本当はヤバい日本＞
ここずっと綴ってきました手前味噌の話は一旦脇に置いて今回はタイトルにあります所謂『日本の危機』について勝手な自らの素人解釈を軸に語っていきたいと思います。思い過ごしまた妄想癖も手伝って大胆な発言となる事を何卒お許しください。
◉タイトル画像：
という訳でどうでしょう今の日本という国は、多分ですが相当疲弊していると私自身はそう思えてなりません。この状況の一番の根本は即ち『
少子高齢化』ではないでしょうか。周辺を見渡して一見すると特に極端な事が巷で起こっている様には思えないのですが、ニュース等でちょくちょく耳に入ってくる情報からその現状がつぶさに、何かじわじわと迫り来る危機感らしき異様な空気を伺わせています。
まず挙げられるのが
人口減少に伴う恒常的な
人手不足があり、そこに依然変わらぬ主に中小企業における事業者側の低賃金労働善かれ主義姿勢が輪をかけて庶民の暮らしにおよそ暗い影を落としています。先日の報道でも実質賃金の低下（９月統計）が１８ヶ月連続で更新されたようですが、当データは日本のデフレ脱却が未だ一向に進んでいない事を如実に示すものです。
ましてやこのところやたらと騒がれる公共交通機関の
人材不足と赤字続き路線の相次ぐ廃止は殊更地方に暮らす特に高齢者の移動の足を断つという事に他なりません。高齢ドライバーの事故事件が未だ解決ないままに免許返上が増えれば増えるほどその過度のギャップに苛まれる遠隔地では食料調達や病院通いに突如困難を来す訳で人命にも関わる深刻な問題。だからと言って長らく暮らした土地からの移住は感情的にも資金面でもそうスムーズに進むとは思えないのです。
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ごまかしが通用しない段階＞
上べだけのGDP値（国内総生産）などは単に政府によるまやかしであって真実ではないでしょう。
実体経済は寧ろ各自の置かれる環境下でその足元を見ていればにわかに現れます。生活は多少でも楽になりましたか？身も心も幸せですか？今は安泰でも今後これまで通り変わらずに豊かに生活し続けられるとお考えですか？ちょっと宗教がかって気味が悪い投げかけにも聞こえそうですが、ほぼ９割の国民はすかさず『NO』と答える筈です。
企業の立場として仮にマイナス分を補うべく値上げをすれば賃上げも出来る、だからこの問題が解決されるとは思えませんし大方逆行底なしの負のスパイラルに陥るだけでしょう。かの
岸田内閣がこの程打ち出した奇妙な減税策に何の効果が期待できるのか疑問だらけで解釈に詰まります。いっそ国民が渇望する
消費税にまずは手をつけるべきがその要望には一切耳を貸さず無視を貫くという裏に何らかの不都合な目論みが隠れているとしか思えません。
守られる金持ちは更に富みその裏で中間層以下が益々疲弊していく流れを断ち切る大いなる格差是正に向けて即刻舵を切るべき段階に来ています。このままでは今後日本経済の歯車が各所で破断しそれこそ要の流通自体の動きが鈍れば仕入分野から始まり次に来る製造部門が頓挫し市場投入が遅れれば被る品不足から当然値上がりもするでしょう。よって庶民の購買力が低下、需要のガタ落ちによる経済損失は途方もなく、ましてや石油にしても食料にしても現時点相変わらず殆どが輸入任せであり想像しただけで空恐ろしさしかありません。
コロナ禍以降酷さを増す貧困国の移民問題を皮切りにウクライナとロシアとの領土争い、今や
中東ではイスラエルとハマスとのこれまた領土をめぐる戦争が日増しに拡大し続ける中で万が一その影響からサウジ各国から仕入れる原油が滞ればその値上がりは顕著でこちら専門筋の予想では現在のガソリン価格￥１７０円前後が途端に２倍近くまで膨れ上がるだろうと言われています。もちろんガソリン価格の上昇だけでは収まりません。
石油は発電にも大きく関わりその電力で賄われる食糧生産や各家庭への供給不足なり高額請求へと転嫁されるのは確実です。各所で倒産廃業が相次いで
失業者が想像を超えて溢れてもその再就職先も同様の惨事に見舞われていれば尚更、受け皿となる企業は極めて微々でしょうから当面は国や各自治体の支援に頼らざるを得なくなります。これが教育福祉に医療現場を対象にした場合ではどうなるのか？お察しの如くこれまた想像に難くないです。
◉上画像：
私の今の
ストックフォトの収入ですが極めて絶望的な状況に追い込まれています。以前は推移を見て予想的にここまで酷くなるとは思いも寄りませんでしたが残念ながら現実と化しました。仲介して販売する代理店側の運営維持も相当厳しいに違いありませんがそのうちその何処かが倒産する場合もあり得ます。
大きなハシゴを一本外されるに等しい自らの弱い立場としては何とも言葉が出ません。月ごとの売れる点数に加えてここ数年というもの急降下気味に単価が押し下げられている現状からして全ては今の日本経済がおよそ業界分野もろもろ広範囲に満遍なく疲弊しているとしか考えられないです。以降市場経済の実態が詳らかにされるならそれを知った国民の一部富裕層が我先に順々にこれまで国内で動かしていた若しくは投資で得た大枚をそっくり他国の金融機関に鞍替えしてその後の拠点は海外、ここまで落ちぶれた日本など要はないとなり最終的には母国に手を降り平然と見捨てていくと思います。そうなったらほんとこの国は終わりでしょうね。
注）最後に一言添えておきますがそれは不況です。不況とは突然来るものではありません。それはじわじわと社会を蝕んでいくのです、癌のように。上記の我が国の現状と湧き上がる世界情勢の混沌と重なって頻度を増す危機的な気候変動の猛威を踏まえてこの先あと僅か２年足らずで何か巨大なパラダイムチェンジが顕在化すると私には思えてなりません。自分ごとで収まるような小さな懸案ではないです。
コメント
凡人
作品に付加価値があり、高くても買いたいと思われる画像以外はマイクロになるのも当然でしょう。今後この傾向は変わらずより定着していくと思われます。たとえ斬新な作品を作ってアップしてもマイクロContributorが数ヶ月以内にそれをコピーして売る時代なので困ったものです。まるで新製品を猿真似して百均で売る業者と同じです。ストック関連で生きてる人達は今まさに泥舟に乗っているのかも知れません。今後生き残る人はコンスタントに斬新な作品を出し続けられる創造力と耐久性をもった人間だけなのかも知れません。それでもかなりキツイと思われます。
2023/11/11 URL 編集
写真家・CGクリエーター：石関ハジメ
いつも貴重なコメントありがとうございます。
まさにおっしゃる通りですね。自身もそう考えますし予想もしています。
このような現状下で唯一あと残る希望としては
やはり今後もたじろがずただ漠然と今の在庫を増やす
出来ることはそれ一本しかないでしょう。
数の原理を以ってより高い位置での底打ちを狙うしかありません。
以前のブログにも書きましたが
私のレベル内容なら察するに最低でもあと今の５倍は必須です。
現在の在庫数は各社ともおよそ１００００点強平均なので
５００００点近くあればピックアップされる確率も５倍になるそんな単純計算です。
ストックフォト分野で言えば
死の直前まで必死に働く殉職にも近い末路で生き残るしか手は無さそうです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2023/11/11 URL 編集