
昨日12月19日、アップルコンピュータより新型MacProの発売を開始。初期ロットについては来年1月出荷を予定しているようなので一応予約という販促ではありますが、早速購入ボタンを押された方も多いいのではないでしょうか。価格は¥318800〜という事でこれまでの価格帯を辛うじて維持した形です。
ただし、フルペックに拡張すると軽く百万円オーバーになってしまうので、喜び勇んでオーバースペックに陥っては予算の無駄遣いと言うものなので自らの使用環境とのバランスは考慮したいところです。
しかしながら、私のように2007年製の初代機を使用している者にとりまては、新型のそのスペックの凄さには驚かされます。処理能力は多分自前機の10倍以上と思われ、今後4K動画が主流になろうという中にあっては非常に頼りがいのあるマシンと言えます。
搭載のGPUが新たにAMDという事ですが、タイプがそれぞれ下からD300・D500・D700とマック機専用のネーミングが冠されておりまして、勿論D700に至ってはAMD社開発のWindows系の最高パフォーマンス製品を交えても上から3番目辺りになるほどの優れものであり、それもツインで設置されているので作業面に於いてはもはやワークステーションと言っていいかも知れません。
ただし、マックの場合搭載された二つのGPUを一つにまとめてフルに活用させるCrossFireが利用出来ないようなので、マルチタスクとしての利便性を優先させる使い方という事になりそこいらがいささか残念なところではあります。
私が今検討しているスペックですが、正直一番下のタイプです。やはり現在の仕事内容を考えるとクワッドコア12Gバイトメモリー搭載機で十分足りると考えました。それでも¥300000以上しますから安い買い物ではありません。今回表示の基本価格ではキーボード及びマウスは別売なのですが、家にしばらく前から深い眠りに入っているPowerMacがあり、それに付属していたマイティマウスが宙に浮いているのでそれを利用する予定です。
購入後予算にゆとりが出てくれば更に32Gバイトほどのメモリー増設や本体との連絡が高速なサンダーボルト2コネクター搭載の外付けハードディスク、新たなソフトウェアのアップデート、購入なども視野に入れています。
ワクワクしている中で実は心配な事もあります。それはマーベリックスOSおよびAMD製GPUと現在使用中のグラフィックソフトとの互換性の問題です。何しろ実機がまだ市場に一台も出回っていない現状では調査する術がありません。来年度になれば消費税が8%に増税されるので、タイムリミットは2〜3ヶ月。
グラフィックソフトの使用に不具合が出れば殆どを入れ替える事にもなりかねず、そんなところが不安材料でしょうか。以前にもお話ししたかと思いますが、アドビ社の月額¥5000のレンタル方式はユーザーを何処か誤摩化しているようで私自身は今だ好きになれずに居ます。
あれって3年以上払い続けるとその後はどんどん割高になっていくやり方で、日頃高額なアップデートを繰り返さない私にとっては何とも腑に落ちない、まさに弱肉強食的な権利の押しつけ商法と言えます。
だって、改善点の修正で済むのならファームアップで十分な訳で、使いもしないプラグインを付加しただけのバージョンアップ代を一律に過剰請求されているみたいなんですよね。
※確かに利点も少なからずありますが...
アップルは今回発売した新型MacProにFinalCutProXを同梱し無料提供策を図ってきました。また、旧型マシンに対して最新OSのマーベリックスへのバージョンアップを無料(対応条件有り)にするなど、自社への感心をより高めていこうとする思い切った戦略とは裏腹に抱き合わせスイーツ戦略に端を発するアドビ社への不信感は募るばかりで非常に残念でなりません。敵が居なくなるとみんながこうなるのでしょうか?
まあ軽い苦言はさておきまして、現在私はCGの動画制作に勤しんでおります。ビジネス色の強いバックグラウンド系作品を中心に年明け1月末納めを目処に目下奮闘中です。来年は是非新型MacProを新規導入し、この焦れったさから開放されたいものです。重い高度なエフェクトだってスイスイな筈なので、中身の濃いより優れたグラフィックスを広告素材に活かせればと考えております。
今年はきっとこれが最後のブログになると思いますが、来年も何とぞよろしくお願い申し上げます。何よりも皆様方のご多幸とご健康を心よりお祈りいたします。1年間、当ブログ「デジ画の日々」の思いつきのひとり言にお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
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