アートとは違う仕事

よく言われる事に、「作品を作ろう」などがあります。この作品というのはもっぱら芸術的行為の概念で用いられる言葉だと思うのですが、私も含めこれまでごく自然に使ってきました。

例えば風景写真の場合など話題の景勝地に足しげく通って傑作とやらを写し止めて額装し玄関先や部屋の壁に飾ってみたり写真コンテストに応募する事もあるでしょう。写真クラブ会員同士が定期的に作品批評を兼ねた例会を開いたり時にグループ展を催したりと、楽しい作品作りの行動パターンは豊富です。

そうこうしている内に巡り巡ってストックフォトビジネスの存在に気づく事になるのですが、中には小遣い稼ぎ、副業に留まらず脱サラまでしてストックフォトに賭けてみようという方も居るに違いありません。あらかじめ試験的に色々と試してみて驚くのですが、今まで実践してきた作品作りが殆ど通用しないんです。

ジャンルはその人なりに得意不得意はあるにせよ、それは同じ。作品とは上述の芸術的行為であってそれだけでは広告用の商品にはなり得ません。商品はお客さんが居て収益が成り立つものなのである意味何らかの利用価値を画像内に組み込む必要があります。

今の今まで目の前で起こっている自然現象の素晴らしさ、陰影の面白さ一瞬の驚きなどに素直にシャッターを切っていた人にとって商品作りを否定的に思う人がきっと多いと思います。というよりもハッキリ言って実に難しい。だから気軽に転職という訳には行かない高度な頭の切り替えが求められる分野といっていいと思います。

本当に一筋縄には行かない世界であり、お客さんがその画像を何の目的に利用しようとしているのかなど、ここしばらくこの業界にどっぷり浸かっている私でさえ予測がつかないのが正直なところです。

恐縮ながら、ここでヒントをいくつかご伝授したいと思います。

◉大手代理店と契約する
◉少なくとも数千点以上をプールする
◉世の広告を観察して画像素材の使われ方を理解する
◉その時々の流行やニュースに振り回されず普遍的なテーマに集中する
◉なんといっても強い個性を発揮して差別化を図る
◉クリエイティブスキル(生みの感性、各ソフトウェアの知識)の向上
◉PRと発信

こんなところかな。
取りあえず得したなったと感じたらブログランキングボタンと拍手ボタンを押してくれ。


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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