風情を切り撮る

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秋の風情を求めて>

9月下旬まで続いたあれだけの猛暑が嘘のように10月も半ばに入ると寧ろ11月下旬並みの寒さがここ関東地域において直近数日間続いている状況です。まあそれでも晴れた日は気候は清々しくそれなりの暖かさもあってそれこそ自転車取材にはもって来いの環境と言えなくもありません。

そんな訳で午後遅い昼食を済ませるなり久々に今居る笠間市から出てちょっくら足を伸ばして水戸市の繁華街を巡ってきました。およそ片道20キロ強の距離はさほど苦にならず途中最短コースを外れるなり寄り道した割には結構早く現地入りでき陽が高いうちからの撮影になりました。

そうは言ってこの時期は日の暮れも早々に訪れては斜光線の趣きは流石に入り組んだ裏街の風情をより際立たせます。今回持ち出した機材は半ば試験的とばかりにやや大ぶりな300ミリと倍率を1.4倍にしてくれるテレコンバーター、カメラはそれらを取り付けるNikon1J5が一台、それと日頃から持ち歩いているお馴染みSONY RX100M7という組み合わせになります。

まず最上掲画像のこれは水戸市で日没後に捉えた電線に群で並んで佇むムクドリのシルエットですが、上述の300ミリ+1.4倍テレコン使用で焦点距離1890ミリ(35ミリ判換算)相当でムクドリまでの距離は100メートルほどでしょうか、それでもこれだけの拡大率であり超望遠レンズならではの迫力です。

ただ、各々鳥の輪郭部分が若干滲んでいたりしてこれは多分レンズガラス面の油膜ないしはテレコンの収差が影響しているのでしょう。レンズはここ暫くメンテナンスを怠っていてその状態のまま持ち出しているのでカメラマンとしてはあるまじき失態と反省しています。実際現場では三脚なくこの照度下ですから手ブレとも思いましたが画面全体に均等に滲みがきている事からそうでは無さそうです。

今回このセットで撮影してみて感じた事が更に二つあります。それは兎に角レンズが重くカメラ本体と合わせて2キログラム近くあり背面液晶一択でのアングル決め故にやたら画面が揺れて手間取ってしまいチャンスを逃す事が多かったです。更にここまで望遠ですとピント合わせが異常なくらい難しく、やはり目を押し付けて直接覗くファインダーがあるカメラにするべきと分かりました。目の部分と両手合わせて3点固定になる訳でより手ブレ抑制また構図決めも極めてスムーズになると思います。

今回中古で購入したNikon1J5よりは少し大きめでも電子ファインダー内蔵のSONYα6000シリーズかそこらへんをチョイスするべきでした。多分旧Nikonレンズ用Fマウントアダプターも(他社製が)ある筈で、APS-Cという事からやや撮影倍率は下がりますが何かと重宝したでしょう。

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とことん重宝なコンデジ>

お次の画像はススキに止まるトンボのこれまたシルエット表現になります。撮影機材はSONY RX100M7のほぼ望遠最大側の200ミリだったと思いますが、何しろこの時は結構横殴りな強風で手前と奥のススキが揺れてトンボにその茎が頻繁に被るなどチャンスを捉まえるのに苦労しました。当然トンボ自体も揺れているのでその見極めるタイミングが大切です。

自らも左右に移動しつつ構図的にもなるべくならバランス良く撮りたい訳で頻繁に位置やアングルを変えるなど結構な数シャッターを切った気がします。ここは強烈に差し込む逆光を活かしたいのでその辺についてもその効果的部分を探すエネルギー量は半端ありません。終わって流石にヘタれました。

以下最後のカットは夕日を受けて輝く古い何某かの商店を偶然横切る自転車の女性というシチュエーションです。まあ咄嗟ながらよく写った方だと思います。左が手前の黒い壁に阻まれてそれより外は見えないので、自分で言うのも何ですが多分そろそろシャッターを切るぞと身構えた直後だったに違いありません。このような場面ではやはり液晶画面で確認する方が周辺全体が広く見渡せて効果的でしょう。

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駄々下がりのストックフォト収益>

街中の古い商店街の名残という風情で写真としてはある程度好意的な評価を受けておかしくないショットとは言えこれをストックフォトに持ち込むと決まって弾かれます。使えそうなムードは何気に伺えますが残念ながら画面に人物が写っている事と見て分かるような個人店が露骨に描写されているこの2点が障害になります。壁の店名やら電話番号の一部が壊れまた写る人物の顔部分も黒く落ち個人が特定されにくいながらもこの業界はほんとある面難しさがあります。一応試しに他と混ぜて提出はしてみますが。

しかしここ数年というものストックフォトの売上実績は相当ヤバい状況になっていまして最早事業とはおこがましく副業にもなっていない悲惨な状態です。同ストックフォトで活躍されている皆さんの環境は如何でしょうか。それでも世のマイクロストック業界と違って一点当たりの単価が高いので今契約中の国内老舗代理店3社でそれぞれ(大口顧客)月10点近く売れていればそこそこ一般労働者の給与並みにはなります。
※少額売上分を全て加えて月300点以上は確保したいところです。

しかしその月ごとの上下が激しくいい時あれば最悪な月も存在します。年金については厚生年金納付期間分の幾らかの前倒し受給はあれど、これまた雀の涙で今のマイナス分の穴埋めには当然おぼつきません。現在の私の各社預け入れ総数がおよそ平均で1万数千点といったところでこれでも結構多い口とは思っていますが現状を鑑みてここまで安売り上等極まった業界だと分野然り私の場合だとやはりこの5倍から10倍は在庫されていないと厳しいかも知れませんね。自身は元より皆さんのそれこそ生き残りを賭けたご健闘をお祈りしております。

因みに:
現在着々と制作が進む次回新作も佳境に入りいよいよ完成間近とあって期待は高まります。乞うご期待!


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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