今週日曜日(10/30)、自転車による早朝6時少し前出発の久々ロングライド取材に出かけました。目的地は筑波山麓の旧道で『つくば道(どう)』、古い屋敷が点在しているという事らしく画(え)になりそうな気もして半ば思いつきで一応目指してみる事に。この道は言わば筑波山神社に辿り着くために作られた各所築かれる寺社巡りを経る登りの一本道のようです。
スマホの地図を頼りに兎に角は
筑波山方面に進む訳ですがやはり所々起伏があって入れ替えた大型のギア比の恩恵もなかなかどうして手強い道路が進路を阻みます。時に田舎道、合流して主要道路を交通量の多い危険を掻い潜りながら午前10時半過ぎに何とかその
つくば道の入り口に到着。途中コンビニで朝食を済ませておよそ3時間弱の道のりでした。
天候は極めて良好でほぼ快晴の秋風が清々しい運の良い1日だったと思います。それでも帰路は向かい風が殆どでそれこそ体力が削がれました。
そんな訳で先ずは最上掲▲のタイトル画像になりますがこちらは
つくば道途中の
旧家が立ち並ぶ一角に
自転車を置いて捉えたカットになります。画面上部には大きくそそり立つ
筑波山の勇姿が伺えます。もう少し下部を詰めてアングルを決めるべきでした、山頂がちょっと窮屈ですね。
やたら堪えた上り坂>こちらがつくば道に折れる交差点で入り口角には石柱の大きな道しるべが立っていてそのすぐ横(入って左側壁)に現在地とその先の道筋を示す掲示板がありました。今回は省きましたが
自転車と一緒に撮影はしています。画像を拡大すれば詳細が確認できます。疲れもそこそこに早速上を目指してえっちらことペダルを漕いで進みます。
下りがあればキツい上り坂もあって兎に角頻繁なギアチェンジには悩まされます。地図にはない新しく舗装された大通りが現れて一時は戸惑うも遠方に更なる標識が目に入りそこがつくば道の続きと分かります。徒歩で下りてくる家族や既に
参拝を終えた中年ハイカーがそこそこすれ違う中最後の相当キツい坂を(こちらは
自転車押しがけで)遂にその大きな鳥居下(▼画像)まで来ました。
「取り敢えずこれが終点なのか」と小汗を拭いながら鳥居脇の看板を見れば、ここが先ず最初の『一の門』と書かれており即ち
参拝のための単にスタート地点という訳です。上のこの画像を見る限りこの先も相当にキツい坂続きが予想され申し訳ないですが私はこの場所で脱落です。これを上がっていけば最終的にあの
筑波山中腹に鎮座する本命『
筑波山神社』を晴れてお参り出来るという訳です。
鳥居のすぐ下が小さな駐車場になっていてご年配の男性が車を降りリュックを背負いつつ今まさにトレッキングの準備中でした。由緒ある真の
旧家(寺社仏閣)は実はこの先に多く点在しているのかも知れません。とは言え帰りの所要時間を念頭に体力温存もそうですが残念ながら今回は見合わせます。
休日のふもとひと巡り>
こうなると後残るはいつもの周辺散策です。筑波山の麓(ふもと)の人家沿いを途中の道から横に折れたりと縦横無尽に巡ります。そこで見つけたのがこのゴロゴロとした石の置き場なのですが、これがつまりはあの有名な茨城を代表する石の一つ『
筑波石』になります。茶褐色の丸みを帯びた大きいもので直径2メートルほどの石(見てはもはや岩石)も存在します。現在ではそんな採掘も下火らしく継ぐ子孫も他の仕事についているのでしょう。辺りの仕事場は何処も静まり返っていました。
天気がいいせいか散歩に出る住民は多く特にご年配の方はちょうど昼過ぎとあって食後の運動がてら歩く姿を遠目に頻繁に見かけます。反逆光で捉えたこの女性の後ろ姿ですが道路を取り囲む黄色鮮やかな
セイタカアワダチソウの塊りが如何にもの秋深さを演出していました。
そして山懐(ふところ)の或るどん詰まりまで来て正面は石段で道路はそこで行き止まり、この上はこぢんまりした無人の神社になっているようでした。そこは敢えて上がらずふと傍に目をやると『
湧水』と書かれた看板があってどなたかの敷地内とも思えたのですが無断で侵入、撮ったカットになります。ただ、池の水はそれなりに汚く井戸場をこじ開けて安易にすくって飲める訳もありません。そのまま引き返しました。
その後更に散策は続きましたが目ぼしい被写体に出逢えずじまいで、そろそろ小腹も空いてきたので同じ来た道を帰路につきました。午後1時を回った辺りで別のコンビニで食事休憩をとり若干ルートを変えての帰宅は更なる起伏のアップダウンを経るに至り何ともヘタレました。全工程概ね10時間、走った距離108キロ弱で以前決行した
ロングライドの(記事にリンク→)
大洗遠征に継ぐ第2位の記録を達成、これが野宿一泊二日の旅であればそれなりにもう少し楽なんでしょうね。
遂にやらかした素人仕事>
最後の画像こちらは前輪から取り出したゴムチューブと上が携帯用空気入れです。タイヤ溝の減りを調整するため急遽出発前日に前後輪のローテーション(入れ替え)を行いました。その時タイヤ前後ともに一部膨らんでホイールの溝に上手く収まらず走っていては絶えずボコボコ音の振動に苛まれました(パンクせずよく保ってくれました)。ライド翌日に早速修繕しようと専用クリップを差し込むも安物で2本とも先が折れて使いものにならなくなるとすかさず小型のマイナスドライバーで代用、ところが誤ってゴムをよじって穴を開けてしまいました。
すかさず事前購入していた予備のチューブがあって事なきを得ましたが後輪側は慎重に事をすすめ無事何とか膨らみは改善、素人はこれだからいけません。先ず初めにタイヤを差し込むの際はバルブ側からとは知らずいい勉強になりました、次回以降気をつけたいと思います。さて画像に一緒に写る空気入れなんですが、まだ一度も利用した事が無く試しに空気を入れるとどれくらい手間が掛かるのかチューブバルブに差し込んだはいいのですが全くロックされず取り付け部が機能しないのです。
中を開いてみると確かにスプリングバネがありレバーを倒すとクリック作動するにも関わらずバルブにはハマりません。もう一つ重要な何かの部品が足りないようでした。先端の保護用キャップが破損していたので、もしかするとこのキャップに付属されていたのかとも思いましたが時遅く、知らぬ間にチェーンと擦れて消えて無くなっていました。こればかりは流石に放置できず現在更に優れた製品を注文中です。
チューブのパンク時にパッチ(シール)を張って凌ぐというセオリーが緊急時としてまず初めに取り掛かるのが一般的ですが、教訓として今回試して「これはダメだな」と感じます。SNSで学びその手順で正確に進めるも結局空気を入れると途端にパッチが剥がれて空気漏れ連発で何をしても解決しませんでした。確実なのは予備チューブを最低1本持ち歩く事でしょうか。迷いなくそれに尽きますね。
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