またしてもCPU交換

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今はほんと安くて助かります>
昨年の3月だったでしょうか、MacPro2013の8年越しとなるグレードアップ計画からCPU及び搭載メモリーの増設にチャレンジしてみました。(前回の詳細は↓以下リンクにてバックナンバーにジャンプ)




まず初めの強化策としてCPU交換は外せませんでもしも当機発売直後であれば数十万円はしただろうとする最高峰のCPUが現在では結構な数で中古品が出回っていてこれが業者さん扱いであれば比較的程度のいい製品が手に入ります。そんな訳で去年早速入手したそれが思いがけず先月9月突然不具合に見舞われました。MacProが全く起動しなくなったのです。

ネットをググると案の定その原因のトップが所謂CPUが影響しているとあり、確かに壊れる数ヶ月前からネットで指摘される幾つかの妙な症状が既に頻発していてすぐに合点がいったものの最近まではそれを推して騙し騙し無理やり使っていました。つまりは遂にとことん逝ってしまった最悪の結末という訳です。

そんな状況でこのまま放置もしていられないので一旦は元から装備されていたCPUに入れ替えると症状は一切出なくなりやはり原因はCPUだったと納得がいきました。私の作業は皆さんもご存知のストックフォト制作ですが中でも力を注ぐのが『CG』です。勿論3DCGの生成にはそれなりのパソコンパワーを要し出来る限りその生成時間を狭めていち早く最終編集に移りたいというのが心情で上述の標準装備されるCPUでは流石に心もとなく大いに時間を取られてしまいます。

そこでいつものように兎に角探ったのがヤフオクで驚くほどお手頃価格でそれなりの数出品されているではないですか。目についたのが『送料無料で¥11739(税込)』の商品です。すぐさま勢いで購入を決めるといざ決済の段になってあれ?送料¥900となっており、しかし今更躊躇もしていられない手前そのまま確定しました。

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後にヤフオクを介して出品者に直接連絡を入れると「設定時に勝手に送料無料なり修正ができないでこちらも困っている」との回答。ただ文体が辿々しい外国人風なので相当怪しさはありました。まあ今更しょうがないのでその日からひたすら待つ事1週間、海外直送なる商品は無事届きました。上画像が開封時の状況になります。

前回の交換時に購入していたCPUグリスは使用後結構間が空いていて効果不良の懸念から新たに購入、PCマニアにこぞって好評を博す親和産業ブランドのSMZ-01Rなる製品を選択しましたが中身は僅かに1グラム、およそ塗布2回分と聞きます。価格はそれでも¥691で他製品の4〜5グラム¥1000強のものに比べれば実質出費は抑えられます。CPUを如何に効率的に冷やすかが重要であって安いからとグラム基準で買うというのはやや筋が違う気もしています。

分解交換お手の物>
下のこちらが私のMacPro2013になりますが横のドライバー工具でいよいよ内部のバラシ作業を始めていきます。更に下の画像がほぼ完全に各パーツごと分解してテーブルに広げた状態になりますが本体のすぐ右下にあるのが従来内蔵されていたCPUになります。兎に角手順を守らないとこうはいきません。続け様に過去2回もやっていると結構身につくものですね。

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入れ替えた新たなCPUのアップ(タイトル画像)ですがこれがその時代の最高レベルのCPU(Intel製のE5-2697V2)当MacPro2013専用になります。こ慣れた手つきでグリスを塗布後再度組み付けた状態まできました。もうここまで来ればそれほど緊張感はありません、が最後まで気を抜いてはいけません。うっかり裸同然の回路を傷つけるなり落として衝撃でも与えるものなら簡単に壊れてしまう何しろデリケートな装置です、焦らず作業を続けて保護のため一度外しておいたメモリー4枚を最後にはめ込み外蓋を被せて換装完了です。

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左:新たに購入したCPUグリス(SMZ-01R) 
右:CPUの入れ替えを終えた裏面ネジ止め部分

さてきちんと何事もなく起動してくれるかえらく不安でしたがご覧の通りモニタ画面にはしっかり入れ替えた最新のCPUである事を示すダイアログを確認(下画像)、メモリー4枚もきちんと認識しているようでまずはホッとしました。更にその性能(解析の速さ)を測るべく一般に使われるGeekbenchとCinebenchこの二つを使って検証してみたところ何と最初購入した同じ型のCPUを400ポイント弱(Geekbench)も上回り間違いなく良品と分かります。初めCPUを開封した時傷防止用のパットが輪ゴムで閉じて(↑画像参照)あり「ヤバいかも」と疑念が湧きましたがそれを外すとCPUの中央部分に未使用を示すかのようなシールが貼られていたではありませんか。
※うっかり写真を撮り忘れました。

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上:それぞれ正常を示すモニター画面
左下:GeekbenchテストによるCPU性能結果
右下:同テストによるGPU性能結果(グラフィックボード)

今回の数値結果を見る限り極めて新品に近い製品で下手すると『封を解いただけの未使用品』かも知れません。トラウマと言いますか問題はこれが長く保つかが多少心配にはなりますが近い内に『CG』制作に入って実際酷使させてこそはっきりする訳で今から早々に気に留めても意味はないでしょう。取り敢えずは一段落という状況です。

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画像の生成速度を測るCinebenchマルチコアテストでは8450を記録、前回の同CPU(青表示)テスト結果がそのすぐ下になります。因みにGeekbenchマルチコアテストでは前回が6799で今回入れ替えたCPUでは7189となります。(上記参照)


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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