マイクロストックの出現は必然だったのか

タイトル『EARTH UP』より地球の崖っぷちシーン


台風が地震を引き起こす?>
何だかまたまた台風騒ぎになってきました。今月末あたりに本州上陸するかもと予想される台風24号の今後の進路が気になるところですが、そのあとに繋がるように続けて25号が発生した模様でこちらもさて、その行方が気がかりです。

私の事あるごとの勝手な想像で恐縮ですが、今夏は梅雨明けと同時に驚異的な猛暑の連続で日本のみならず世界各地とりわけ地球の北半球では甚大な災害が頻発しました。確かに専門家も交えて皆が言う『異常気象』である事は否めません。ただそれと同時に日本では北海道の大地震などこちらも広い範囲で頻繁に起こっています。個人的には不思議と大雨続きの直後に決まって発生が際立っているようにも思えるのです。

とりわけ北海道は台風通過の翌日に起こりました。そこには何か深い因果関係が存在しているのではないかと疑ってみた訳です。まず言えるのが大量の降雨がそのまま地表内部へと染み込みそこを無尽に走る地下水脈路の多くを短時間で尽く膨張される事から各所で土壌がえぐられ地盤そのものが僅かづつズレ始める。その挙動が細かな振動を誘発し本来なら穏やかに沈み込むマントル帯に異変をきたし、十数キロ下部である時ドスンと何かが起こる。

そしてもう一つは気圧の急激な変化があります。赤道直下でこれだけ幾度も台風が発生するという事また局地的豪雨が取りだたされる昨今に於いて大気の気温変化は過去にも増して非常に著しい訳です。極地の氷は溶け氷河の後退など地球的バランスの危機的な惨状を伝えています。もはや従来の気象観測データが当てにならないほどにいよいよ新たな局面に入ったとそう思えるのです。

話がややそれましたがつまりはそんな気象の変化著しい度合いに応じてそれに伴い海底奥深くにしろ陸地山間部にしろ地殻変化も自ずと影響を受けて然るべきです。鉄道で聞く事に夏に線路は伸び冬になると縮むと言われます。これと同じような現象が地下でも起こっているとは思えませんか?停滞前線などで地表が極度に冷やされてそれが地殻地層全体の収縮を引き起こす。

じわじわとそれは繰り返され積み重なってある日突然硬い岩盤を引き剥がしてバチンと事切れる、あり得る話だと思います。「そんなバカな、過去にそんな事誰も言ってないし、今までそんな事論理上一度も起こってやしない」特に専門家の方々学者さんはこぞってそう言い切るでしょうが、『過去のデータはもはや通用しない事象』『想定外』とすればどうでしょうか。かつて人類が経験した事のない、いやその現象が地球創生直下の数億年前の話だとしてそれが再び始まった。

事実であれば人類生存にとってかなり厄介な未来が待っていると言えます。まだ誰も知らない恐ろしい自然界の必然がもう目の前まで迫っているのかも知れません。


時代が求める必要悪>
という訳で前置きが長くなりました。ここで話は極端に飛びますがそんな『必然』を言うのであればその最たるマイクロストックの出現は今更ながらまさしく社会の現状が生み出した『必然』と思えてなりません。これまでマイクロ悪と訴え続ける私ですが、よくよく冷静に判断すればむしろ『必要悪』と言い換えられる部分もあります。

かつての紙媒体でその勢力を振るった従来型ストックフォト素材があのインターネットの到来で巷の技術はアナログからデジタルとここ十数年で一変しました。数GBの重いデータですらものの数分で世界各地に容易に転送可能になりその回線網は我々人類に分け隔てない恩恵を与えています。となれば何をするにもネット利用は重宝な訳なので今やビジネスのコアと言っても過言ではありません。

ストックフォト素材もそんなビジネススタイルの中核で利用されている昨今はもっぱらネット広告に依存せざるを得ない状況になりました。即ちその素材自体がネット利用では極小データで済む事になり急速に押し寄せる各国をまたぐグローバル化の波によって価格は世界基準へと押し下げられそれはいつしか『必然』と成り果てたのです。

市場を牛耳る大手老舗代理店に於いてもその縮図の変化を改善する事は容易ではなく無視できない状況に苛まれています。まとめて素材一点単位割安にするサブスクリプション販売が定着しつつあるのも頷けます。他社がやれば当社もやらざるを得ない負のスパイラルは止めどなくこの市場をあっという間に混乱の渦に巻き込みました。それはもはや回帰不能な不可逆的現象と捉えるべきなのでしょうか。

元は海外エージェンシーの一つを運営する当時の経営者が考案した手法と聞きますが、彼の考えではそれが巨大なインターネット社会という未来を見据えた画期的な販売の新たな方程式(ビジネスモデル)であったに違いありません。しかしながら巷の噂から現在その画期的と謳われるマイクロストックの既存ビジネスはややもすると崩壊へと駒を進めつつあるようです。


経営者は常に『現場を育む』理念を持って>
極めて安価なこれまでの売値が預け入れする制作者の活動を極限まで圧迫し遂にはその需給バランスを尽く欠き一人また一人と徐々に脱落者が増えているようで、運営側は止む無く従来型同様に一部値上げに転じる高級路線策も打ち出し始めています。言ってみればブラック企業体質を改め始めているのか、つまりはマーケットの取りこぼしの補完であり古くからの商習慣として少なくともこの日本市場の拡販に於いては激安攻勢のみでは相当無理があったと思われます。

実際にマイクロで儲かってウハウハの人はこれまで殆ど聞きません。大部分は数百円から行って数千円がせいぜいでとても事業としていやいや普通に飢え死にしてしまい根本的に成り立たないでしょう。儲かっているのは預かる側の代理店関係者のみで、そこでさえ正社員は創業者含む仲間内上層部数人で多くが女性パートをはじめ非正規や派遣社員を起用するなど相当安くこき使われているかも知れないのです。

今朝のトピックでユニクロ関連の記事を読みましたが、コメント欄には接客対応に絡む報酬是正に関して相当辛らつな批判が並んでおり、そこには一切耳を貸さず「このままでいい」とばかりに当の社長の未だ飄々とふんぞり返っている姿が伺えます。更に関連記事では特に日本全国地方に行くにつれこれがまかり通る経営方針がかなり蔓延しているようで、かつての未来志向の労働環境は一体どこへ?という惨状です。

どうして今の経営者は自分たちだけ大富豪を気取りその取り分を多少なりとも社員や私のような契約作家に程よく分配してあげようとしないのかその狡猾な理屈詰めに誠残念でなりません。ストックの生業で言うなら食えなければ続編は作れませんし預けることは勿論叶わず誰しも仕方なくその場を立ち去っていく筈で、結果このまま行けば遅かれ早かれ近い将来に於いて代理店の経営に多大な影響が出てくるだろう事は明白です。常に市場は変化しています。改めるべきは改め早急かつ迅速にWinWinの関係活気を再び取り戻しマーケットの長期安定に徹した強固な次期ステージを目指すべきではないかと、まあそんなところで本日は締めくくりたいと思います。

→DEGIGA.JPサイトでCGグローバルイメージのタイトル『EARTH UP』をチェックする。



コメント

xiangtao

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マイクロストックでウハウハ儲かってますよ!
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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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