まともな眼鏡にチェンジ

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2023/07/27

プライベート

ようやく両眼ピント良好＞

意表をついて今回は眼鏡のお話です。これまで長年使ってきた眼鏡が実は左右の度数が若干、いや結構ズレていてそれでも暫くかけているうちに順応？不思議と馴染んでいたりします。そんなダメ眼鏡を今回ようやくまともな眼鏡に交換する事が出来ました。上掲画像のこちら白い透明フレームがその新しい眼鏡になります。

しかし皆さんが思う眼鏡というと一般には私のように近視（乱視含む）型の場合は当然ですが人それぞれ見え方なり度数が違っていて遠方をすっきりクリアにピント合わせができるタイプを常用していると思いますが私のこれはパソコン編集用の言わば特殊なメガネになります。敢えてピントの合う位置を予めモニターから４５センチとしており車の運転や撮影取材など通常の生活では使えない仕様というのでしょうか、パソコン作業一択モノになっています。

フレームに関しても様々種類がある訳ですが今回透明素材を選択した理由に黒い影的に覆われる部分が気にならず全体が細い金属の形状に比べて所謂モノコック一体形成であるが故にうっかりぶつけたり落下に伴う変形や破損が極めて抑えられる点にあります。当然ながらスタンダードタイプの厚めの（両眼０.１）レンズ装填の割にはかなり軽量です。

確かに各店舗を巡っては更にお気に入りのフレームはあったに違いませんが兎に角は作業用であり正直高級感を競うモノではありません。なので今流行りの格安店『JINS（ジンズ）』で物色しています。中でもこちらフレームは正面フロアにセール品として展示されていたもので、+度付きレンズ（ケース・税込み）で価格なんと￥４４００という破格でした。

※来店時にかけていた眼鏡の鼻パッドがかなり汚れていたの清掃できるか尋ねたところ「無料で交換します」、いや〜何か過剰サービスすぎて気が引けます。

あくまで展示品のみという事で多少の手垢や頻繁な試着もあって丁番（つがい）は大丈夫か気にはなりましたが一度かけて仕舞えばそう違いはないだろうという事でおよそ躊躇いなくカウンターに持って行きました。後でわかった事につる（テンプル）の両サイドに淡くドラえもんの絵と文字があり、最後売れ残った原因はこれだったのでしょう。

何某かのコラボキャンペーンだったのか購入時にはドラえもんをあしらったレンズ拭きと奇抜なこれまたドラえもんの絵がある小物入れが付いて来ました。得したような要らないような複雑な気分でしたが。今は選びようで以前は結構値の張った眼鏡も贅沢しなければ殊の外気軽に購入できて便利な時代です。

ただ私が生業にするストックフォトも言ってみればこれと同じ現象で、マイクロストックなりサブスクでまとめ買いならそれこそサイズによっては１点が数円単位から選べる訳なのでこれが町の小さな眼鏡店ならさぞかし絶えず客離れに繋がる苦しい経営を余儀なくされている筈です。

非道な対価不平等に一石＞

ここで話題が若干逸れます。

先日のテレ朝モーニングショーでやっていたアメリカ俳優組合の大規模ストライキもそうですがその原因が収入の激減だそうです。映像配信会社大手のNetflixを筆頭にAmazonプライムビデオ、アップルＴＶ等々が無限に繰り返す視聴料分からの印税が俳優陣また制作当事者にほぼ全く支払われない現状への反発だそうで今闘争は相当長引くと伝えていました。（俳優？のデイブ「正式にはデイビッド」スペクターさん解説）

これまでの通念として出演料は確かに俳優の知名度により大幅に格差が生じるのですが後の印税がその額が数倍上回る事で生活が成り立っていたと言います。それが以ってゼロになる訳なのでそれこそ日本の低賃金使い捨て上等の非正規労働者におよそ匹敵します。果たして何某かの改善が促せるのか今世界がその動向に注力しています。

更に直近だとあの生成ＡＩによるフェイク制作もシーンの多くの部分で盛況のようで最早俳優要らずという点にも相当な危機感を感じずにはいられません。これが状態化すれば有名俳優以外は一切の仕事が無くなる事を意味します。ストックフォト業界もその辺には相当な懸念があるようで、アマナイメージズさんでは当分生成ＡＩなる投稿作品は扱わないという方針だそうです。

先のAdobe社もFireFlyなり独自の生成ＡＩによる作品については商用不可とした模様です。残るは別途マイクロ海外勢の動向ですが、ゲッティーイメージについては取り決め範囲内での推進の構えは依然変えておらず似た他社も追随する方向と聞きます。所詮ＩＴ企業の端くれでありやり方は至って自分ら本意、儲けが薄ければまた別の業界にその主戦場を移すだけで彼ら無法者にとってビジュアル販売は稼げるか否か、後どうなろうが痛くも痒くもない筈です。

悲しいかな、遙か昔から繰り返されてきたこれが世の変遷というものなのでしょうね。さ、新しい眼鏡をかけてより一層お仕事頑張らねば。

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写真家・CGクリエーター：石関ハジメ

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