ストックフォト素材売れるまでの道のり

freedom予告3
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納品したらすぐ売れる?>
新作予告第3弾は『テレワーク』、まずはタイトル画像をご覧ください。各々が互いにある程度の距離を保ちつつ外部関係者とコミュニティーを図るそんなイメージを分かり易く可視化した絵面となります。実際の職場環境とはかなり違っているとは言え目的実情の理屈はそれなりに伝わっているかと思います。

何しろ次期作も相変わらず様々内容が入り混じっており活用場面は多岐に渡ります。一応正式公開を来週初め頃火曜水曜辺りを予定していますので新作予告ブログはこれが最後となります。過去2回(blog-568blog-567)の当ブログではストックフォト業界のコロナ禍による影響やら復調への期待その切望を綴ってきました。

今回は所謂皆さん各自に於いて日頃から絶えずストックフォト代理店に納品しているビジュアル素材のその売れるまでの経緯について今私が率直に感じている事を少し書いてみたいと思います。勿論私もこのところ月単位の頻度で結構な納品数(率)かと思いますが上述のコロナ禍の現状もそうですが多くをCG制作に特化しています。まず其れ相応のライバルが少ない事に加えて自宅での作業が大半なので他者との接触に絡む撮影等の外歩きと比べ感染リスクが低い事が挙げられます。何せ歳なので注意は怠れません。

そうは言ってもそこは注目され使われてナンボの世界業界でありせっかく魂を込めて作った力作(自画自賛)であっても購入ユーザーがそれを見つけてくれない事には何も始まりません。兎に角はサイト売り場の贅沢を言えばまず最初のページに掲載される事が何よりの認知効果でありその効力も最後尾おおよそ10ページ目あたりが限界と思います。

それ以降はまずページを捲ってくれる確率は低くその段階で新たなキーワードを再入力し突如何処かへ飛んでしまう可能性は大です。そうなるとその新たなキーワードに自らの作品が一切関連しなければ販売のチャンスは間違いなく絶たれます。当然ですがその真逆もある訳なので或る人にとっては別の意味でチャンスを呼び込むとも言えます。


上位表示が運命の分かれ目>
ここでの結論は即ち『取り敢えずサイトの上位表示される事』、ここが何よりの売上一番乗りの秘訣になります。さてそれではその上位表示させるベストな方法は何でしょうか。これって販売代理店側に一応の理屈が存在し仮に貴方が初めて納品した作品がいきなりトップ表示される事はまずあり得ないと思ってください。これは私でも例外なく新作が人気順のランダム表示に即顔を出した事はこれまで一度も経験していません。

AIか何かのシステム的なのかそれとも人為的かは知りませんがある程度の実績が伴って初めて上位表示される仕組みルールだからです。過去に購入された頻度順と言っていいかも知れませんが、そこに関連するキーワードないしは色調や形状の関係で自動制御が功を奏してそこに並んで表示される場合も僅かに考えられますが稀です。購入頻度の多い順で既に初ページは埋め尽くされていて表示されるとしても良くて2ページ以降となるでしょうか。

納入済みのその作品が頻繁に売れ出す時期が早ければそれだけ上位表示されるタイミングも早まる訳です。代理店にとって全く売れない作品を目立つ場所に持ってくるは誠冒険でありデメリットを思えば必然的に後回しにされて当然。ここ最近どこの代理店も風景専科の契約カメラマンに対して『旬の撮影スポット』なりを頻繁にメール連絡して来ますが、実際に風景素材ってナンボのものなのかその使われ頻度は疑わしくもあります。ただ単に無い新着在庫を増やしたいが真の目的とすれば、売れもしない風景求めて大金使って現場に足繁く通い「遂にやった、いいの撮れたぞ!」と自己満するのみとなります。

結果は無残にも全くお客は付かずこれまでの努力は何だったのかとうな垂れるこれが現実です。ただでさえ来年どうなるかも知れぬご時世も手伝ってその精神的ダメージは計り知れませんが、寧ろその要求はカメラマンにではなく本来ならお客さんを対象にした営業活動にその矛先を向け本腰を入れるべきなんです。多分ですが私の推測では直近の納入量がかなり落ち込んでいて契約作家に広く発破をかける意味合いは強いと考えます。


良きも悪きも売れるが肝心>
作家からすれば預けても売れない売ってくれないではそりゃあ落ち込みますしそんな境遇のカメラマンは同じところに次も預けようなどと思う方が寧ろ不自然でしょう。実態としては誰しもが半ば廃業状態なんです。仕事が尽く失われて最早打つ手なしで遠征費そのものが捻出できないのかも知れません。写真を撮りに行けないから預け入れも出来ない、「ガンガン撮ってドンドン預けて〜バンバン売りますから」と現実から目を背けて一方的にしつこく訴求してどうなんでしょう。

かろうじて私の立場は『CG』制作者であり今が売上急落とはいえ撮影専科の方々に比べれば幾分かは救われている筈です。ここで冒頭の話題に戻りますが、結構な頻度で新作を投入している昨今とは言えあのアマナさんでさえ新作投入後のお客さんの付きはどうして、結果が出るまでには相当な時間を要します。

先の『売れ始めてナンボ』が常に初めに来るので新作の上位表示は皆無であり相も変わらずしばらく前に預け入れした作品がちょこちょこ掲載されるのみ、これでは現状を踏まえて唯一無二で急遽制作した素材の力が発揮される筈がありません。つまりこれは同時に代理店側の利益に反映しない事をも意味します。早くにその時期に適した素材を提供したにも関わらずその期間を過ぎて尚表舞台に投入されていないその余りののん気のんびり振りに毎度呆れています。

ネットを介したデータアップロード後の面倒なキーワード情報の紐つけを経て納品完了までのプロセスは光転送およそ自動化によって確かに公開までのスピードが概ね短縮されました。一般に『納品受付』から遅くとも一週間後にはサイト掲載されます。自身の作品のみ表示する指定アドレスを打ち込めばその新作は間違いなく表示されあたかもお客さんの目に既に留まっているが如きです。しかしそれは全くのお門違い。


新作こそリアルタイム即戦力なり>
新作に込めた関連キーワードを試験的に入れて検索ボタンを押すとおやおやどうした事か、販売を開始した筈の新作は一切表示されません。つまりはその時点でまだ一般表示に向けた二次作業が行われていないという証です。こちらはどこの代理店でもほぼ同様に起こっている事象で、それでは何故そうなるのかは直接尋ねていないのではっきりした原因は分かりませんが例え聞いたとしてもきっと守秘義務とか何とかではぐらかされるでしょう。まあ、それはそうでしょうがまさに今売れるであろう素材が裏に隠れてしまっているというのは実に勿体無い話ですよね。

せめて頭の数ページだけにでもそこは担当部署のどなたかが人海操作で強引に新作を食い込ませるべきではないか、断続的にお得意客が逃げるこんなご時世だからこそのスピード感はアピールの極みであり最も重視するべき良策と考えます。取り入って私の知りうる中で現状のマイナス面と相反する販売プロセスの新たな構築を促す理想論を綴ってみましたが如何だったでしょうか。

絶えず入荷される新作の中から即戦力となり得るビジュアルを素早くプッシュ適時適所に再セット、有益なビジュアル素材をよりリアルタイムで世に送り出す仕事、最強の販売仲介者故の成すべき意味がそこにあります。


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


◉仕事:
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