令和時代始まる>新元号が去る4月1日のお昼に晴れて発表になりました。『令和』(れいわ)とは私自身意外でしたが皆さんは如何お感じになりましたでしょうか。パッと聞いてまず思うのが冷たい響き?そして見て思うのが昭和で使ったばかりの『和』の文字が若干ですが気になりました。
しかしながらその冷たさからむしろ清らかさにも通じる風に思えるとともに『和』いわゆる和みという文字には底知れぬ安堵感を誘い至っていい元号だと改めて思い入れもひとしおです。今回は初の日本オリジナル名称らしく万葉集より典拠されたと説明がありました。『令』の漢字は幸福をもたらすという意味合いを持ち縁起を担ぐ素晴らしい言葉ですが、巷の多くの国民が『命令』ばりで何処かしっくりこないなど反発もちらほら伺えます。
兎に角来月5月1日より正式にスタートする新元号『令和』がいい時代の象徴になってくれる事を心底祈りたいです。
一社独占ビジュアル素材へのシフトは有効?>さて、4月が過ぎてまさしく新年度に突入した訳ですがもうここ何年をも私が死守するストックフォト稼業がこれを機会に上向いてくれるのか、その願いは3年越しになります。未だ暗雲漂うご時世で不景気というそれは業界隔てなく満遍なくこの日本経済を覆っています。
関連コミュニティーサイトを度々覗くとそこに帰される言葉は『撤退』や『諦め』『絶望』『終了』が殆どでかつて副業ブームで盛り上がっていたマイクロストック界隈の喘ぎは凄まじいの一言に尽きます。代理店の最近の奥の手が『一社独占』を謳うオリジナル素材かき集め戦略でしょうか。僅かに条件を緩和する形でより多くの専属作家を育てたい意向のようです。
確かにどの代理店に行っても同じ素材ばかりさらっていてはクライアントへの説得力不足から却下必至な事からもしかすると請負企業に対しての上からの注文(要求)がより厳しさを増しているのかも知れません。何と言っても景気回復には企業のやる気は欠かせませんので年度明けに伴う心機一転の新製品やら新サービスに威力を発揮するビジュアル素材そこの選別はより綿密に拘らざるを得ず、内容の質の向上及び確固たる差別化は最低条件となります。
そういう傾向が市場で高まれば必然として非独占素材の売れ行きそのものに相当な負の影響が出る訳ですが、飽和状態に輪をかけて今後在庫ばかりが増えては単にタンスの肥やしになりかねず、またその更なる値崩れも必然と思えます。だからと言って一作家個人がいきなり独占素材を短期で大量に増やす事など難しいのが現状であり高々数十点を急遽預け入れたとしてそれが即売り上げに結びつく確証はありません。
ただでさえマイクロストックが提示する売り値は驚くほど低価格であり条件が改善とは言っても良くてプラス2割止まりでしょうし驚くほど利益が上がる宛てなど微々です。また当素材は幾分毛色が異なる他の預け入れ先代理店の並行販売が出来ない分預け入れる作家側のメリットがどれほどのものなのか大いに疑問は残ります。自身以前から当惑するも根本の構想からしてアマチュアを巻き込んだ低価格を主体とする販売手法は理に叶っていない一時のブームに流され易い不安定な商売なんですね。
何かの都合で方向転換それが業績悪化ならば倒産か底値で会社ごと売り飛ばされそこで働く従業員は否応なくリストラ対象、預け入れ作家に対しては「知らん」の一言です、概ね。実際に中規模クラスの後発組が今バタバタ来ています。時に最悪そんな目に合ったとしても預かりがオリジナル素材であればその後どの形式であれ改めて別会社に預け入れもできますが非独占なら貴重な窓口を一つ失っただけで売れていてこそのマイナスは甚大となります。
ストックフォト素材の自主販売の可能性とリスク>転ばぬ先の杖(つえ)という事から最近ネットで結構目にするのが作家本人自らが行える素材のダウンロードサービス導入への指南と売り込みです。代理業者にもよりますが比較的安価で仲介してくれるようで決済は世界標準で定評あるPayPal(ペイパル)の利用が多いようです。まずはPayPalに登録する必要が出てきますが、代理店に大半を中抜きされる事への不満からか今そんな作家さんの注目を集めています。興味があれば是非ネットで色々とググってみてください。
ただ一つ注意点があります。それは所謂『権利』の維持(セキュリティー)です。大手代理店が販売する素材については思いの外管理が行き届いており作家の著作権、商標(法人の場合)、特許権等々を無断で利用した際の多大な賠償発生の懸念からも事前の防御システムはしっかりしています。それが個人の管理となると詳細部分がとかく曖昧になりがちで、仮に不正利用が発覚した際など使用停止権限やらこじれた先の訴訟手続に至る様々な諸問題に一個人がどれだけ対処できるのか厄介である事は間違いありません。
そういった点から自主販売は一つの覚悟を以って始めるという事になります。如何ですか?今の代理店経由が結局どれだけ安心かつ確実スムーズに収益に結び付いているのか敢えて再考の余地を感じます。仮に自主販売がシステムの不具合も含め常にトラブルなく運営されていたとしても現時点で誰もその存在を知る者はなく延々と開店休業が続くかも知れませんし相手がアマチュアユーザーならまだしも信用の極めて薄い個人から果たして十分な利益に繋がるであろう法人がこぞって購入するなどあり得るのか、購入となれば当然期日指定決済(納品請求書等)の要求もでてきますのでその全てをたった一人でこなすのはえらく面倒です。現実として1日中PCに噛り付いて素材制作(撮影)はいつやるのと言いたい。
この歳になっても未だ「一端のフリーで稼ぐのってえらく大変だな」とつくづく思えてならない今日この頃です。
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