貰えば一つに「作るエネルギーは高くも安くも同じである」という事です。素材一つが単に業界やサイズの大小で価格差がとてつもなく拡大するというのは果たして真面といえるでしょうか。関係する全ての業界はその辺の意味のない負のしがらみを率先しいち早く取り除き健全な利用形態へと方向転換するべきと切望する次第です。

でないと優れた神業を発揮している数少ない貴重な職人が急速に減少し持て囃される人とそうでない人との格差がより進んでただ単一的な物ばかりが増え新鮮かつ幅広く個性的な素材が生まれにくくなってしまいます。制作者も一人の消費者であり生活力もそこそこ持ちうる力をふんだんに発揮して多少なりとも世の中を回している訳です。仮に私の場合を以下の例に挙げるならちょっと生意気な言い方になるかも知れませんがお許しください。

従業員が200〜300人の私のよく知る会社で上掲画像(グローバルイメージ)を作れる人物が何人いると思いますか?およそ人口50,000人の地元自治体の住民の中にこれを描ける人もしくは商売にしている人は何人いると思いますか?あくまでこれまで携わった私の経験値ですが、前者は0人、後者でも私を入れてたったの3人です。そのくらいに貴重な存在なんです。

普通に風景を写したり知人のかわい子ちゃんを撮って預ければそれでもそこそこ稼げる人はいると思いますがそんな方の多くはマイクロストックに預けてしまっています。もしも大手老舗ストックであればほぼ却下される画像であってもマイクロならばそれなりの数で預かってくれます。代理店にしてみればその人の作品が売れようが売れまいがどうなろうが全体のパイが大きければそれ良しでいいも悪いも社会貢献の礎とは裏腹に会社(経営者)が儲ける事が善であり全てなのです。

最低最悪のギャランティーで優れた作家が育つ訳がありません。


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

Author:写真家・CGクリエーター:石関ハジメ

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