このところは大方実写素材を中心に制作していた訳ですが、前回(3月上旬販売開始)のストックフォトCG素材タイトルが『light up』(ライトアップ)でした。今回の最新CG素材は仕上がった内容を見る限りその前作を継承する追加作品と言えるかも知れません。が、そこはよりパワーアップしたと言いますか迫力に満ちた出来栄えになったのではないでしょうか。
今回まずはその中身を最上部の上掲画像一点から想像してみてください。こちらは見ての通り四角いサイコロ状の透明なキューブを空中にランダム且つ無数に配置した絵柄になります。流石にこれだけのおよそ長辺5000ピクセル上でオブジェクトを生成するとなるとパソコンにはそれだけの大きな負荷が伴い全てが完成する時間は相当なものです。
しかし昨年3〜4月に購入した本機対応最高位の
CPUと32ギガ
メモリー4基(計128ギガ)搭載に置き換えた今のマシーンならではの演算速度を以ってすればまずその所要時間は思いの外短くなります。これも如何に短期増産させられるかで自ずと以後実入りに影響してくる訳で重要な要素であるべきです。
ですが、いくら性能を上げたからといって優れた作品ができるとは限りません。単に計算が速いだけでそもそも真っ白な紙にいい絵が描けるか否かが最終的には勝負を決します。今回制作したタイトル点数は全部で107点であり決して多い部類には入りませんがやはり同様に中身が決め手、顧客にとってどれだけその利用価値があるのか使い易いか、当イメージを必要とする分野業界が市場にどれだけ存在しているのかに掛かっているのは間違いありません。
ピックアップ素材に理あり>
そして結構これは大切です。代理店の売る気、ここが最も重要と言ってもいいでしょう。顧客からの問い合わせを受ける場面もそれなりにあったりするのでその希望を理想よく叶えるべく数億点ほどある
ストックフォト素材の中から
セレクトしていく苦労は想像以上です。
キーワードの打ち込みで取り敢えず表に出てくる
ストックフォトビジュアルはいつも見かける定番になりがちながら、お気に入りのプッシュ素材も別途確保されます。
担当者が日頃気にかけてくれる素材であればあるほど日毎その注目度なり共有はアップされますからそこが言わば作る側の目の付け所となります。今のご時世で何が顧客にウケるのかなど要望される頻度にも気を配って更なる上の完成度を目指す心がけは忘れてはいけません。制作速度と先を読むセンス、自称素材屋にはまさに欠かせない匠(たくみ)の技が常に求められます。
改めて最上部の画像をご覧になってさてどうお感じになりますか?この浮遊する大量のキューブ、これが何を意味するのか、例えるとしたらどんな
アイテムと置き換えられるか、実はそのニュアンスを顧客は既に理解していると思います。正式販売から暫くしてテレビ番組やCMの背景?雑誌広告への利用?書籍表紙?玩具の外箱装飾、DVDジャケットはたまた駅通路の巨大ポスター、シール上に加工された移動広告でお目にかかる場面も多々あり得ます。
...であるならもっと売り上げグッと伸びるんですがね。次回の新作予告第2弾もお楽しみに。
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