いざなぎ景気ってなによ!>2018年も師走という年の暮れを迎え残すは僅か半月余りとなりました。ここ数日朝方など結構冷え込む陽気も相まってあれだけ猛威を振るった温暖化騒ぎはどこ吹く風といった感じもしますが、しかしながら気候変動は私たちが知らぬ間にすぐ足元でじわじわと進行しその本性を表しつつあると言えます。さて来年は広い意味で天災かそれとも人災か一体何が起こるのでしょうかトラウマのごとく不安は募ります。
ここしばらく続いている不景気市場の動向ですが、先日政府筋から思わぬ発表がありました。何を隠そうこの日本が再び『いざなぎ景気』圏に突入したというのです。私自身正直耳を疑いたくなる報道であり「どこが?」と返したくなります。
つまりは株価が上がってGDPが1パーセント越え、失業率も低下し雇用水準も好調で合わせて企業の設備投資促進の動きも活発化しているというのが主な査定基準らしいのです。ただ疑問なのは巷が示す現状は未だ鈍いという事です。一部の大手上場企業を除いて大いなる昇給の兆しは見受けられず且つリストラなどの人員整理はしきりに繰り返されており隠れブラックを筆頭に非正規や派遣枠は相変わらず拡大の一途を辿っていると聞きます。
グローバル経済の波紋>そこに来て先般の『入管法』成立が重なって間をおかず来年度から早速施行される見通しなので今後外国人労働者の急増から果たしてこれが仕事現場にどんな影響を及ぼすのか日本の未来を多くの国民が不安視していると思われます。これ即ちインターネット網の情報の渦が巻き起こす急速な『グローバル化』がもたらした不幸といっても過言ではありません。
まず過剰な移民流入のその余波はヨーロッパからアメリカへと伝播し、復興冷めやらぬこの日本にも勿論押し寄せて来ました。低賃金労働者の確保はこの不景気に行き詰まりの危機にあえぐ特に零中小企業にとって最後の砦(とりで)であり命綱ともいえるでしょうか。一旦そこに定着すると後戻りはできません。
過酷な仕事に於いてもしっかり働いてくれる外国人に依存するのはむしろ必然となり得ました。労働条件に難色を示すようなわがままな日本人の働き口はより狭まっていくという事になります。かつてのような大企業を中核として網の目を巡らす事業形成的な市場経済システムはもはや時代遅れなのでしょうか?終身雇用制度が揺らぐ中、事業展開の人選を即戦力とばかりに人材育成が疎かでこの先を担う筈の健全な後継者枯渇も危惧されています。
常に潤っているのは上手い仕組み(仕掛け)を編み出した富裕層経営者周辺のみで、お金はその中だけで永遠に回り続ける構図に他なりません。ネットのコメント欄にはそれでも低階層を小馬鹿にする輩も多く居て、それではそんな低階層国民の仕事が低賃金を良しとする外国人に尽く奪われたら今言う勝ち組さんがこれまで通り変わらず裕福で居られるとでも思っているのでしょうか。全体のバランスが保たれて初めて『勝ち組』が温存されるのだと今一度思い巡らすべきです。
猫も杓子もサブスクリプション>話は変わりますが、ここ最近よく耳にする言葉で『サブスクリプション販売』という商法があるのですがご存知でしょうか。一言で言えば『レンタル』販売の事で、ある一定の期間なり量なりを月々予め決められた料金設定でその商品やサービスの利用権が許諾されるというやり方です。あくまで借りる前提なので概ね私物化出来ない仕組みでしょうか。
先日もあるラーメン店でこのサブスクリプションが導入されたようで1ヶ月¥8,000台だったかと思いますがその店のメニューが別途条件付きながらほぼ食べ放題になるそうです。そしてインターネット販売のECサイトに於いては自動車の購入予約やポルシェ、フェラーリなどの超高級車までもがそれなりの料金で容易にレンタル出来るともありました。
映画やドラマ、音楽配信、アプリに関わる多くの業態でそれは可能でリアルとバーチャルの境なくまさに商売の標準になりつつあります。私の今生業にするストックフォトはその先駆けに位置しているでしょうか、重いビジュアルデータが素早くネット転送できるようになりそれまで当たり前であった紙媒体としてのカタログはいつの間にかサイト表示に切り替わり、納品も全て半自動化され人の手を介在しないAI(人工知能に任せた)構造に限りなく近づいてきました。
残念なのはこのストックフォトではその簡易さゆえの価格破壊も同時進行しユーザーのより安い商品への拡散が起こります。上記サブスクリプション販売はその過程で必然として発生したと言えるでしょうか。まとめ買いがお得という謳い文句からアマチュアカメラマンの参戦をも許す羽目となり常軌を逸した超低価格販売合戦が今現在も止まるところを知らず大いに展開中です。
他の業態はよく分かりませんが、私同様に突如泣きをみるポジションへと否応なしに追い込まれた人が結構居るのではないかと想像します。まさにこれが世界を震撼させた『グローバル革命』なのです。変革は絶えずハイスピードを保ち一個人事業者を排除やむなしの非情な市場構造はもはや尋常でない有様です。
『POWER OF EARTH』がもたらした急速且つ流動的なこの市場原理に極めて小さな個人としてさて今後どう対峙していくべきなのか、我々の答えを探す時間はそれほど残っていません。
アフロサイト必見『CGで描かれた地球』特集>本日、あの国内大手フォトエージェンシーのアフロさんのサイトを覗いておりましたら、『
イラスト・ベクターのみ』項目に新たに『地球』コーナーが設けられておりました。そのサムネイルバナーの画像に運良く私の素材が使用されています。そしてこちらは最新納品日順と思われますが、その先に進みますと前半に私の新作素材でありますタイトル『
NETWORK MIND』に含まれる『地球』パターンがババッと大量に表示されていました。これは大変有り難くまこと感謝しかありません。
という訳で今回は『地球』素材を上掲してみました。年末から新年、そして4月の新年度に備え、ダイナミックな地球素材は如何でしょうか。デジタルが巻き起こす壮大な変革のドラマのど真ん中にグローバルというキーワードは外せません。地球イメージはその最たる最強アイテムと考えられますのでこのタイミングで何卒積極的なご活用をお願い申し上げます。
→アフロサイトの新設『CGで描かれた地球』項目をチェックしてみる。→DEGIGA.JPサイト内のセレクトページ『地球RM』をチェックしてみる。※こちら『地球RM』セレクト作品は全てRM(ライツマネージド)販売形態なのでオリジナリティが際立ち使用時の他社バッティング回避にも有効です。
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