明日14日は衆院選の投開票日ですが、皆さんは行きますか?今回の選挙の投票率はことさら激減するという噂が聞こえます。皆さんもご存知の通り単なる自民党のスイッチ切り替え解散総選挙なので基本的には何も変わらないご足労な選挙という向きもあります。
なので地元立候補者の面々をみる限り、わざわざ投票所に出向いてお決まりの候補に入れようとしまいとそれなりの檀家の面々がこぞって自民に投票する訳で、ある程度の票が行けばその時点で確定するという実に盛り上がりに欠けた選挙な訳です。と、私は視ています。
きっと300議席強を自民が採って国会運営をほぼ独占的な形でより優位に進めていく事になるのでしょう。と予想するならば、私たちの今後の運命が気になるところです。
政治家を交えて政治評論家各位が毎回火花を散らして議論する番組がここ数日盛んですが、そこで必ず出て来るのがこのほど施行された秘密保護法で始まり「集団的自衛権問題」「原発再稼働の是非」「近隣諸国との摩擦」「TPP」「労働法改正」「消費税10%」「軽減税導入の可否」などそれこそ色々あり過ぎて何が最重要でそれをどうしていくのかが正直全く見えて来ない選挙とも言えます。
いつもながら当たり障りのないあやふやな大義名分ばかりが飛び交うのが巷の選挙の代名詞ですが、今回もそのまんまという状況に呆れます。
自民党の党首が「この道しかない」と言うのなら「こんな道はどうだろう、皆さん」みたいな対案を呼びかけるべきなんです。なのに「その手が在ったか」と思わず国民が絶句する度肝を抜くような素晴らしい方策が野党からは全く聞かれません。
期待の民主も子供じみた批判ばかりで力不足ですし、共産党は今回結構人数を集めた割には何方も相変わらず「原発廃炉」と「増税反対」ばかりを声高に叫ぶだけで、それじゃあ財源確保はとなると解釈が曖昧で一向に用を成さない。
元々鉄鋼も経団連も官僚以下公務員全般もみんなが自民党に乗っかっていたい訳で、仮に他の政党が政権を奪っても後がついて来ない事には政治は前には進まないのです。この間まで政権与党だった民主党では各地域の労働組合からのご都合主義や反発の繰り返えしの中で何時まで経っても党基盤がまとまらず結果自滅していきました。
野党陣営に於いて日本の真のデフレ脱却に有効な対案が思いつかないのならば、ここはひとつ「自民党の監視」を強化していくという形で野党が危機管理の面で結束していく事こそが今国民にとって最良の期待に繋がるのではないでしょうか。党単位でバラバラに批判していても始まりません。
まずは何と言っても日本の国益が一番だと思うので、我々下々の国民一人一人がより豊かに変わっていける道を探る努力を与野党一丸となって取り組めるような新たな環境を今回の選挙を通じて是非取り組んで頂きたいものです。
人を騙すとか殺すとか、そこまで行かなくとも結構悪い人って多い気がします。行き着くところ大概が「お金」なんですよ。差別(パワハラなど)だって元は本人がイジヤケて鬱憤晴らしから入る訳だし、交通事故の多くは酒気帯びやスピード違反から始まり、人身なら「人生が終わるからまず逃げろ」で保身優先で決まりでしょう。
毎回そうですが、その都度「身勝手な行為」という事だけでかたずけてしまって普通それ以上考えませんよね。だから繰り返し起こってしまうのです。その根本には本当の真実があって、つまるところ誰もが望む本質的な豊かさそのものが欠如しているからじゃないかと私は思っています。(=心の栄養不足)
人は一定のお金を渡すともっと欲しくなり100万円が手に入ると欲求が1000万円になる。全くもって切りがありません。皮肉にもこれを豊かさと感じている人の中に必ずズルさが生まれ悪魔が蔓延るのです。
政治や経済はまさにその深層部へ切り込まない限り悪意に満ちた物欲主義は永遠に解決出来ないでしょうし我国の「本当の豊かさ」を手に入れるにはある程度の荒療治も必要かと思っています。
街角に張ってある同日開票の市議会選挙ポスターの顔ぶれはどれも、名誉名声と金と地位と権力を欲しがっている笑顔で一杯でした。
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