今度は水面(みなも)>久々に新作のお知らせになります。前回の動画素材『揺らめきギャラリー・新緑』に続く同じく実写動画となります。『みなも』というキャッチフレーズからも容易に想像できますが、所謂水辺の風景といえば聞こえはいいでしょうか。主に揺らぐ水面をモチーフかつ心象的に捉えたバックグラウンドとしての仕様を目指しました。
とは言うものの内容はざっくばらんで海に湖池畔そして公園の貯水池など場所は様々、揺れ動く水面の妙は勿論そこに集う人々とその情景に加え鳥や昆虫など小動物の営みの一端を覗くシーンが数多く描写されており全体としては自然と目を惹く魅力溢れる作りとなっています。
今や恒例ともなりましたデモリールも同時公開いたしますので先ずはそちらをご覧いただければと思います。正式公開はお盆明け来週早々を予定しておりますので何卒ご期待ください。次回当ブログを以っての詳細に代えさせていただきます。
数字の勘違い>ところでこのお盆休みは如何お過ごしだったでしょうか。コロナ禍冷めあらずむしろ感染の拡大はもはや都市部を離れ遠く地方の遠隔地にまでその勢力はより拡大しつつ未だ衰える気配はありません。少ないとはいえ中高年世代の感染者がじわじわ増えており中等症や重傷者も沿ってその数が上昇中と聞きます。
そこに厄介に加わるのが目下灼熱地獄さながらに浴びせまくる連日の猛暑で本日16日13時現在地域によっては何と40度越えが出始めたらしいです。熱中症で担ぎ込まれる患者多数で医療現場は大あらわ、症状がコロナ感染時に近い事から気が抜けません。それこそどこかの政治家のように呑気に夏休みなどあり得ない更に度を増す忙しさは続いていきます。
よくコロナ感染者数を別の何か事象に例えて暗に比較する人がいます。インフルエンザの僅かコンマ数%なのだからそれほど恐れる事はないしそもそもただの風邪であるとか、交通事故の死傷者や餅が喉に詰まって死ぬ人の数、がん疾患の死亡率、年間自殺者などの多さを様々引き合いに出しており、そう訴える人の大半は概ね『経済回せ』の論理が意識として優先されるようです。
確かに経済が破綻しては元も子もなく最悪は日本経済の崩壊にまで至る訳で、当然そう叫びたいその人は将来への懸念も重なって自分ごととして受け止めているに違いありません。職を失えばまともに生活が維持できなくなるのですからそこは言いたくもなります。だからその生贄(いけにえ)として他人の命を捧げていいという権利は誰にもありません。
自分が罹患したら平気で「助けてくれ」とでも言うのでしょうか?無関係な別の案件の数値を掲げるというのはナンセンスであり比較する方がどうかしています。それはそれこれはこれであって例えコロナ患者の死者数が極端に少ないとしても究極死ぬ人は出ます。そこに注力して思考を広げてもらいたい訳です。
経済を止めれば自殺者急増でコロナ死を上回るはそれはそうでしょうが今後増えるであろう自殺者については重点対処策として分けて議論すべきではないかと考えます。精神的に追い詰められれば誰でも凹みます。そこにセーフティネット網活用がうまく機能さえすれば不幸は一応に防げる筈です。コロナ感染を野放しする事は単に社会の不幸を果てなく増幅に繋げるだけだと広く世間を諭したいです。
拝金主義の末路>交通事故死にも言えますがこれだけ科学が進歩しているにも関わらず未だ自動ブレーキシステムが法令化されていません。何故か、つまりはそれが拝金主義の妨げになるからです。人を助けるのではなく国の健全?な運営が一番であり全ての面に於いてお金を回し続ける事が常に善とされ幾らかの犠牲には目を瞑るという思想哲学なんでしょう。
事故が起これば新車が売れる医療費摂れて葬式出れば葬儀屋が儲かる、そこに絡んだ税金が自らの利益となり安泰、これが全ての答えです。公共事業でも不動産でも額が増せば増すほどウハウハという仕組みなのです。今の政府に於いては殊更その節が余りに露骨に見え隠れしてなりません。その家の後継ぎなら散財し尽くす三代目に符合する政権世代というべきで長年に渡って積み上げた財産はアッという間にすっからかん、財務大臣の麻生太郎氏が提唱して止まない無謀な財政健全化策がどれほど国民を苦しめてきたか、コロナ禍のそれ以前昨年10月に強行した増税10%で市場はもうとっくに事切れていました。
巷にそれこそ健全なる市場を形成させることなく常に自らの懐具合や国際的見栄を張りつつ丸で下級国民はそのための操り人形然り生産性を欠く奴隷扱い(しかばね)そのものと化しています。最近よく思う事に『商品の値上がり』がありますが、あれって実態は値上がったのではなく物価上昇の国際基準に照らせば至って当たり前の価格帯であり、つまり日本だけが貧乏になった証。
日本のバブル期に海外に出かけた際、欧州やアメリカの先進国でさえどの店の商品も日本の半値か3分の2程度だった記憶があります。あれから悪夢の30年が過ぎてみて今はその真逆になっていると遂に肌身で感じるようになりました。高々180万円クラスの車が250〜300万円と目立ちますし軽自動車が上位フル装備で200万円とは驚きです。
アップルコンピュータが出した最新のMac Proが最低65万円からとか、ちょっといいデジタル一眼カメラがボディのみ50万円とか、訳が分からなくなりました。昔の追いつかない技術を軍需品並みに引き上げた商品と思えば理解もできますが、まさに極端な格差の表出、国内このご時世でそこまで釣り上げなくてもいいじゃないかとほんと悔しいですし富めるそんなご身分になれない自身を半ば残念に思います。
相変わらずいつものように相当話が逸れましたが、結論として『拝金主義』が最終的には世界を滅ぼすと言いたいのです。政治家に官僚更に大企業経営者と代々の成金その貴族意識ならぬインテリ層が結局その既得権益を以って全てを牛耳れば際限なく社会は荒んでいく事になります。今年11月とも囁かれる次期解散総選挙で貴方は自民党に投票しますかそれとも立憲民主党以下野党陣営に投じますか、これは未来を分ける最後の審判です。
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