「何か」とは何か?

今日、続けざまにここ最近の3番目の大きな下げ幅を記録した株価の下落ですが、一時は15000円を超えるほどの伸びしろに日本全体が湧いた時期もありました。どうして短期間で急激な縮小が進んでいるのかは殆どの国民が知るところ。まさに「材料不足」が原因だと私は考えます。

国が規制緩和や原発の再稼働による安定的エネルギーの供給など一見効果的と思えるカンフル剤をいくら注入しても、残念ながら単なる一時的な痛み止めにしかならないという事です。養鶏場の敷地に散らばった鶏の群れを餌を使って一カ所におびき寄せても食べ尽くせばまた散らばっていくだけ。

こんな単純な事が何故分からないのでしょうか。日本の成長戦略にとにかく必要なのは「世界を席巻するだけの永続的かつ強力な材料」な筈です。

今の日本の強さとは何でしょう。自動車、4Kテレビ、アニメに代表されるような娯楽コンテンツ、デジタルカメラとビデオ、探査ロケット技術、原発の輸出、新幹線、高度な土木建設技術(機械)、高度医療と保険福祉分野、物づくりの伝統や日本古来から培われている和食文化、寺社仏閣、歌舞伎や能などの古典芸能、相撲や剣道柔道などのスポーツの振興、日本特有の自然環境、芸術の歴史にも奥深い趣きがあります。勿論、観光事業というものがそんな全てに関わってくる訳で、如何に外国の資本を取り込む事が出来るかが重要ではあります。

しかしながら、その辺りの事柄は全て既存の過去の産物であり今後どう振り回してみたところで即成長に繋がっていくとは到底思えません。民間に税金を配って大掛かりに支援しても所詮散らばって終わる鶏と同じ事が繰り返されるだけで、いづれ破綻します。

もう既に1ドルは100円を割り込み株価がデフレ水準に逆戻りし始めていようですし、ここに増税とTPPが加わってくれば、もう皆さんお解りでしょう。国内の内需産業の殆どは崩壊の一途を辿り、やがて日本が滅亡へと向かう実に恐ろしいシナリオが待ち受けているのです。

今、北朝鮮が静かになっています。竹島で揉めている韓国もそうですし中国だって、日本の復活騒ぎからほどなくトーンダウンしてきました。本来、経済の牽引役を努める日本に対して喧嘩を売れない様子見の状態に入ったと思われます。

日本は次に何を仕掛けてくるのだろうと、翻って半ば期待でワクワクしているんじゃないでしょうか。これだけ情報過多の世の中に於いて上述の多くのメイドインジャパンがもはや世界で差別化できないとなったなら、やはり新しい何かを生み出すしかないというのが私の結論です。そうすれば日本を中心としたグローバルがお金の動きを加速していくだろうと容易に想像できます。

さて、その「何か」とは何か?

モノで溢れて切っている、それらはあくまでバーチャルであって夢なんて何一つ叶えてくれない事を国民の殆どは既に周知しています。お金を手に入れる為に同じお金がいる事も。ただそれだけの循環が大括りでそれぞれの人生になっている。人類なんて結局そんな混沌とした世の中を彷徨う生き物に過ぎないんです。

最強の「何」を生み出しましょう。そして世界の全ての場所から差別や弾圧、負の連鎖を生み続けている紛争を無くして豊かで平和な居住空間を提供しましょう。自然と都市の共生、地球のバランスを整えていく事こそが、究極の「何か」を指し示す最後に残された未来へのキーワードに成り得る気がします。

究極の答えが地球規模になってしまった。


コメント

非公開コメント

写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


◉仕事:
プレミアムストック画像・動画素材の制作全般

◉契約代理店:
アマナイメージズ
アフロ
イメージナビ、その他

◉ビジュアル素材の購入:
DEGIGA.JPサイトの各サンプル画像下部『直リンボタン』で主要代理店の販売ページ直通!

◉SNS:
degiga.images(Instagram)
degiga.jp on line(Facebookpage)
ストックフォト魂(YouTube)
散歩写真(YouTube)

◉アーカイブス&PRサイト:
www.degiga.jp

◉お問い合わせ:
contact@degiga.jp

スポンサーエリア

最新の様々アイテム盛りだくさん
安心のアマゾンでお気に入りをGET !