潜伏するオミクロン株の恐怖>いよいよ今年2021年も今日が30日、明日の大晦日を以って暮れていきますが皆さんにとって決して喜べる一年ではなかった筈です。その元凶は言わずもがな世界をパンデミックの奈落に陥れたコロナウイルスであり過去最大の感染者数を出した日本の7〜8月に掛けては丁度オリパラ真っ最中とあってその懸念は最高潮だった訳ですが、何故か9月に入ると途端にその罹患数は激減の一途を辿ってついこの間まで東京都など大都市圏でも1日の感染者が一時一桁台まで下がりました。
がしかしここに来て南アフリカ由来の『オミクロン株』が突如出現し予想されたその感染力の速さから今や全世界の生活圏にほぼ蔓延った状況となりフランスでは1日20万人、アメリカでは44万人とまで言われています。我が国では運がいいのかそれとも既に巷に潜伏し爆発の機会を伺っているかはさておき、いずれにしても遅かれ各地に広がるのはそう遠くないと専門家は指摘しています。
経済を回す最終手段>ただ世界の情勢は面白い事に依然社会はおおよそ回っており特にこのオミクロン株は重症化しにく特性があるといいよっぽどの悪い条件が重ならない限り入院治療の必要がないらしいのです。よって国民はこれだけの蔓延にも関わらず普段通り仕事をし学生は授業なりを継続しています。所謂一種諦めと言いますか開き直りというのでしょうか、大病しないのならマスク着用を最低限守り完治するまで我慢すれば終わるという判断に至った気もします。
となれば日本国民もそのような流れを汲んで倣って同様の認識で過ごせば事なきを得る、無駄に恐れる必要はないと今後そう割り切れるかが国を挙げて問われるでしょうか。つまりは罹って本望の精神です。何しろ無症状や軽症なのですからそもそも診察や検査をする人は相当少ない筈で厚労省以下正確な現状を把握できず更にオミクロンの検出にはゲノム解析が必要でそれこそ時間も労力も削がれます。
マスコミなどの余計な騒ぎだてはここに至って最早意味はなくある限度までは自然の成り行きに任せ逐次監視するという方向に舵を切ると思われます。既に尾身会長が「入院治療の抑制」を口にしていますしこの先は政府方針もそこに沿う形になるのでしょう。
日本経済の行く末>しかしそうは言っても高齢者や持病また未接種者(接種2回止まり含む)、妊婦、別途疾患で入院治療中で免疫力が低下している方々にとってはそれこそその対策を緩める行為は生死に絡む問題であり看過はできません。政府にはこういった弱者を如何に守れるかが問われます。まずは年明け数日後でしょうか、現在のデルタ株の伝播に比べ2週間で大方その10倍と聞きますしここ数日などフランスでは1秒に2人が感染というペースは尋常ではなくこれが日本で始まれば、揃って入院治療が必須な中等症以上の患者も増えていく事になります。
職場も要請や養生で現場従事者の休みが続出して自ずと商売が回らなくなり混乱する事に繋がり更にクラスターの発生で事業所自体が長期休業を余儀なくされれば半ば廃業せざるを得ない企業が現れても不思議ではないでしょう。無論そうならないために例え感染した場合でも無理をおして出勤しマスク着用で職務続行、無論そうせざるを得ない切羽詰まった情景が目の前に浮かびます。
さて来年果たしてコロナウイルスをほぼ完全に追い払えるのか、それともより顕著なウイズコロナの継続か、承認間近の経口薬は本当に効力を発揮してくれるのか、はたまた3回目接種の行方、その後遺症の懸念様々な思惑の中この年の瀬大晦日を迎えます。
最新作『みちのべ』近日公開!>話は逸れますが、今回の上掲画像は来年早々に正式公開を予定しています最新作から抜粋した画像になります。画面右下隅に『みちのべ・聖地』と記載がありますがその『みちのべ』が作品のメインタイトルで副題として4テーマが用意されます。年が明けましたら随時予告編として各副題から各々作品をご紹介していくつもりでいます。是非ご期待ください。
今回のこの写真は見ての通り空は相当に暗い状態であり今にも土砂降りに見舞われそうな気配が漂います。巨大なオミクロンの脅威が迫る不吉な兆しが伝わる画として選んだものですが、他にも多方面で使えそうなビジュアル素材満載です。
今回が2021年最後のブログ投稿となりますが最後の最後変に不安を煽って申し訳ありません。皆さんにおかれましては出来る限り感染を回避して健康で新たな年を迎え更に前進あるご活躍をご期待申し上げます。今年も幾度となくご注目頂きまして誠に有り難うございました。私自身も先凹(へこ)たれる事なく本年同様踏ん張ってより価値のある作品づくりに邁進していきます。それではまた来年お会いしましょう!さようなら。
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