画像クリックでジャンプします。昨日14日にストックフォト大手代理店のイメージナビのサイト内容が一部更新されたのですが、実はトップページのカレンダー特集項目に現在一般には未発表の最新作であるタイトル:背景アンソロジー2がカレンダーテンプレート(提案)として掲載されました。多くの契約作家の中から僅か3名がピックアップされ私もその貴重なひと枠に入れたという訳です。
流石にその他の皆さんの内容はどれも素晴らしくカレンダーにふさわしい魅力を讃えており、まさか私の作品がそんな強豪に仲間入り出来るとは到底考えも及びませんでした。前作『背景アンソロジー』に比べ今回はよりビビッドな色彩感を謳って拘った関係もあって、確かにその辺りがカレンダーとして採用される一面もあったかも知れませんが、敢えて超変化球を送り込むというのは、現在の市場動向や意識調査という側面も睨んでの事かと思われます。
少し前の大量生産大量消費という一極集中型のマーケット狙いが今は通用せず、個々の嗜好はより分散する傾向にあります。最近は写真を絵画テイストで部屋のインテリアとして飾る習慣が一部のマニアの間で注目を集めていると聞きました。写真と額縁を合わせて数十万円にも及ぶ高額取引も個人レベルで結構頻繁にあるそうです。
実際に飾る写真はというと、国の内外を問わず一般には絶景写真が多いと思われがちですが、最近の傾向として印象派的な心象絵画風のテイストも多く好まれ、時に光のブレた線の連なりであるとか、時に排他的なレトロ感漂う情景、モノトーンや抽象絵画を思わせる斬新な画風(撮影技法と仕上げ)など多岐に渡ります。
そんな巷の要求が一体どの辺に多く存在するのかという素材の新たな価値創出へのアプローチが、業界を問わず盛んに行われている中で今作品もまたそんな思惑に絡んだ可能性はあります。私自身も一つの実験(試み)としてしばらく注視していきたいと考えます。
とにかく売れてくれることが第一である事は勿論ですが、ご興味のある方は是非イメージナビサイトトップページの特集『カレンダーイメージ』項目を覗いてみては如何でしょうか。同様の記事は
DEGIGA・JPサイトでもご紹介しています。
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http://imagenavi.jp
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