前回「何か」とは何かをお送りしました。今回は別の視点から気になっていることもあるので、それを書きます。
たま〜に「日本ブログ村」にお邪魔してストックフォト関連のランク上位の方達のブログに飛んで更新ページを拝見させて頂くのですが、結構多いのが毎月の売り上げ(会計)報告です。何でこれほどまでに見ず知らずの大勢に知らせたがるのか以前から気になってしかたありません。
毎月の売り上げ金額が数百円から、いっても数千円程度で自慢しているとは思えませんし落ち込んでいる訳でもなさそうです。私自身、この話題はしばらく前のこのブログに書いた記憶があります。
日本は今、景気が上向くのか否かの踊り場に立っています。朝鮮半島では前向きとも思える南北会議が開かれ、中国の習国家主席のアメリカ訪問が日中の経済活動の今後を占っている事は確かです。上述の僅かな見返りを期待してストックフォトをやっている場合じゃないと言いたい。
「元々趣味なんだからアンタにとやかく言われる筋合いはない」とお叱りもあるでしょう。実際のところ、本業は何なのでしょうか、大学生であれば何を学ばれているのでしょうか。現在取り組まれている実益に絡むコアな部分をより強化していくタイミング時期だと考えます。
2010年の統計では、日本国民の平均年収が536万円ほどだそうですが、それに満たない世帯が全体の6割にも達しているそうです。更に300万円以下の世帯が3割超存在し、平均年収の半分にも及ばない国民は16%にも膨れ上がっているそうです。
職種(業態)によってはどんなに苦労して働いても低賃金に甘んじている方々が余りにも多い事に気づかされます。例え「趣味だから」と行っても実務(本業)を蔑ろにしていては、何も対策をとらず言われるがままに時の流れに身を任せているという事。近い将来極端に二極化した格差社会の中で馬鹿を見るのは明らかです。
「何か」とはすなわち「時間の確保」です。
日頃から儲からない写真を撮り歩いていたり、AKB総選挙を心配していたり、スマホを一日中いじっては意味のないアプリで遊んだり余計な買い物をしたりと、単なる時間つぶしでしかありません。虜になってはいけません。結局次から次へと貴方の貴重な時間とお金が吸い取られ利用されるだけで貴方自身は何一つ変わらないのです。
今ある資金を新たなスキル獲得の為の費用に充てて自身を更にパワーアップしておく事は勿論、社内で自らの存在感を高められれば立場はより有利に運ぶかも知れません。また、今いる場所を抜け出してより高収入に繋がる転職も可能になるでしょう。
政府が今の方針を続ける限り特定の富裕層だけに恩恵(配分)が偏っていくという不条理の不安がどうしても拭えません。貴方の行く手には不幸のどん底に加え、一旦落ちたら二度と這い上がれないくらいの深くて暗い闇が可成りの確率で待ち受けていると思ってください。
そんな悲惨な近未来を描いたアクション映画がありましたよね。タイトルは確か「1991」だったか?荒廃したロサンゼルスが舞台で、無数の凶悪犯たちが高い壁に遮断された監獄の中で一つのハーレムを形成しているところから話しが始まります。獄中の凶悪犯か雇われたテロリストかは忘れましたが、その武装集団に時の大統領が誘拐されてハーレム内に監禁されてしまいます。
政府の要請で、ある死刑囚(主役)の一人の男が24時間後に爆発する爆薬入りのブレスレッドをはめられて、否応無しに救出劇を展開するというストーリーだったと思います。
ラストシーンが何ともむなしい。
コメント
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2013/06/12 編集
デジ画職人
おっしゃられている事は分かりました。
確かにアクセスにこだわる人や作品の数字に喜びを感じる人それぞれで
本人が楽しいのであればそれはそれで正解だと思います。
ただもうちょっと売れ行き伸ばしたい人であれば
ストック準備画像を提示して不特定多数に向けてアドバイスや感想を求めたり
今ハマっている被写体とかテーマ、注目している作家や個展などの話題づくり等々
もっと違った面白さで繋がってみるとか、単に一方的な報告に終わらない何かを
生み出すコミュニティ本来の利用価値もありかなと思っています。
余りにもみんな孤独っぽく感じました。
別に批判している訳ではありませんのでご理解ください。
以前写真屋をやっていた頃、同時に写真クラブも運営していました。
撮影会、展示会、コンテスト応募、月一の添削(順位争い)例会、慰労会、1泊2日の撮影旅行なんかを
個別も含め結構やっていて、会員の方達には思いのほか喜ばれました。
勿論お店の利益にも直結していきます。
こちらはネット繋がりで地域も色々なのでそこまでは難しいとは思いますが、
撮り鉄さんもいるでしょうしモデルイベント大好きさん、追っかけ、風景もの、
コンセプト(心象)的なシュール好きの方だってきっといます。
私自身も勉強になりますので、是非そういった流れもあれば良いなという事です。
仕事のストレス発散(気分転換)みたいな事の記述がありましたが、
仮に実務に不安があったりトラブル他で落ち込んでいたとして、
「な〜んだ、売り上げ今月1500円か。ちェ」と思う人もいて不思議じゃありませんが、
こんなのが何ヶ月も続いたなら、私だったら余計元気出ないですね。
そんなところです。
追伸:今回のような会話ってとっても良いんじゃないかと率直に思います。
喧嘩しない程度に今後も気軽にこんな具合に話題作りしてみませんか。
> 売上発表が、一番アクセスあるんですよ。
> 単純に、自分のブログを見てる人がいるだけで嬉しいんです。
> ストックに費やした時間分の報酬が無くてもかまわないんです。
> ブログにしても、ストックのダウンロードにしても
> 少し数字が動く事に喜びを感じて、それが本業の気分転換になるんですよ。
>
> 何も不思議な要素は無いですよね。
> ほとんどの方は、こういうスタンスだと思いますが。
2013/06/12 URL 編集