雇用促進に活路「いっそインターネット通販を廃止してみては?」

『背景アンソロジー3・東京』よりタテ2点抜粋


ECサイトの繁栄は悪か?>
皆さんの中にも以前に比べて生活が苦しくなった、そこまでは行かなくとも昇給がここしばらく無いとか物価上昇をひしひし感じるなど少なくとも日本国内に限ってはここ数年の間に市場変化は一消費者にとって厳しい動きを見せている事は確かだと思います。

先日、政府の公式発表ですがこの3月の景気動向が遂に『下方修正』に切り替わりました。上昇機運は頂きを過ぎてもはや下りに差し掛かったという専門家の向きもあるようですが、私など下流層からすればそもそも景気良かったのかと疑問符がつきます。特に私の仕事が100%ストックフォト稼業とあって給料制の一般労働者とは別個に考えなくてはなりません。

まずほどほどの安定は皆無、先月良くても今月来月どうなるか全く予想できな職業といっても決して過言ではないのです。自分で勝手に選んだ職業なのでつべこべ言える立場ではありませんが実はこんな私に似た境遇の国民が五万と居るという事です。今は『個の実力が試される』時代と言われます。何がしかの経験スキルが活かせるか否か、現状の年齢もその選ばれし条件に当てはめられる訳なので必要とされるその分野の担い手としてのより高い精度が要求されるのです。

繰り返しになりますが私を例にとれば今のネット通信を介したコミュニケーション技術は大いに役立っていて、ストックフォト事業を起こす上でパソコンとネット回線の取得と維持またその知識は必須であり作品データの大部分はそのネットを土台に高速で送受信されている現状が挙げられます。

制作を司る貴重なソフトウェアももうとっくにネット経由でレンタルされ同時にそのアップデートとファームアップのほぼ全てが同様に行われます。このシステム無くしては代理店との契約も立ち行かないのです。世は紛れもなくグローバル化盛んであり私がやれる事は全世界の人々が概ね出来てしまう訳で、言うなれば同業他者である敵の拡大で収益も広く分散されたという事になります。


前途多難とひもじさの表れ>
何処かの事業者のトップ一人が「10分の1の値段で販売して常識を覆そう」と決めて事業を立ち上げた途端市場は闇雲にそちらへと一気に向かった事は今の不景気の実態が大いに物語っているでしょうか。これだけインターネットビジネスが急成長した理由ももしかするとゆくゆくの従前市場の行き詰まりを暗示していたせいかも知れません。

結果どうなっているかというとバブル崩壊から早25年余りその後の非正規拡大から始まって大店舗法緩和で主要な地元老舗店舗の廃業が後を絶たず、ぶら下がる下請けを担う中小企業へのパワハラの横行によってより低い賃金体系へと変わるとそこに外国人労働者が加わります。さらに賃金は押し下げられて正社員は僅か数人で他大多数を非正規(派遣)で補う仕組みがいつの間にか当たり前になってしまいました。

ところがこれで万事解決という訳にはいきませんで、問屋業(卸し)を介さないインターネット販売いわゆるEC通販が幅を効かせるにつれこれまでの価格相場が崩壊、実店舗経営はデパートをはじめ一般チェーン店に至る広範囲がその大打撃を受けています。特に衣料品業界の業績不振は尋常ではありません。各社生き残りを賭けた薄利多売の応酬が徐々に互いの体力を奪ってきているのです。

このままでは日本発祥の多くの業界が破綻しかねず外資に国ごと搾取されかねないのではと大いに懸念が募ります。そこで思ったのは新たな法律を作ってインターネットによる物販(通販)を完全に禁止てしまうという方策です。(業務上のデジタルデータやり取り一連は除く)あまりに荒唐無稽で現時点で基本到底受け入れる事は叶わないと思いますが、仮に実行出来たとしたらどうなるでしょうか。

ECと言えば宅配、今後宅配便がBtoB主体になれば身勝手な個人と違って多少融通の利く配達配送手配からドライバー不足の解消になり遅延絡みの事故やミスも減り、割いた人員は他の新事業にシフトという手も考えられます。以前のように客は近くの店に自らの足で出向けばいいそれだけ。極端な温暖化対策で江戸時代の生活に戻れと言われるよりかは遥かにマシだと思いますがいかがでしょうか。


賃金改革で働き甲斐を取り戻せ!>
まず各地に展開する実店舗販売システムが息を吹き返し、そこに多くの雇用が必要とされ流通の末端まで遡って商品の流れに必要な人員配置が充足されてメーカーの定める価格設定にも影響してきます。勿論正社員化が妥当であり、その正当な人件費の拠出に伴う費用対効果から一時的な値上げに転じる訳ですが、寡占状態であったECの儲け分が全て復活した現場の人件費やその後の価格抑制に繋がって下々にその余剰分が大きく回り出すとすればそれほど時間を掛けずとも賃金の上昇値が物価に沿ったかつての水準に戻せるやも知れません。

一握りの富裕層限定品にシフトとかまた極めて安い外国人労働力利用で安物しか供給する気がないとすればそれは平等を害した詐欺行為であり市場構造の原理原則の上ではまさに逆行、本末転倒です。ここを打開するには今の度を越すコスト削減策が理由の際限ない自動化を目指すのではなく、今こそ生きた(活きた)人材を復活させてナンボではないか、素朴にそう考える訳です。



上掲画像はタイトル『背景アンソロジー3・東京』より抜粋した素材(タテ2点)になります。東京はとにかく物価が高い地域です。それなりの高学歴で就活し運良く俗に言う大企業に就職できればセキュリティー充実の高層マンション住まい、片や地震や火災で被害拡大懸念の下町長屋暮らしこの格差、わき道にちょっと逸れれば皆が憧れる表向きの東京の姿とは大違いなんです。

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