自転車テーマ最新作直前!ちょい出し予告 第2報

予告1
日本がほんとヤバい>
次回の投稿はいよいよ自転車テーマによる新タイトル公開を予定している訳ですが、今回も前回同様にちょい出しと称してその第2報をお送りしていきます。しかし今の日本ってこれからどうなっていくのでしょうか心配です。

昨日時点で円安135円台を付け止めどなく進む値上げの嵐、日経平均も今や2万円台も怪しいほどにじわじわと値を下げる一方、中国を拠点とする工場生産が未だ懸念の残るコロナ禍の影響で輸入が滞り各業界共に部品調達が思うように進まず生産数が低迷する状態、併せて停戦なり後退の兆しが見えない続くロシアによるウクライナ侵略が燃料高騰を全世界的に助長している形です。

私が生業にするストックフォトビジネスは今後どう変化していくのか、少なくともこの売上げの底打ちが短期で解消されていくとは思えず月収入の乱高下なり不安定感は依然拭えません。唯一の人気枠だったCGカテゴリーもその効果は限定的であり以前ほどの下支えにならず苦慮する状況となれば、あと何をすればいいのか途方に暮れるばかりで例の日銀同様に八方塞がりに陥っていると言えます。

人物絡みは難儀>
早速話が暗い話題になりましたが、それでは気分を変えて自転車ネタ『ちょい出し予告』の本題に振りたいと思います。まず最上部のタイトル画像は雪の降った次の日晴れた早朝に写したカットになります。2人の男性が自転車に乗って杉に囲まれた暗く寒々とした木立を抜けていよいよその出口に差し掛かったところでシャッターを切った訳ですが、このご時世にはまさにピッタリな情景ではないかと感じます。その先にあろう期待に希望また可能性をも想起させるムードがあり偶然が成し得た奇跡のショットと思えるほどです。

ここで少し意地悪発言になりますが実はこのカットは預け先代理店アマナイメージズさんのみ不採用となりました。理由は写り込む人物が恣意的に配置され肖像権に抵触しかねないという事からモデルリリースの提出を要求されました。既に行方知れずの被写体に許可を取れとはあまりに無理難題であり、仮にストックフォトの云々など口にすれば即座に拒否されて撮影データの消去を迫るかこれ幸いに相応以上のモデル代を要求してくるかのどちらかでしょう。

そもそも写るご両人は共に被り物姿で後ろ向き、顔は完全に隠れており画面の左隅でサイズも極めて小さく、見れば分かる通り狙いは人ではなくあくまでその場が醸す雰囲気や空気感であるのは明白です。理屈はどうあれ単なるアクセント(典型)に収まる範囲と捉えられます。当然この場面では自転車が狙いなのでテーマの一環であることは否めませんが、当セレクト担当者の方の過度な判断ではないかと今も納得はしていません。寧ろ売れそうな作品を敢えて捨ててしまった訳ですから誠に残念至極です。

書籍であれば見開きで右項に文章をたっぷり挿入でき、またサイトデザインならフルスクリーンで迫力も出るシーンとなり使用目的が広い秀作でもあります。兎に角は他代理店さんにお任せするしかありませんね。

予告2
自転車ネタ様々ですが>
さて、次の画像は雑木林の奥の道を行くサイクリストなのですがこちらはセルフタイマーで写した私自身の姿です。10秒にセットして慌てて自転車に跨った訳ですが、シャッターが切れる直前で足が地面に着いてしまい自転車の通過場面になっているかは微妙な画になりました。直後の確認では漕いでいるかに見え上手くいった風だったので敢えて2度目は撮らず仕舞い。何度か粘るべきでしたが実際売りとしてはどうなんでしょう。

お分かりのように本日の先出し画像4点は全て人物絡みでご紹介しています。つまりこういう狙い方も含まれますと言いたい訳ですが上述の肖像権部分は常に付き纏いますのでこのストックフォト分野に於いてはモデルをしっかり雇って捉えている素材が多いのも頷けます。ただ、このカテゴリーは相当ニッチなので投資の割に大した反応は期待できないかも知れません。

まず一つに『自転車はあくまで添え物』という捉え方が殆どで主役はあくまで人物、いわゆるライフワーク表現が定番狙いである事。当然ですがそうなると使用対象がどうしても狭くなり『ある方面に偏る』傾向は強くなりがちです。更に多くの場合外人作家のストック比率が圧倒的でおよそ日本の国内利用には難があります。捉え方やモデルについても画面には非現実さが殊の外際立っておりどんな企業が何を目的で使うのかよく見えてきません。

そこで目につくのが数少ない国内カットになると思いますが、今それこそ私たちが生活の中で抱える社会問題の実態でしょうか。時に捨てられた自転車の塊であったり駐輪場の雑然とした風景、暗がりの人影等々どれもそれなりに無様でリアルな現実が目立ち嫌気が差してきます。それなりに広告上にポンと置いて似合いそうな小気味いいカットが少ないのは明らかでした。

予告3
早朝朝霧が満遍に周囲を包み込む光景がこちらです。たまたまこちらも偶然の産物で、田畑を区切る細い農道を散歩でしょうか1人の男性が通り掛かりました。暫く画になりそうな場所まで追い掛け適当なタイミングを見計らい自転車を置いてその人物が幾分離れた位置に来たところで捉えたカットです。写る男性と自転車に恰も関係性があるかのようで不思議です。こちらに関しては人物が遠く同じ後ろ向きでほぼシルエット故にアマナイメージズさんも抵抗なく?預かってくれました。
※反面今度はアフロさんが難色を示しました。そこは選者により『外せない素敵なカット』に位置付けての緩い私感も作用してるように感じます。

予告4
自転車は平穏の物差し>
今回最後のカットになりますこの釣り人と止めた自転車ですが何とも穏やかな休日のひと時が醸し出されています。反逆光の影響も手伝って程よいコントラストと遠くの2人の釣り人の仕草も変化があって現場の雰囲気が自ずと伝わってきます。竿を立てる男性を眺める左側の男性、何か目ぼしい魚でも釣れた瞬間だったのでしょうか、それとも単に話し掛けていただけなのか想像は広がります。画面中央の自転車が更にそののどかさを際立たせつつ素朴な港風景になりました。

まあこのような雰囲気ある描写もあり取材は3ヶ月弱と短期でありながらも比較的中身の濃いタイトルになっていると思われますのでそんな正式公開日を是非ご期待ください。今回はこの辺で失礼いたします。


コロナ禍終息も近づいて景気が回復する兆しは少なからずあります。あと残るはスタグフレーションの解消であり政府閣僚がその叡智の限りを尽くし自身の懐具合はそこそこにいい加減本腰を入れて我国のために何としてもしっかり動いてもらうしかありませんね。



コメント

非公開コメント

写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


◉仕事:
プレミアムストック画像・動画素材の制作全般

◉契約代理店:
アマナイメージズ
アフロ
イメージナビ、その他

◉ビジュアル素材の購入:
DEGIGA.JPサイトの各サンプル画像下部『直リンボタン』で主要代理店の販売ページ直通!

◉SNS:
degiga.images(Instagram)
degiga.jp on line(Facebookpage)
ストックフォト魂(YouTube)
散歩写真(YouTube)

◉アーカイブス&PRサイト:
www.degiga.jp

◉お問い合わせ:
contact@degiga.jp

スポンサーエリア

最新の様々アイテム盛りだくさん
安心のアマゾンでお気に入りをGET !