人材不足の深刻度>ここ数日あまりで感染者数がダントツに引き上がったこの今回のオミクロン株ですが、昨日は東京で遂に初めて1万人を超えた模様で全国でも同5万人を突破しました。それでも日の感染者およそ40〜200万人クラスの海外の状況から察すればまだ望みはあるのでしょう。
ここ最近よく耳にするのが『インフルエンザ同等の5類への引き下げ』の要望です。しかし感染速度が異常なほど速い当ウイルス故に流石に検査無くして地元診療所に駆け込むのはある種冒険であり、それこそ近くを通りすがっただけで空気感染するというリスクは相当なものです。待合室で待つ高齢者集団に瞬く間に広がって重症化する恐れが未だ拭えないとすれば、闇雲に近い規制緩和には依然ニの足を踏む状況と言えます。
ただ、このままの調子で濃厚接触者合わせて陽性反応が膨大であれば後に会社を休む国民で溢れかえり社会全体の動きが鈍るのは間違いなく特にソーシャルワーカー系に属する人材不足は深刻です。教育を受けず経験もない素人が現場を代わりに受け持つにはかなり荷は重く事故も起こり得ます。うっかり外からウイルスを持ち込む場面も多発するでしょう。
経済を回しながら感染予防に努めるとは過酷そのもので一時ならずこれが数ヶ月以上続くとなるとその緊張感から神経自体が保ちません。別の意味で中長期的に精神的休息を余儀なくされる筈です。まさに厳しい局面となりましたが、兎に角は互いが近接による対面行為をできる限り避けてあわよくばリモートでのやり取りに切り替えるなどして抑止効果を必然として上げる以外ないと思われます。
※回転寿司(半自動化)、便利ロボット、セルフサービスなどの導入
再び訪れる困窮>年が明けてまさかここまで酷い状態に陥るとは誰が想像したでしょうか。私の家業であるストックフォトの売り上げもやや回復に向かった途端の出来事にぶり返しへの不安は高まります。企業が低迷すればその分そこにもろに引きずられる業界だけに、その末端に位置する私たちビジュアル制作者個人などは物の見事に落ちぶれてしまいます。その影響が出始めるのが先2ヶ月前後でしょうか、ドドンと収益が下がるのが目に見えます。
こればっかりはマイクロストックであろうとプレミアストック系であろうとそう対差はありません。むしろ単価の安い売り手にこそ被害は大きいと思われ、ストック数の差がそのまま収益に反映するという具合に悲惨さを伴う契約作家の身の上が案じられます。まるで他人事のようですが度を越せば勿論私自身もその仲間入りは確実です。
上掲画像は昨日散歩途中で捉えた農作業の光景です。大型のハウス内で老夫婦でしょうか次期栽培に向けてうなった土に肥料なりを撒いていました。周りを囲うアクリル板越しに外から撮影したので若干青味がかりコントラストも鈍い仕上げとなりましたが、そこはいつもの編集過程で見易いよう修正を施しています。
決断と実行あるのみ>さて、本題のオミクロン株に話を戻しますが、この先の動向が気になるところです。果たして感染者数のピークはいつになりそこから程よく下がる中終息への真の道筋は?経済への悪影響をどこまで抑え込めるのか即ち政治家官僚地方各自治体並びに各方面の学者の叡智、大手企業の各々経営者陣営の手腕に掛かっています。
末端庶民は相変わらず好き勝手な文句なりを並べ立てるのみで所詮厄介な感染源以外の何物でもなく最早巷は二者択一的分断を極めています。世界を驚かせる画期的『ジャパンモデル』が構築できれば素晴らしい訳ですが、まず何と言っても希望が持てるより効果的な方向性を上の立場の人間がはっきり示さない限りこの状況はいつまでも変わらないでしょう。既に大した時間は残っていません。
コメント
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2022/01/23 編集
写真家・CGクリエーター:石関ハジメ
それはそれで安泰ですね、よかった。
2022/01/23 URL 編集