恐れていた事態勃発>
エライことが起こりました。何と私が今や最後の砦と後がない状況でありながら、流石に信じがたい最早事件というべき衝撃的発表が目に飛び込んできました。あの国内最大手であるフォトエージェンシーのアマナイメージズが保有する株式100%(全て)が遂に売りに出される事になったようです。
買い手はほんの少し前今年4月に発足したばかりの新会社『株式会社 Numazawa, Iizuka, and Nagai for Kimberley(ヌマザワイイズカアンドナガイフォアキンバリー)』というまさに出来立てほやほやの無名法人で、
アマナイメージズが現在ストックするビジュアル素材の新たに管理する親会社となります。正式な
譲渡日は今月末(5月31日)と記されており近々そこに関する云々が各契約作家にも書面を通じて伝えられる筈です。
まず第一に想像するに上記そちら
譲渡先法人がこのために慌てて設立された匂いがして仕方ありません。当然ですが目下実績はなくウェブサイトすら持ちません。正式な代表者も明示されておらずこれが金融関係なのかコンサル会社?別途分野の事業を営むものか得体が知れません。即ち今の時点で考えられるのが『形としての
譲渡』を名目に
アマナ本体の収益健全化対策(スリム化)その一環が最大の目的、つまりは単に
ストックフォト部門を一旦切り離して中の関連する社員の出向扱いとも捉えられます。
会社自体は登記上世田谷区が拠点とは言えサーバー等の入れ替えはなく中身はそのままで現在と変わらず運用されると思われます。そう考えると突如
ストックフォトビジネスを蔑ろに最悪『終了』まではならないと踏みますが、とは言え信用急減で業績が更に悪化すれば止むを得ず事業を畳む可能性もあり得ます、何しろネットが蔓延る今時は風評は怖いですから。
今後の予想>
今もそうですがここ数ヶ月は
アマナイメージズからの月の収益が激減しており
コロナ禍に於ける不景気風からマーケットの縮小は否めません。当然それ以外の契約先代理店も同様に落ち込んでおり総額でも前代未聞の相当厳しい状況です。となると以後売り上げが暗に復活して向上する見込みなど当分期待できないと思われ、未だ続く
コロナ禍に加え忌まわしいウクライナ情勢によってエネルギー他物資等の供給不足から来る値上げ(物価上昇)で企業はじめ消費者にとって更に脆弱なお金の動きに事欠くことは免れません。
何しろ消費が改善しなければ広く企業の事業収益(業績)も上がらないとなり昇給が期待できないどころか早期リストラや倒産の憂き目に陥る公算は絶えず付き纏います。売り上げなくば広告費は自ずと削られて
ストックフォトの需要も連動して減っていく、当たり前です。今回の新会社への鞍替えがどう作用し我々に幸運をもたらす確率がどれくらいあるのか、その進捗は向こう3ヶ月程度の秋口辺りに多少見えてきそうです。
何と言っても都度一番割を食うのが常に末端に位置する契約作家なのですが、
アマナイメージズに関しては按分4割固定から昨年7月を機に再び3割(非独占素材)に下がっています。これが
マイクロストック並みにいよいよ今度は2割程度に統一されるかも知れません。仮に条件が運よく今のままとしても知名度挽回を狙って驚愕の割引額氾濫で捨て値上等となれば結果は明白、挙句に廃業(切り捨て)かと。
既に私は当ブログで数年前からこの事態を予想していました。ご興味がありましたら以下を参照ください。しかし取り敢えず希望は捨てずに個人の力で今なおできる事を淡々と進めていくしかありませんね。
コメント
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2022/06/16 URL 編集
写真家・CGクリエーター:石関ハジメ
ここ暫くコロナも下火になっており各業界共に盛り返し機運も高まる中今後広告を打つ機会が増えれば自ずと収益もついてくると期待しているところです。
貴重なコメントをいただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
2022/06/16 URL 編集