それは意表をつき際立たせる妙技>
このところ本ブログ記事で多いのが自転車関連記事か実写素材の紹介ではないでしょうか。今回は久々に制作頻度もそうですがやや宣伝すら疎かにしております『CG素材』をアピールしてみたいと思います。とは言っても世間でよく使われているような定番的なものではなく、そこは見て意外性のある奇抜なイメージを選んでみました。
販売
代理店もそうですが販売棚に並ぶ作品群の選定は主に売上データに依存しており、より沢山の動きある作品が上位表示されるパターンに偏りがちです。勿論担当スタッフの目利きから時に半ば挑戦的な作品素材がその間に挟み込まれたりもするでしょうし、契約作家の貢献度の度合い(頻繁に預け入れしてくれる有難い作家さんなど)への優遇も多少はあるでしょう。
ただ残念ながらそう言った所謂『
奇抜な作品群』は顧客から見てどうもしっくり来ないようで長期に渡って露出はされながらなかなか販売に結びつかないのが現状です、それは今も変わっていません。が、やはり世相を見渡せば巷に出回る商品やらサービスを伺う限りどの分野業界も似たような産物ばかりであり真似のまた真似を繰り返していると言う有様で目新しさは単に外見であって中身は大して変わっていないと思われます。
つまりとどのつまり半身誤魔化して他社製品に比べ良く魅せるなり少しでも目を惹くことに専念せざるを得ないのです。ご存知のように我が国は依然給与水準は低く維持され最早スタグフレーション只中でそこに増税やら燃料高騰による物価上昇、はたまた他国との為替差から生じる輸入商材(原料)の高騰を招いている中で右往左往するばかり。
それでも経営者は必死で会社を存続させ資金を回していかなければ大方この先そう遠くない未来に日本経済全体が壊滅してしまうかも知れません。人口減少と相まって高齢者の急増が危ぶまれる昨今ですが、兎に角は消費が盛んになって初めて景気回復への道が開かれるとなれば唯一率先して私自身も含め今の特に疲弊する国民からその豊かさを取り戻せる改革を促進させるべきと思っていますし、企業努力なり(人件費への投資)政府の今後の大胆で大掛かりな取り組みに期待するところです。
かなり話が逸れましたが毎度のことで恐縮です。早速そんな
奇抜なCGイメージ作品群を順番にご紹介していきましょう。
① 上掲(タイトル)画像のこちらは記憶に新しい『CGの力』からの抜粋素材になります。暗がりで一人のヒューマノイドがランダムに浮遊するデジタル数字(0と1)をその全身に反射させ映し出している画になります。この人物はまさに我々人類を意味し、デジタル環境下で一体となり融合されたかの様相を表現したものです。
② 続いてご紹介のこの
世界地図ですが、見れば各種大小の歯車で構成されていることが分かります。機械文明と言いますか産業革命以後この地球は相当な頻度速度で汚染が進んでおりSDGsをはじめ差し迫った環境保全問題は避けて通ることが出来ません。この絵柄をどう料理するかは全て使う側の思考次第となります。
③ 人がこれだけの人数で一斉に高く
ジャンプるすことは実写なら相当危険で難しいはずですが、そこはやはりCGならではかと思います。冒頭男女が様々なスタイルで飛翔するシーン満載のタイトル『Freedomsession236-345』もまた
奇抜な作品群に違いありません。この画にはいわば『希望』『未来』『可能性』そしてまさに若さゆえの『パワフルさ』『躍動感』に満ち溢れています。
④ 多少制作から数年経過していますが依然古びるものではありません。タイトルは『Future Switch』(フューチャースイッチ)、未来を変える『切替スイッチ』を想定してテーマ化した作品の一つです。レバーを巧みに操って方向を定めるというような分かり易さがウケて今も変わらず好評を博しています。
⑤ 水面に立って恰も浮いているかのような不思議な光景です。背後は無限に広がり障害物は一切見当たりません。そこに置かれる地球儀、そしてそれを見つめる一人の
ビジネスマン、奥には虹が見えます。逆光気味の鮮烈さの中に来たる未来をジッと見つめる我々の思いが強く重なります。
⑥ 過去のグログ記事で印象に残っている方もおられるでしょうか、万華鏡を模した中の絵ズラが多彩に入り組んだ奇妙な球体イメージです。題材は豊富で見るものを圧倒して止みません。こちらは見てお分かりの通り『宝石群』の集積タイプになります。色形の異なる鮮やかなそして溢れんばかりの魅惑的な
ジュエリーに何をイメージされますか?
