今回のテーマは『樹木系』10選

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ここ何度かご紹介しておりますストックフォト静止画ビジュアル素材ですが今回は『樹木系』と題して10点をセレクトしてみました。樹木と謳いつつもそこは私の捉え方は千差万別、一種風変わりな画像も登場いたします。勿論ですがその中にはCG素材も2点ほど含まれそう言った意味で利用方面に長けた内容となっているでしょうか。それでは近作順に見ていこうと思います。


まずは上掲画像のこちら何という種類の巨木かはこのシルエットでは分かりづらいですが上手い具合にほぼ同じ太さの幹その間から夕刻どきの半月が覗くというまさに偶然が組み合わさった名シーンです。背景の空もまだ僅かに青さを残しておりそこに点在する白い雲が恰もピンポイント光のように背後から樹木の輪郭を所々際立たせています。小景でありながらダイナミックさが伝わるカットになりました。

→タイトル『みちのべ・盛夏晩秋』ID:IF-FH0909


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やや高く盛られた土手の一角にそこそこ大きめの一本の木が立っていてこれも偶然ですが丁度いい角度で太陽がその木の隙間を眩しく透過していました。私が僅かに位置を変えるとその差し込む光芒の強弱は変わる訳ですが、背面液晶をつぶさに確認しつつ比較的光爆が強目の位置で数枚撮った中のひとつになります。編集では下草の部分のみやや明るめに補正しています。バランスの取れた木の形状とサイズ、この場合は画面が実にシンプルが故に狙いも伝わりやすいかと思います。

→タイトル『空に呼ぶ』ID:IF-FH0484


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やはり私の住む地域はおおよそ田舎と言えますし街内から少し外れて起伏張った農村周辺にはこのような一風不可思議な光景がよく目に入ります。私が運営管理します既にご存知のDEGIGA.JPサイトで直近お披露目もしていましたタイトル『心象風景日々淡々』のサムネイルにもなっているカットですが、左右切り取らない状態で眺めればその異様さが際立つ迫力満点な描写です。きっとこの裏は建屋の入り口になっていて今も依然『石倉』?として使われていると思われます。晴れ渡る順光の空の青さとこの全体を覆い尽くす草の緑が強烈で、自身見て一瞬息が止まり唖然とした事を思い出します。

→タイトル『心象風景日々淡々』ID:IF-FH0327


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これは一体どこから捉えた風景でしょうか。小高い場所にある展望台か登山道の道すがら?それとも今流行りのドローン撮影?いやいや、こちらは実写さながらに精巧な描写で生成されたCG画像なんです。確かに各部をよく見れば森を形成する木々の種類が単一である事に気づくでしょう。それでも形状やサイズ角度などは樹木の増殖設定時に微調整しておりできる限り自然に見せています。気象設定も奥に行くほど霞の濃度を増やし見て極めて実写に近くなりました。中央をS字を描いて走る舗装道路が実に印象的でもあります。実際こう言ったアングルって一見在りそうですがどうでしょうか。

→タイトル『FREEDOMsession 236-345』ID:FS-N0328


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新緑の頃様々思考を凝らして捉えたカットの一つです。新緑といえば緑の鮮やかさが目に浮かぶとはいえその色彩感は木の種類や時期によって様々です。やや深緑系のこのような色調は意外と新鮮に感じ、今回選んでみました。大胆にも画面内の殆どがアウトフォーカスであり中央部最深部の僅かな部分にだけピントが来ている挑戦的とも言える画面構成です。その隙間を縫って差し込む強烈な逆光が緑の色彩をより鮮明に浮き上がらせてドラマチック感が伝わります。文字や商品を被せる上では寧ろこのくらいが使いやすいかも知れません。

→タイトル『FREEDOMsession_001-105』ID:FS-N0105


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これも見ては一目でCG画像と分かる絵柄です。さてどんな手法で制作されたものなのか困惑されるでしょうか。ひと言で即ち『万華鏡』、その構造を人工的に3D生成ソフトウェアの中で作りそれを覗く目線の位置にカメラ(仮想)を設置して見えた世界となります。中に入れ込む要素は様々に自由度は広く多彩、そこが実写の万華鏡と違う部分でもあり工夫次第でそのバリエーションは無限大と言えなくもありません。ここまでずっと緑系で来ましたのでひと息季節を秋に、『紅葉』を配してみました。真っ赤なモミジは実写で過去にストックしてあった制作素材で当画面に形状は5種類ほど混在しますが兎に角一枚ずつ丁寧に切り取る作業その前段階は大変です。

