ネックマウントで動画撮影諦めます

20230401_ネックマウント撮影テスト2
ストック素材にはなり得ず>
毎度このところ愚痴が多くなって恐縮ですが、前々回のこのブログ記事にて撮影テストを行なったネックマウントによる動画素材の撮影について、先日その2回目のテストに挑みました。しかしながら思いの外仕上がりは芳しくなく潔く今回のこの計画は一旦保留という事にしました。

首にカメラをぶら下げて動画を撮るというと大方それは超小型軽量のアクションカメラの領域であって内容はおよそデジイチに近くアクションカメラそこに比べてやや大ぶり且つ重量もそれなりに嵩むコンデジの装着には流石に難があったようです。そもそも当コンデジ(SONY RX100M7)ですが、幾ら手ぶれ機能が強力に備わっているとはいえメーカー意図としてはあくまで手持ち撮影を前提としている訳なので漠然と首にかけてでは開発時点で予測される揺れ対策に即せば専ら非推奨的な使い方に違いありません。

ましてや自転車移動での撮影では下から突き上げる連続する振動また常に左右するハンドル操作、特に私の自転車のシートポストはサスペンション仕様に変更されており合わせてクッションが効く特製サドルと来れば上下の揺れはより大きくなって当たり前でしょう。以下サンプル動画の前半部分ではそんな縦揺れがどれ程のものだったかを如実に伝えています。

カメラの設定を120pにセットしおよそ通常の4分の1倍速(シローモーション)にて撮影を行う場合、これは当カメラの仕様上手ぶれ補正機能は『スタンダード』以外選択出来ず自ずとそこを補うために編集段階でソフトウェアによる後からのブレ補正は必須となります。すると勿論ですが撮影画面より補正分外側が大きく切り取られてしまう事から撮影時よりも画面が拡大されて解像度の低下を招きピントは甘くなります。


ジンバル活用への回帰>
スロー撮影指定のフルHD(1080p)収録となれば今時の4K画質からはおよそかけ離れた低い画質でありそこに画面拡大が加わる訳ですから、正直ビジュアル素材としてまともな商品になり得ないのは確かです。スマホ視聴程度の極小画面ならまだしも一般的にはせめて元データはテレビ放送の解像度を超えた鮮明さは欲しいところでしょう。

無念ではありますがその様な諸々事由から一応の断念を余儀なくされました。以降そのマイナス面をどう補い打開していくかに掛かってくる訳ですが、まず手っ取り早いところで言えば3軸手ぶれ補正の効くジンバルの利用になります。もう暫く前に購入はしていたにも関わらずこれまで殆どその登場場面は無く半ばお蔵入りしていました。

当時所有していたコンデジがキャノン製だったこともあって連携が不十分で使い心地が悪くここ数年あまり散歩写真と銘打ってかなりの期間を静止画取材に充てていたのも重なります。ただ、その後徒歩から自転車移動という形に切り替えている関係上果たしてそんなジンバルを都度頻繁に持ち歩いてはスマートに使いこなせるのか如何せん気弱になっています。

何れにしてもこのご時世動画の需要は以前に増して更に高まっており現場の声からは素材数としてまだまだ不足気味と言われています。既に多くのカメラマンが所有しているであろうドローンにしても国また各自治体単位に於いてその規制はより厳しくなっており無闇に無許可で飛ばす事は憚れる状況で、やはりそこは手持ちジンバルの出番になるのでしょう。

次回当ブログではその期待のジンバルを兎に角は今の眠りから目覚めさせ活躍の場を与えるべく再びのテスト撮影にチャレンジしその際のご報告が出来ればと思っています。今回導入したネックマウントは後購入も視野に入る中華製の格安?アクションカメラ専用にしましょうか。あくまでドキュメント記録として。


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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