⑦ 空に飛ぶ複数機の紙飛行機、見上げるアングルと背景の晴れ渡った清々しい青空が印象的に映ります。当タイトルの狙いは『
ボケ味』ですが、タイトル全般にそんな浅い焦点範囲を故意に作り出し仮想空間上でありながら肉眼で実際に被写体を眺めているような実像感を与えるものです。CGに有りがちな角がとれそのヒダの柔らかさ質感が売りになっています。
⑧ 実写風といえば語弊がありますが、暫く前に
東京を車中泊で隈無く巡った際に捉えた都会のビル群の中から適当なカットを選んでCG空間に持ち込み更に円形加工を施した画像です。使い道が限られるのか利用頻度は微々です。しかし今だからこその何かの閃きに是非繋がって欲しいですね。
⑨ CGと言えば光(光線)をモチーフにした素材は多いです。この光る球体イメージが
奇抜かと尋ねられればややオーソドックスな『定番』素材に位置するかも知れません。ただ、単に光っているというよりは何処か得体の知れない不可思議さも持ち合わせており他の作家さんの作品群と差別化は図れそうです。フィーリングを想起させる魅惑の未知なる光がそこにはあります。
⑩ いよいよ残る10選目、思わず度肝を抜かれたでしょうか。日本をアップで捉えた地球にまさかの超大型
花火の連発があまりの華やかさ且つ壮大さを彷彿させます。これは正真正銘の『
奇抜さ』に値しますが、何とこれがよく売れているのです。バリエーションも豊富で選び放題。来夏のイメージカットに是非ご活用されては如何でしょうか。
さて、抜粋全10選を見てきた訳ですが、今回ご紹介しました画像素材以外にも更に大量の『奇抜イメージ』満載の当DEGIGA.JPアーカイブサイトでより刺激的な奇抜イメージをお探しいただければ幸いです。以下クリックでサイトのトップページに
ジャンプいたします。
※こちらサイトはHTTPS(S付き)を取得しており安心安全にて閲覧いただけます。お気軽にお越しください。
既にご存知かと思いますが、各作品のサンプル画像下部には各
代理店(当該素材)の販売ページに直接
ジャンプできます。必要に応じ併せてご利用ください。
※
ジャンプした先はあくまで料金など詳細ページなのでクリックの段階でいきなり決済されることはありません。
今後ともDEGIGA.JP作品をよろしくお願い申し上げます。
コメント
凡人
こちらにも伝わってきます。作品にかける時間に対しての報酬が気になります。
長い目で大きな収益になれば良いですね。
2022/12/09 URL 編集
写真家・CGクリエーター:石関ハジメ
コメントありがとうございます。
今のこういった時代で何でも安さ優先となればストックフォトもその一つの餌食になっているでしょうか。
売れたとしても一点が微々というのが現実ですし『凡人』さまもそこに関わっていらっしゃるならばご理解もあろうかと思います。
兎に角は必要とされる現場への如何に露出度を高められるかが重要と思っておりまして、ただ、まだまだ頑張りは途上と思って日々精進の繰り返しは今後も続いていきます。
陰ながらも応援いただけると率直に心強いです。今後ともよそしくお願い申し上げます。
2022/12/09 URL 編集