ゴールデンウィーク明けの晴れた日に『海まで遠出』しての撮影取材を当ブログの数回前に予告していたと思いますが、昨日(5/19)遂に決行と相成り珍しく早起きをして早朝5時過ぎに思い切って出掛けてみました。
直線距離では概ね20〜30キロほどとたかを括っていた訳ですが実際に移動し始めれば当然ですが道はそううまい具合に
海には通じておらず、最短なそれなりの幹線道路とはいえ時に大きく蛇行する場面もあってかかなり走った時点で相当北にズレていたようです。
それはそれで道すがらの出会いも無駄ではなくしっかりと撮影しつつ自分の感を頼りに僅かづつではありますが周りの景観や時折目に入る観光客御用達らしい鮮魚店の看板等々確実に
海に近づいている事を実感します。そん中ふと左手に大きな水面が現れて、しかし向こう岸が伺える事から
海ではないと察するもすぐ様それが『
涸沼(ひぬま)』と分かりました。
家を出てすぐに寄ったコンビニで仕入れたおにぎり2個と小ぶりのサラダパック(シーザードレッシング)が今日の朝食という訳で早速そんな湖のほとりを探して一時の休息に入ります。遠くでは
涸沼特産の『大和シジミ』漁でしょうか、数隻の小型舟が浮かんでおり水面は事の他青く過ぎる風も爽やかそのもの、ほんといい日に恵まれたと思います。
食事も終わって早々出発の準備をしていると遠くから船のモーター音と共に一隻の漁舟が私の居るすぐ脇まできました。せっかくだからわざわざ近場で見物させてくれたのかどうかは分かりませんがまさに
奇跡の出来事でした。更に運がいい事にその背後にこれまた一隻が通過したではありませんか。これ幸いで
シャッターチャンスとばかりに収めたカットが以下のこちらになります。
その後およそ1時間は経過したと思います、トラブル無くどうにか
海原広がる海岸(
大洗海岸)に到着する事が出来ました。結構遠回りだったようで思いの外時間は掛かりましたが過去に何度となく行き来した工程でありながら初体験の
自転車移動による新鮮さは格別です。
半ば強引に足を進めて大洗の街中や
那珂湊(なかみなと=水戸市より上に位置する地域)を縦横無尽に巡ってはキョロキョロと画(え)になる被写体探しに余念はありません。最近ではどこの市町村でもお昼の時報(流行歌だったりもする)が鳴るようですがそこに暮らす皆さんと一緒に昼食をとっている暇はないので黙々とうろつき回ってはシャッターを切るという連続がかなり続いた頃、すでに時計の針は午後2時を回って、長かった海取材もそこそこに帰路につく事に。途中同様にコンビニご飯(カツサンドと微糖紅茶)で一休み。
ちょうど中間地点まで戻ると朝に立ち寄った『
涸沼』の今度はその反対側の畔に到着し、日頃から車で来慣れていた場所という事でその突き出た『親鼻』(景勝地)から最後のショットを決めるも、かなりの時間ロスで帰宅は予定の15時をとうに過ぎた17時少し前、即ち出だした時刻から何と丸半日(12時間)近くも
自転車を漕いでいた計算になります。
※この日の親鼻は平日の割にはテントがずらっと並びそれなりの人出がありました。
走破距離も100キロをゆうに越えて115キロと前回取材(八郷町巡り)60キロの約2倍を走り抜いた結果となりました。所謂安物のルック車で良くもまあ壊れずに耐えてくれたと取り敢えずは自分より先に
自転車を褒めたいです。先日交換した
チェーンリング(38T)は流石に替えて良かったと思います。多少なりとも所々アップダウンの道は頻繁で中に傾斜のキツい坂もありました。
自転車カスタム開始の当初「ギアをフロント38Tにしてリア最大34Tにすれば20度の急勾配も克服できる」と豪語していたのを思い出しましたが現実は高々5〜8度程度が限界かも知れません。何でも経験してみない事にはその厳しさは実感できないものです。
因みに最上部のタイトル画像は橋を渡った先
那珂湊の小さな漁港で撮影したカットになります。午後とあって船の出入りはなく周辺にも人の気配はありませんでした。反逆光気味の中後方に僅かに見える青い水平線と小さな灯台?が印象的な画(え)になりました。一応これ機会に『
自転車シリーズ』第一弾として(春・初夏)シーズン編は一旦終了します。最終編集を経ての公開が今から待ち遠しいです。
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