何と言っても総合力

先月から久々にフェイスブック何んぞを始めた訳ですが、地道な申請を繰り返す事2週間余り。ここに来てFB友達は160名ほどになりました。それでも多くの方の友達数を見る限りその半分にも達しておらず、更なる友達申請は続きます。友達が沢山いるという事はそれだけいいね!やコメント、シェアを頂ける機会も増えるわけですから、自身の投稿画像のより広範への拡散に繋がります。まずは知ってもらう事が大切で、こんな私でも好意的に思ってもらえる方々との出会いが一層促進される事を願って止みません。

ところでそのフェイスブックの中をタイムラインで巡っていると決まってその世界の大御所の投稿に出会います。もちろん私があらかじめ友達申請をしている訳なので出てきて当たり前ではありますが、彼らの活動報告を見るにつけ流石にメジャーだなと思わせるものをその都度感じます。

それなりの有名メーカーの後援ないしは主催により日本津々浦々で開催される大規模写真展や写真技術を指南するセミナーや実演指導に加え、出版社からの頻繁な原稿依頼、繰り返される写真集等各種専門書籍の制作出版、年に数回ある映像ショー等の大型イべントに招かれての講義など、本業の撮影取材を合わせると1年365日休みなく動いているなという印象を受けます。

どの仕事もきっと大きなお金が動いているのだろうと当たり前に想像するに、もはや現在の私の立場とは雲泥の差、天と地の違いくらいにかけ離れた存在である事は間違いありません。年齢もさほど離れていない彼らがそれでは何故今メジャーの道を歩む時の人に成り得たのでしょうか、客観的に考えてみました。

当然ながら成功者になり得るための第一歩というと、それは学生の頃の進路決定に依存します。誰でも一応の義務教育の過程から己の知識を高めてそこから目指す進路というのが決まってきますが、高校を選ぶのも大学や専門学校を決めるのも目指す進路が明確であればあるほど今何をすべきかに迷う事はない筈です。

幼い頃から写真で何かを表現したいと思う漠然とした本能にも近い感覚は多くの場を踏む過程の中からやがてテクニックや写真理論を自然と身につけていき、写真への思いは一層高まって明確な目標も出てくると思われます。有名大学の写真学部、はたまた広く芸術を極めようとする者、多くの著名写真家を排出し続ける有名写真専門学校などを経て、その後広告関連業界への就職や著名作家に師事するなど必要なキャリアを積み重ねて徐々に頭角を現していく訳です。

やがて独立してこれまでに関係してきた出版会社や企業からの依頼を糧にいよいよ本格的な作家活動が始まる事になりますが、その変遷が時代に即した独自の個性を生み出し、実働とは少し離れた場所に年数とともに一つのスタイルが構築されるというのか、関係者のつてや資金的バックアップなどが功を奏してビジネスとして遂に開花します。

一度その地位(イメージ)が確立してしまえば、依頼は増え自ずとスポンサーの多くも寄ってくる事から自前の資金は殆ど計上する事もなく高額の経費には事欠かなくなります。ただそのような貴重な存在に君臨できる確率は運も含めて相当に低い事は言うまでもありませんが、それでは私自身はどうでしょう。

写真やCGは100パーセント独学であり基本的な写真理論を学んだ学歴は皆無です。ましてや著名作家に師事した事もなくプロとしての関係繋がりは全く辿って来ませんでした。つまり写真界の「何処の馬の骨?」といった立場です。知る人ぞ知る仕事の現場を一度たりとも経験しない得体の知れぬ流れ者に誰が寄ってくるでしょうか。

稼げる人とそうでない人との差異はここではっきりした訳ですが、それでもこうして何とかやって居られるというのはストックフォトというビジネスの存在のお陰であり、少なからずその世界を私に勧めてくれた一人の恩人である事。更に自らが「広告素材とは何か?」を熟知しようとする日頃の姿勢、努力、辛抱、持続、そして僅かながらの才能ではなかろうか、と。

ただ、ストックフォトというこの業界が今やビジネスモデルとしての魅力を失いつつあるのもまた事実で、元々1点の売価に対してのギャランティーは低く抑えられ不安定な年収と相まって物価上昇とは逆行する形で益々売り値は下がる一方であり、ほんの数時間で高額ギャラを稼ぎ出せる有名作家は大学等で高度な経済学も学んでいる事からビジネスにも長けています。余程不正を働かない限り資金に行き詰る事はありませんが、私などはその正反対の境遇にここ数年延々と付きまとわれたままです。

多種多様な表現がしたくとも出来ない悔しさの中でとにかく今出来る事をやる、まだ夢は捨てていません。

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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