ストックフォト素材の企画制作:DEGIGA.JP公式ブログ
大恐慌は避けたいけど>
中国湖北省武漢市で発生したと伝わる新型コロナウイルスの猛威は今月12月を迎えおよそ丸1年が経ったという報道もありました。依然その猛威の衰えるを知らず欧米を中心に1日に発生する感染者数は優に数千から数万人規模で推移しています。
アメリカの現在の失業者は分かっているだけでもおよそ1000万人とされますが、これでよく恐慌状態に陥らないのが不思議なくらいです。さて我が国日本はどうでしょうか。無謀とも言える政府推しのGoToキャンペーンが来年GW明け6月末まで延長とは驚きですが、来春を予定するワクチン接種の承認の動きは未だ微塵も伺えず逼迫する病床確保また経済危機迫る中、年越しへの不安は尽きません。
このたびスガ政権が繰り出した第3次補正予算も真水僅かに30兆円あまりではとても全国民を根底から救済する予算として心もとなく再びの緊急事態宣言発動時の給付に際しては到底足りない少額提示となりました。その使い道がまさに経済支援一辺倒でありコロナの前線で戦う医療従事者や絶望する生活弱者への支援が以って置き去りとは何とも不条理です。
政府が思う『まずは経済の下支え』は分かりますがどう見ても自民党の政権維持に必須な組織票(票固め)最優先としか映りません。経済界も官僚各省庁も全国の公務員に至るまで此の期に及んでいい加減目を覚まして欲しいです。皆さん方に少しでも愛国心が残っているのなら利権まみれ様々な疑惑だらけの腐った政党は次期総選挙に於いてとことんキッパリ見切るべきです。
誰が仕掛けたかは既にご存知の通り狂気さながらのプライマリーバランス堅持がもたらしたデフレ25年間が見ての通りこの日本をじわじわとダメにしてきました。垣根を超えた低賃金よしの非正規労働制導入で企業がその要員をいとも簡単に平気で切れる仕組み(法律)によって理不尽な扱いに絶えず翻弄され半ば人生の大半を奪われた国民は少なくありません。
コミュニケーションロスの現実>
消費税増税10%そしてコロナがそこに追い打ちを掛けこのたった9ヶ月ほどで関連失業者7万5千人超を数えるに至りました。自殺も相次ぎ特に差別の谷間で喘ぐ女性の自殺率が男性の2倍近くにも達していると聞きます。わたしも数年前短期とはいえ工場勤めをした経験がありますが、とにかく人間関係が希薄で殊の外冷酷でした。一緒に入社した者同士以外完全な他人であり現場はパワハラまがいな罵声の嵐。かつての和気藹々の関係などどこへ?これだけでもこの今の日本を取り巻く社会の壮絶な歪みが如実に表れていると実感します。
確かに仕事は選り好みしなければいくらでもありますが果たして長期に渡って勤められるかは人それぞれで中には体力勝負から若年層にその募集はあるでしょうが、還暦過ぎの私などとても耐えられない過酷な労働となればどうしても二の足を踏みます。毎日が疲労困憊(ぱい)つまらない怪我とかしてきっと保ちません。
しばらく前に登録してあった派遣会社の事務方から「コンビニはどうですか」との連絡がありました。あれってレジ打ちに加え絶え間ない商品入れ替えと整理整頓、振り込みや宅配受け渡し合わせて揚げ物の調理今ならおでんの監視と面倒な取り分け作業でしょうか、常に店内を駆けずり回る仕事です。時間帯によってはワンオペ、シフトの強要、ゴミ処理等々瞬発力と場に応じた臨機応変が伴う、言って見れば高度な業務と思っています。申し訳ないですがお断りしました。
最近だとコンビニ強盗は頻繁にありますし横暴なお客への対処、この所の緩み甚だしくノーマスク客も加わって店内は三密の極致、コンビニとは一見軽作業で聞こえはいいですが一歩間違えば命に関わる戦場でもあるのです。30年ほど前になりますが地元写真店に務めていた当時一度だけ強盗に入られショーケースの商品(主に高級カメラ)が悉く盗まれました。トラウマでしょうか、汚物に触れる感覚といいますか無残に犯人がかち割ったガラス片一つ拾えないほど薄気味悪かった事を思い出します。その後別件で逮捕されたと聞き安堵しましたが。