→タイトル『ウルトラ万華鏡』ID:IF-HE1240


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私の住む平地の身近にもこんな場所もあったのかとこの奇跡の出会いに感謝しかありません。奥がこんもり残る森で手前は湿地に近いヨシの残骸が覆う荒地です。全体がダークで簡素な色合いその中にひときは映えるまさに満開を迎えた桜の木一本、何故ここだけに一つ残したのか不思議でなりません。今も残っているのでしょうか、のち転居してしまったのでここには訪れていません。当日は曇天で露出バランスが絶妙で暗部もしっかり描写されて概ね撮りやすい条件だった事が幸いしました。さて、皆さんはこのシーンから何を想起されますか?

→タイトル『心情・束の間の奇跡』ID:IF-HE0817


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再び新緑風景になります。自宅から7〜8キロ離れた場所に北山公園という名の自然公園がありますが、隣接して広い多目的グラウンドやイベントホールが建ち広く池を周回する入り組んだ遊歩道も完備される事から身近な避暑地として人気を博しています。このカットのように季節ごと風景の変化も著しく写真撮影には取り分け絶好の環境かと思います。過去作品の多くにこの場所は結構含まれていて前述の敢えてボカした新緑も確かここで捉えたような気がします。ストックフォト素材では代理店経由での利用に当たって人物が含まれるカットを警戒されると思いますが如何でしょうか。ただ、人物の写るサイズや印象として狙いが他にあれば預かってはくれます、基準がこの程度ならば。

→タイトル『うららか』ID:IF-HE0736


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ここは茨城県の最南端の山『筑波山』中腹にある知る人ぞ知る比較的有名な梅園です。斜面を広大な規模で覆い尽くす梅の木の群生はそれはそれは見事なくらいに荘厳ですらあります。薄暗いうちに家を出て早朝まだ日も昇らぬうちに絶好の位置に陣取り朝日が差し込むその斜光線を基調に捉えたカットです。やや右上のこれは赤ツバキの木なのですが実に印象深く、画角上どうしても単調になりがちな画面に上手くアクセントになってくれました。木々の間をくぐり抜ける事もできるので色々撮り方も出来て面白い場所ではあります。この時は3日連続で通いました。(駐車場有料500円/日)

→タイトル『つくばの梅』ID:IF-HE0285


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今回のラストを飾るのがこの巨樹ですが撮影場所は何処だか分かりますでしょうか。この木は結構有名なので形状から察しは付くと思いますが、青森県にあります白神山地、その唯一無二の名木まさに白神山地のシンボルと言える樹齢400年を超すブナ(400年ブナ)を直近から魚眼レンズで見上げて撮影した一枚になります。取り囲む木々も爽やかに見てはいい感じに仕上がりました。しかし実は今冬、ついにその力尽きて倒れてしまったようです。過去2回ほどここを訪れてはひとえにこの巨樹だけは必ず捉えてきましたが残念です。私が撮っているこの位置ですが、近年なら完全なる違反になります。今は半径5メートル以内には接近できないルールになっており見晴らし台その1箇所からでしか見物なり撮影が許可されません。この当時はまだそこまで厳格ではなく根元まで自由に入り込めました。何にしてもこのアングルは2度と存在しないという事です。

→タイトル『巨木の森』ID:IF-ZK1902


計10点を見て印象など如何だったでしょうか。今回のカット以外にもそれこそ膨大な数でより面白い樹木の数々がストックされ且つ代理店経由で販売される作品群の宝庫と言えばDEGIGA.JPサイト、ご興味がありましたら是非一度当サイトまで足をお運びいただければ幸いです。写真集的な見方も出来ますし特にストックフォト初心者の方々にはいい目の保養にもなるでしょうか、これを機に別途ご感想などもお待ち申し上げます。今後ともDEGIGA.JPをよろしくお願い申し上げます。それでは次回もまたお楽しみに。


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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