フォトエージェンシーの今後の展開に期待 - ストックフォト2013

フォトエージェンシーの今後の展開に期待

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5月もそろそろ半ばを迎えて東西地域共に穏やかな気候に恵まれてまいりました。桜前線も今は北海道辺りでしょうか。関東一円はすっかり新緑の季節です。晴れた早朝の散歩など、まるで軽井沢か那須高原を散策しているかのような清々しい風に吹かれている今日この頃です。

屋外をフィールドに活躍されているストックフォトカメラマンさんの殆どは今が書き入れ時と思われます。私も含め取材日程、タイミングや機材の選定等そわそわする毎日が連続しています。

ところで毎月の売り上げ推移が気になるところですが、皆さんの懐具合は如何なものでしょう。関連機材の購入や移動滞在には結構費用がかかるもので、しばらく売り上げ不振に陥っている方々にはその辺を考慮に入れながらの取材となります。このご時世、湯水のように経費を使えている人は少ないじゃないでしょうか。

自民党が政権を取ってかれこれ6ヶ月が経とうとしていますが、私などは一向にその恩恵に預かれていません。未だデフレのまんまです。外資の動きが最近の急激な円安で差益が顕著となって海外で事業展開されている大手企業などは軒並み黒字転換を果たしているようですが、円安と無関係な内需産業、とりわけ中小・零細企業や個人会社に働く社員(従業員)の昇給は当分先になっていくと思われます。

小規模経営の会社では、比較的社長クラスの立場の人たちは世のマイナス動向下に際しても比較的潤っていたりするのですが、その反面従業員にそのしわ寄せを被らされる事が多いものです。「今厳しいから今年は昇給無し」「しばらく残業はしない」「慰安旅行中止」「悪いんだけど何々〜」がトップダウンで強行されます。その割に社長の息子が高級車を購入していたり、経営者家族がハワイ旅行をしっかり楽しんでいたりと、「何処が厳しいんだよ!」と苦言を呈したくなります。

そういう側面から、さてストックフォト家業ではどうでしょうか。各作家からの画像(動画)コンテンツを集めて販売している代理店さんが仮に経営者側とすれば、私たち作って預ける側が従業員(下請け会社)に当たります。販売店はそれなりに利益を享受し合っている中で、作家はここしばらく貧乏くじを引きっぱなしという感も否めません。

少し前に総務省から「コンテンツ海外展開等促進事業費補助金」という言わば制作者を支援する為の制度の文言が示されたのですが、特にアニメやコミック、ゲーム制作などの現場で働く将来有望な若手作家(クリエーター)の劣悪な雇用環境の改善と賃金の底上げを狙うものです。優れた感性を持ち合わせて活躍しているにも関わらず、その扱いはブラック企業並み。年収が僅か100数万円程度で働かされている事案も少なくないと聞きます。

ところがこの制度はあくまで海外に日本の優れたコンテンツを売り込むのが主眼に置かれている政策なので、私たちストックフォト作家(写真家)には何の効力も持ちません。実際そんな制度で得をするのは先の経営者側であって実際にきちんと機能するのかは極めて疑問です。

では、ストックフォト作家(写真家)は今後どうすれば良いのでしょうか。販売価格は年を追うごとに下がっていき、紙媒体からネットへと商品価値はもはや崩壊寸前と言うしかありません。つまり、こちらからの策が既に出尽くして事切れている状況下では手も足も出ないのが実情です。

最後に残された手段、それは当のフォトエージェンシーが繰り出す新たな展開に期待する事です。いくらそこそこの利益があるといっても売り買いに変動の大きい業界故に危機感は感じている筈。コンテンツ生みの親でもある作家を蔑ろにして代理店だけが発展する訳もありません。

やはり作家さんにも潤って頂いた上で全体の運営(お金の流れ)が成り立つというものなので、コンテンツの未来の姿を再考しつつ、次代に即したビジネスの仕組みを改めて構築し直して頂けることを切に希望します。早急に。

このブログを読まれたストックフォト代理店の方およびエージェンシー協会の重鎮、面白い試みなどお持ちの方がおりましたら是非その筋へご提案を頂けたらと存じます。


結局私自身は、今のところ何一つ良い手が浮んで来ないという事です。

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