あくまで素材としての皆既月食>昨晩夕刻4時頃から欠け始めた満月が丁度6時を回った辺りでほぼ地球の日陰となる皆既月食が現れました。見て完全ではないものの大方さも不気味な赤い月の表面が拝められ、この宇宙のスケールに改めて感動を覚えた次第です。
欠け始めてすぐに私の住む地域では薄雲が途端に立ち込めその月が姿を隠す事数度、こうなると撮影は難しいのではと思ってやや諦め気味でしたが5時半過ぎにその雲の一群は一時的とはいえスッと頭上から消え去りました。まさに奇跡、幸運としか言えません。
という訳で今回使用したカメラはニコンのデジイチ『D5300』で装着レンズはED300ミリF4(フィルム時代の旧型)なのですが初めそこに1.4倍のコンバージョンレンズを重ねるという予定で試しに一旦取り付けて月を眺めると輪郭がややしっかり来ない事に気づきました。急遽取りやめレンズ単体に切り替えました。
絞りはほぼ開放値のF4に固定しマニュアルフォーカス、随時被写体の明るさにシャッタースピードを前後させるなど結構緊張しつつ感度設定を通常使うISO100から一気に1600に上げ、更に都度400に落したりとまめにチェンジしたところそこはやはり400が最適値のようで粒子もそれほど立たずそれなりにしっとり仕上がったようです。
シャッターレリーズの際の手振れを極力抑制するためにショットごとセルフタイマーで撮影、シャッターが切れる直前は両手で三脚を抑え込み突き出たレンズの鏡胴と雲台の間に指を挟んでいます。ただそれでも多分ですがピントが若干甘かったと思いますがブレというよりはピンボケでしょうか、ほんの僅か月の輪郭線がビシッと来ていない(あまい)気がしています。寧ろオートフォーカスの方が正確だったかも知れません。
※シャッター速度1秒前後の撮影が殆どだった事から場合によっては月の移動(被写体ブレ)の可能性もあります。
という訳でまずはタイトル(上掲)画像がその皆既月食になります。...と言いたいところですが実はこちらは合成写真になります。嘘はずるいので正直に告白しますが以下の画像も同様に合成です。取り敢えず月だけアップで撮るのが正直精神的にも一杯一杯でしたしストックフォトをやっていると何かとこう言った小細工が好きと言いますか、後で色々使える素材として考慮したというのが本音です。
まあしかし皆既月食を広告のバックグラウンドで使う機会って実際にあるのでしょうか?兎に角はせっかくなので記録したというところでご勘弁いただければ幸いです。ほんと夜の撮影は苦手です。欠け始めからラスト全てが満月に戻るまでしつこく夜中まで撮影されていた方は大勢居たと思いますし、ご苦労さまと言いたいですね。

合成の下地にしたご覧のカットですが、いざ適当なものを探すと出て来ないものでようやく見つけた最近散歩で捉えた2点でどうにか収まりました。カラスのねぐらとも言える赤い送電塔との組み合わせは角度的にも違和感はありません。それでも月はかなり大きめであり現実的にこの写り方から月と両方にピントが合う筈はなく(1秒露光でありながら飛んでる鳥もそれほどブレていない)ベテランが見れはすぐに合成と分かるでしょう。青色がやけに強調された三角屋根のカットもそうなります。
まさかチャンネル登録解除って?>これを『妄想』というべきかは別としまして、ここ最近こちらブログ上で多く語ります『散歩チャンネル』についてそんな『妄想』を抱いてみたいと思います。ほんの今朝方スマホで当『今日も今日とて散歩写真云々』をチェックしましたら昨日までの登録者8人が突如7人に減っていたのです。まさに昨晩の月食以上の驚きがありました。
先日色々と本ページを改善した矢先だっただけにここに来て真逆の反応とはショックは隠せません。以前構成のストックフォト紹介動画当時の登録者がとうとう嫌気がさして離脱(解除)したのか、それとも結局動画に進展なく毎回似通ったものばかりで呆れて去ってしまったのかははっきりしませんが増えるどころか減っていくなんて本末転倒以外にありません。
毎回暗い話が多くて恐縮です。まあ言ってみればあまり世間では話さない内容でありストックフォトに関しても例えば代理店のアマナイメージズさん関連ではその反応は多大で、数年前の記事についても未だ読まれているみたいなのでそこは私の現状に似た何某か気になっている方がかなり多いとなります。そういう意味で今般もしもこれからユーチューバーを始めようと考えている人にとってこの記事はその現実の厳しさ過酷を伝える実体験が語る本音リアルな指南書とも解釈できます。
良いにつけ悪いにつけ皆さんにとって注目に値する鋭い視点を忘れず合わせて恥を惜しまずできる限りオープンに自身の体験談を多数織り交ぜながら今後も果敢に書き綴ってまいりたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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