ピンチが炙り出す人間模様>新型コロナが世界中で蔓延し始めてかれこれ4ヶ月近くが経ちましたが、皆さんの周りでは今に至ってどのような変化が起こっているでしょうか。日本は欧米並み数万人もの死者を出すほど大其れた感染爆発は辛うじて起こっていませんがしかし一旦気の緩みから手を抜けばいつその爆発が起こるやも知れず、国民に強いる過酷なサバイバルはまだ当分続きそうな気配です。
そんなコロナ禍にあってどうしても懸念されるのが差別や格差でしょうか。医療従事者並びに宅配人への執拗な村八分的な非難に加え「俺はコロナだ!」とのたまいながら唾を吐きかけるなどの嫌がらせが後を絶たずむしろ日を追うごとに増えてきています。実に陽性の不届きものから感染したという事例も他国ではままあるようです。言わば極度のストレスの実態がそこに現れていると予測もできますが、専ら個々人の中に唯一無二即ち『愛』が欠如している証とも言えます。
他人を思いやる慈悲労りの気持ちはとかく集団で過ごす場面に於いて無くてはならない大事な感情の一つと思います。それは最近よく聞く『忖度』など都合よく都度気を使うと言うよりは対してもっと積極的な優しさを持った表現に他なりません。収束が何時になるとも言えない現状を察するに人は総じてこれから先の不安と恐怖で頭の中は既に思考停止状態であり、たとえ一時の給付金を手にしてもそれですべてが解消される筈もありません。いや、きっとそうです。
昨年10月に発動された消費税10%引き上げが与えた国内の消費マインドは殊の外景気下落の数字に表れており、そこに今回のコロナ騒動が追い打ちを掛けている状況です。ましてや大企業でさえぽつぽつとその惨状が赤ら様となり倒産する名の知れる会社も出始めました。という事は紛れもないその下にぶら下がる中小下請けや関連企業の連鎖は間逃れず、仕入先が無くなれば行き場喪失で資金繰りも底をついて先数ヶ月の間にバタバタといくに違いありません。
問題はそこで働いていた従業員の失業でしょう。ある専門筋の予測ではこの進捗の過程から一気に国内の250万人が職を失い最大でおよそ失業率15%という驚愕の数字が現実味を帯びているとあり政府与党の躊躇ない積極的な資金投入が要望されます。面白いもので現時点の金融指標を見る限りまさに実体経済がどれほど危機的状況なのかが全く読み取れません。株価はこの後に及んでもまさかの2万円を上回っておりとりわけ出入りの盛んな状況ながらアメリカ株同様至って堅調を維持し続けています。
それだけ株や債券の資産運用で生計が成り立っている人が多いのでしょうから、そのようなお金は決して下々には降りてこず上だけでぐるぐる回っているシステムなど糞食らえ、得た利益をもっと世間広く行き渡らせる改革とか何とかならないものかと思います。ましてや財務省の財布の紐は依然硬く国民への支援金も雀の涙程度で社会をしっかり支えているとは到底思えませんし、結局は何時だって税金を大量に納める上得意のお金持ちが常に優先になりがち。しかしながらどれだけ資金援助をしてもダメなものはダメでとかく人を一箇所に大量に集める従前たる商法の再開は極めて厳しく、どれほど資金を投入しても単なる延命処置に終わる可能性は否めません。
残るは『愛』>人がごった返すスポーツの殿堂スタジアム観戦やミュージシャンが関わる万人コンサートしかり有名無名に関わらず今後の取り組み是非が問われます。極めて身近な話として今朝久しぶりに床屋に行ってきました。正面ドアは開けっぴろげで店内に吹き込む雨降りの寒風の中一対一での作業、駐車場には既に3台の車が待機しており完全予約制で1時間半後の10時20分を示す紙を渡されました。始まると突如自前のマスク上から白い布が被され、まるでかつての『キョンシー』映画さながらの見た目情けなさを感じました。
まあ、この感染抑止の非情さが尋常でない事を今更ながら体感した次第です。ただどうでしょう、この床屋稼業って取り敢えず『手に職』なのが唯一救いかと思います。私もそうですが他者にできない何か特別な技術というのはこんな時こそ『身を助ける』に繋がるのではないでしょうか。不運にもこちらのお店の客足が遠のいたとしてもそれはあくまで局地的な事象であり、元から身についている髪切りの技術さえあれば給与条件は兎も角も別の同じ環境でその力を十二分に発揮する事ができます。
仮に高給取りの管理職の方がいざリストラされて今ある専門技術がどれだけ身を助けるかは業態・職種・現場によって各々異なるとは思いますが、事務方で次の仕事と言っても時世柄給与は大概が駄々下がりであり準じて本人のプライドも相当なもんでしょうから自身が思う理想的な職場というのはなかなか見つけられないかも知れません。特に都心住まいはその生活維持費はかなりの負担です。地方の数倍は掛かる事から転職先の月収如何によっては事足りず引っ越しもままならない状況に追い込まれつつ尚家のローン返済や子供の養育学費、趣味嗜好もアウトとなればそれこそ『うつ病』を患っても不思議ではないでしょう。
優雅な人生のその後に真の地獄が待っている、そんな目に見えない恐怖がいよいよ身に迫っている、もはやこれはホラーかも知れません。そこで、そうなんです。『愛』。今まさに強力な愛か必要なんです。言っておきますがこれはある特定の宗教を薦める怪しい仲介ブログではありませんご安心を。あくまで自身の中にある『愛』を全面に押し出す時と考えます。愛は偉大です。すべてを許します。助けます。『信ずるものは救われる』とよく言いますが、今自分がやれる事尽くせる事そこから生まれるバイタリティならぬ何と言っても前向きな行動力実行力なんです。
先の『手に職』もそうですが、如何に投資を抑えつつ実入りを増やせるか、人との繋がりからどれだけ広範にそのチャンスを掴めるかは『行動』あるのみと、私自身もまたそう思って微力ながらも動いています。そんな訳で今回ご紹介する暗がりで発光するハートの上掲画像ですが、こちらは次期新作からの抜粋画像となります。前回、言葉として『希望がテーマ』という記述もしていました。つまりはその方向で制作した一つという訳です。今のところ契約代理店での掲載がまだであり近いであろう全店掲載の時点で正式公開したいと存じますので是非ご期待ください。
予告ブログは今後も続きます。
→希望セレクトで『希望』を見出す見つける。→DEGIGA.JP特製のアマナメージズオリジナル『地球』ほか紹介・
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