旧Macの弱点>上掲画像の文字でお分かりの通りもうかなり前からMacの起動がやたらと遅くなっていて即座に作業に入れない状況で現在も殊更未改善の状況なのです。今メインで使用しているMacPro2013がそれで電源を入れてから数回現れる最後の起動進捗バーが消えてデスクトップにアイコンが現れるまでにおよそ10分近く掛かっています。
ことの発端は
macOS 11 Big Surから12 Montereyへの
バージョンアップでした。これを機会にその都度行われる細かなファームアップ(最新バージョン:12.6.5)も含めて
起動に掛かる回復は無く、不運にも現在配布される最新版の
macOS 13 Venturaについては私の上記機種には対応しておらずこの先の修正はほぼ見込めないと思われます。
ただ不思議な事にアップデート後何度か利用している中で時より回復することが往々にしてありました。理由は分かりませんがその状態で数日間スムーズに
起動していたと思いきやある日突然以前の遅さに戻ります。正常であれば上の画像に写るバーが1度目にこれほど長く伸びる事はなく、私の機種では当横棒が途中小刻みに3回現れたのち
起動が完了するのですが皆さんの場合は如何でしょうか。
今回のファームアップではその少し前まで正常に起動していて直前で突然遅くなったためこれでは仕方ないと思い最新版に切り替えた次第です。半ば改善の期待もありましたが残念ながらやはり起動の遅延はそのままで何も変わっていません。多分こういった記事を書くと多くは様々なリトライ(改善手段)は試したのだろうかと投げかけもあろうかとは思いますが、数ある方法は既に何度も試しています。
改善策こと切れる>
よく聞くのがNVRAMのリセット、セーフモードでの起動、リカバリーモードで立ち上げてディスクユーティリティで修復する策等々、一時そこから旧バージョンに戻すことも検討しましたがファイルのバックアップの必要性また利用するアプリ類の最新アップグレードとの相性を損ねる恐れが脳裏をかすめて如何せん踏み切れませんでした。
ネットの指南ページではどの方も全ての策がお手上げであれば最終手段として出荷時の状態に戻す完全初期設定を挙げています。そうする事で延々と使い続けて蓄積された細かなプログラムエラーの階層部分が全て取り除かれてその後のアップグレード時の支障がより起こりづらい筈とあります。ダウングレードでさえ敬遠している身であり流石にそこまでは考えられません。
そんなこんなで更に深掘りして探求する中である記事に目が止まりました。言わば「OS進化の過程に於いて旧型Macの安定性は既に保証されていない」です。現パソコン用プロセッサは
32ビットであるが故にWin/Mac共に最早主流となる64ビット云々に対して概ね未対応を示唆しています。当然そうなるとそこはOSにも何らかの支障が出てくる訳なので根本原因は寧ろそこにこそあるのでしょう。
なかなか資金繰りが苦しくかなり以前からビジュアル編集それぞれのアプリの買い替えは無く別途外付けハードディスクを必要に応じて起動ディスクに替えて旧OSによる旧バージョンアプリを利用している状況ですが、そこから改めて本体OSに戻す際の再起動時には本体側ディスクが認識されず、仕方なく一旦終了したのち起動し直している始末です。
※購入当時の旧OSバージョン(OS X 10.9 Mavericks)起動時ではすんなり立ち上がります。
optionキーを押したまま再起動をかけると画面に起動ディスクが現れてそこで起動選択する方法がある訳ですがその表示が出たり出なかったりでこれもいわゆる
不具合の一種かも知れません。
MacPro2013の導入が2014年1月で9年目に突入となればいよいよ限界なんでしょうね。
途中2度、
中古CPUを高性能タイプに交換していますが結局そこが原因じゃなくて良かったです。1回目は交換後1年弱で故障、昨年10月に2回目の交換を行って5ヶ月経ちますがこちらは今のところ正常に機能しています。しかしMacのオフィシャルサイトで見る限り全ての機種が高額すぎて手が出ないです。仮に導入なら比べて数倍は高速処理してくれるでしょうし上述の
不具合もまず起こらないので使い勝手はいいとはいえ肝心なのは何より元手ですよね。
どうせ欲が出てあれこれと付随パーツなり強化する羽目に陥ってたちまちの内に50万円越えしては大借金地獄行き確定では本末転倒、利益に見合う現状に即した機材が一番となればもう暫く騙し騙しこの
MacPro2013を使い倒すしか道は無しという事なんでしょう。
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