
ようやくお披露目『light up』> 当初3月上旬遅くとも10日までの公開を予定していましたが、代理店一社に於きまして思いの外編集作業が長引いた影響から本日16日の中旬公開と相成りました。このところ、所謂『散歩写真』を撮り溜めたスナップ系素材が比較的多く続いていた訳ですが、しかしその中にあっても敢えて
CGものと混在させた『FREEDOMsession』シリーズをその合間を埋める形でご披露する場面も其れなりにありましたので
CG作品から完全に遠ざかったという印象はあまり感じないかも知れません。
そこで今回登場したのがそんな中途半端な実写込みでないフル
CGタイトル、この『
light up』(ライトアップ)という訳です。まあそれでも各イメージ共にバリエーション数は前々回の予告ブログでもお話ししていた通り結構な物量で攻めています。そしてその主役となるのが様々なポーズをとる小さなフィギュアたちです。過去作品にもそれこそ頻繁に登場はしていますがある種物語性を醸してくれる最強の演技者であり仮に生身の本物であればまずはモデルさんに支払うギャラ、衣装代、スタジオレンタルなりロケ地の使用料合わせて出張から飲食等々掛かる費用は膨大になりますからとてもじゃないですが割が合いません。
ましてや今作品のように土台が地球表面などかえってその合成作業は複雑でライティングバランスや色調を整える手間を考えただけで途方に暮れそうです。そこでいい画が撮れていなかったとなれば最早事故とさえ思えてきます。という訳でお手軽に
CG活用は必然以ってフィギュアの入れ替えは殊更スムーズでした。
そんなこんなでタイトル『
light up』の作品数ですが、計102点になります。前半のそんな地球ステージシーンが全体のおよそ4割ほどを占め見ていて飽きるでしょうか、いや、それでも利用目的はクライアントによってその都度違ってくるので寧ろこのくらいの物量は当たり前なんです。作っている本人でさえ終わりが見えないほどあれもこれも有った方がいい作っておくかと、ところが後になってそれでもまだ他にもっと有効なテーマがあったに違いなくそんな不足分は次回作にそれとなくシチュエーションを変えながら追加していく事になります。
世界はカオスと化した>さて、今は何と言っても鬼気迫る
ウクライナ情勢ですが攻め込む
ロシア軍の横暴に西側諸国はただ手を拱(こまね)くばかりで大っぴらな反撃が出来ていません。もし一時的にも欧州やアメリカNATOが結束して相手を追い払う行動を起こせばその代償は計り知れない破壊的な核の報復ともなりかねません。当事国同士の交渉は未だ解決を見ずその最中にあって民間人への野蛮な狙い撃ちが尚エスカレートするばかりです。
昨日は欧州三国首脳陣が
ウクライナの首都キエフでゼレンスキー氏を囲んでその結束を確認した訳ですが並行してアメリカのバイデン大統領がNATOとの協議に動き始めています。もしかするといよいよ西側連合による大規模な
ロシア軍掃討作戦が展開されるのでしょうか。
ロシア軍の燃料や食料が枯渇寸前とも聞きますのであのプーチンにとっても辛抱の限界、手っ取り早く戦術的(小規模)核攻撃を仕掛けてきてもおかしくない切迫した状況です。
そうはさせじと先手を打って一気に相手を殲滅させるという流れかどうかは何とも気をもむところです。もしもこれが裏目に出ればその後の世界は核の応酬なるディストピアへと変貌する筈で、勿論政治経済の立ち直りもままならない壊滅的結果をもたらします。揃って我が国の行く末についても不安は絶えません。
それはそうですが今喫緊で身に迫るのが続く連日の
コロナ感染です。多少は減ってきているもののそれでも1日数百人以上が感染し大都市圏では目下1万人辺りをうろうろしています。死者も高齢者を中心に日に数十人といういうレベルで一向にその出口は不透明としか言えません。昨日でしたか、来たる今月21日をもって『全国一律の規制撤廃、蔓防の完全解除』を政府が言い始めました。
倣って殆どの自治体が既に解除の名乗りを上げており概ねこの方向で進むと思われますが、私の住む茨城県などは専ら千人を割ってきたのかどうか、そもそも火曜日はここ最近月曜日よりも感染者数が少ない傾向にあるので本日水曜日以降再びその倍くらいに増えていく気がして、国や自治体が目指すうやむや事なかれ主義の方針にこちらも不安は隠せません。これでまた大規模リバウンドなら再規制の繰り返しになるのでしょうが。
心境を映し出す鏡>つまり今回の新作に登場するフィギュアたちの演出にはこの混沌とした世の中にあって誰しもが抱える憂鬱なそんな気分をそのまま各々場面に込めたつもりです。明るい未来もあれば悩ましい悶々とした情景もあり、それでも
テクノロジーは絶えず進化し続けるという妙な皮肉も含めとどの詰まりは私たち人類そのものをまさに投影した作品群と解釈いただければ幸いです。
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