ストックフォト稼業即ち負んぶに抱っこ>
コンビニの時給って今だと1100円?夜勤で1250円?前後でしょうか。もっと払ってもいいマルチタスクの仕事ですよね。ただしそんなコンビニも埋まっているようでコロナ禍の今時期は割のいい仕事を探し当てるのは至難です。軽作業を謳うライン工場も不景気で減産(非正規は大方雇い止め)状態かと思います。
私の場合やはりここはどうしてもストックフォトに頼るしかありません。さて来年2021年以降のストックフォト業界はどうなっていくと思われますか?一つ言えるのは更に社会情勢が厳しさを増していく可能性大という事です。この調子で今後益々大企業が方向転換を余儀なくされそこにぶら下がる中小企業ならびに小規模会社(個人事業主)がその変化対応に耐えられず大量に倒産廃業していくと予想しましょう。
巷に失業者休職者が溢れ買い物もまともに出来ない生活必需品のみの消費者だらけになれば特に高級ブランド品、旅行バカンス、新車購入などの嗜好品分野は淘汰され続けます。現時点でインバウンドの当てはなく手持ち資金が潤沢な高齢者の動きも感染を恐れて当分鈍い筈です。このところの家庭内感染頻発で若年層にも忍び寄る重症化リスクから街は閑散とし大小に関わらずそこに点在する飲食多々サービス店がある時を境に軒並みバタバタいくかも知れません。いや、既に始まっています。
ストックフォトといえば『広告宣伝用の効果ビジュアル』でありいい悪い高くも安くもそもそも利用者が居なければ始まりません。主に大都市圏(東京など)の家賃光熱費ほか固定費諸々地方の比ではありません。人口密集地ならではの人出がその地域の活力を支えて来た訳で高騰し切った物価の煽りがかつて無いほどに物の値段を吊り上げ、反動としてそこに暮らす庶民の財布の紐はより一層固く閉ざされます。沿って広告出稿数は激減の道へと進みストックフォト素材の利用数も減る、当然です。
大手また中堅ストックフォト代理店が抱える社員数は概ね50人から300人当たりと思われますが、早期退職募集、非正規等のリストラ、配置換え時短による減給とかはもうとっくに行われているに違いなく事業規模縮小は避けられない状況と思われます。いくらこの場で「売れる素材を作りましょう」と叫んでもそれこそお国の舵取り次第。最早個人の力でどうにかなるものではありません。
これ成し遂げた奴ノーベル平和賞>
まずは何としてもコロナ撲滅が最優先、自衛隊出動でも何でも医療崩壊を兎に角未然に防ぎつつ経済をうまく回せるかに掛かっています。政府が直ちに決断するべきは2つ、外国人の入国を一先ず遮断そしてGoToキャンペーンの即時停止これは必須でしょう。そこをスタートラインとして次なる施策を同時展開する。つまりは国債を発行し現金で200兆円を調達します。十分な補償をセットにして人の移動を完全に止めるそれ以外にこの感染拡大を短期で収束に向かわせる有効手段は存在しません。
ストックフォトつまりは広告業が精気を取り戻すには市場が活性化されてこそです。まさに異次元且つ壮大な実験かも知れませんが仮に世界中すべての感染国でほぼ同時にこの地球規模なる『移動ZEROプロジェクト』が期間1ヶ月として実行されたなら新型コロナウイルスはこの世から完全に消滅しおよそ間違いなくいつもの平穏な世の中に戻ると思われます。個人の陳情然りどの国でもいいです、各国また国連にその事を訴えて欲しいです。
この提案を切っ掛けにもしも実際に行われたとしたらどうでしょう。やがてはこのブログまで遡ってきっと私のノーベル平和賞は確実です。ところで賞金っていくら貰えるんでしたっけ、「何?本心そこかよ」って叩かれそう。
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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ
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