今回はいよいよ正式公開が迫る先のタイトル『自転車模様』の第二弾(続編)の予告2回目となります。このイチョウの黄葉を見ては多少時期が古くなりますがこのタイトル画像の風景は素朴かつ実に秋らしくまさに深まる晩秋を鮮やかに表しているでしょうか。こう言ったパターンの画像素材に溢れた初夏から初冬にかけての風情を存分に味わえるタイトルとなっています。
出来るならより遠方に足を運んでその地域の有名どころを丹念に巡るという方策魅せ方はあったと思いますが、やはり色々とこの間に
自転車カスタマイズなど準備に都度手間取っていたこと然り、
タイトルのおよそ完成した時期が晩秋も寒風が吹きはじめた初冬では流石に60歳過ぎの老体に鞭打つ勇気無くといった部分は否めません。
しかしながら寧ろ景勝地無視のそこが何処であるかが不明瞭な分だけそんな画像を見る側にしてはより身近に感じられるとは思います。隣り近所に馴染みの公園、知ったる池畔等々の趣にはその住み慣れた地元住民にとっては十分味わい深いものがあります。そしてそのシチュエーションにただぽつんと一台の
自転車が一緒に映り込む事でにわかに人の体温と言いますか確かな気配が漂っているはずです。
勿論その気配とは紛れもない私自身なのですが、とにかくはこれを自分事として感じてもらうための実験とも取れます。まずこういった
画像素材はこれまでも多くは見かけませんし
自転車は絶えず主役にはなり得なかった訳で、そこには必ず人物なり如何にものバックグラウンドが必要不可欠でした。
その殆どが若い女性であったり若者グループが集う爽やかなツーリング場面を伝える風景、避暑地での憩いまたショッピングシーンが定番と思います。常に人物がメインモデルとなると私のような低予算カメラマンの立場ではそれなりのギャラを投じて人を雇うことは敵いませんし専門機材も無くましてやスタッフゼロ(ロケハンも大変)の状況でセンスも何も大して発揮出来るとも思えないのです。
結局は自身が今できる範囲で挑むしか手はなく本テーマが果たして以降何らかの広告素材ほかとして機能するかは今のところ未知数としか言えません。前回の『
自転車模様』ですが、案の定目立った売上報告は入って来ずよくは調べていませんが多分小額の売り上げ項目には少なからず潜り込んでいる可能性はあります。少額であればそこには当然個人ユーザーも居て使い道はそれぞれですから。
依然続く
コロナ禍にあって敢えて人との交流を避け新たな
趣味としての自転車への興味がより一層促進される毎にこう言った変化球的なニッチ素材にもいずれ認知が進むと信じています。と、まあ新作が登場する度にこれは毎回提案している事ですが、やはり兎に角はこの類の各々
画像素材の上に何でもいいのでコピーを載せていただきたいです。ご存じながらそんな言葉が一つ加わるだけで画の持つ雰囲気はガラッと変わりますし方向性もハッキリ見えて来る筈です。
例えば『富士山をバックに新幹線が通過するシーン』の所謂オーソドックスな画像があったとしてそれが『
旅行』を促す広告ならそこに載るコピーは後からでも今あるシンプルな絵柄だけで十分伝わりますが、あまりにストレート過ぎる気がしませんか?そこを全く違った視点を意識しつつそんな『
旅行』をアピールしたいのならかえって画像は不明瞭であってもその不足分はおおよそ『言葉の力』が補ってくれます。より
メッセージ性が強く高まって見た(読んだ)人の脳裏に焼き付くに違いありません。
残念ながら最近はそう言った強い広告は希薄であり流行りでしょうか、通販でよく見かけるまやかし的な『説明』がましい宣伝文句群が後を絶ちません。実に今の広告にはかつてあったような夢や
ロマンが欠けているのです。過去を思い返せば私のこれまで制作してきた作品には夢や
ロマンを強く訴えかける
メッセージが事細かに多く忍ばせてあります。
意外とも取れる一見的(まと)外れな
画像素材の中に添える言葉、まさにそれを最優先で活かす広告を是非作っていただける事を願っています。
コメント