気分爽快みどりの池畔>今回予告第三弾は池畔の遊歩道を颯爽と歩く女性を典型に捉えた溢れんばかりの緑一色の世界です。勇壮立ち並ぶ新緑真っ只中に輝く木々の存在感に思わず圧倒されるカットになりました。一般に風景写真に人物を入れ込むのにやや抵抗があるというカメラマンさんは多いと思いますが如何でしょうか。
それは時と場合にもよりますが、それではこの画像に人物が入っていなかったと想定してみてください。あら不思議、画面に突然奥行き感がなくなり平凡で更に情景そのものに何故か動きが消える、そう思えてきませんか。あんなに小さな人の歩く姿有無ひとつでそれだけムードや見え方が変わってくると言える格好の作例と捉える事もできます。
水面の揺らぎからそこに僅かな風の存在を感じる事はできます。仮にその場所をご自分が歩いていると想像した場合、紛れもなく同じ風を感じ取っているはずです。つまりそこに映り込んだ人物を即ち無意識のうちにご自身と重ねた形で見ている訳です。だから自然と気持ちが好(す)くのです。
日本人はみどり大好き人間>元来日本人は古来から『緑色』を好むと言われています。木々の緑は穏やかな季節の象徴であり春から初夏にかけて気分を晴れやかにさせ、それは常に身近に在って癒しを与えてくれるまさに生きる上での活力の源と言える貴重な拠り所だったに違いありません。富士フィルムという会社がかつて大いに販売していたカラーフィルムのパッケージが緑色だった事はご存知と思われますが、当時の当ライバルだった会社のコニカ(赤系)やコダック(黄色系)を遥かにしのいで長らく売上の圧倒的なトップに君臨していた根本にこの緑色戦略があった事は明白です。
また他にフジの名称から日本国民全体に自然と『富士山』を連想させたのも成功の要因だとする人もいますが、もっぱらこの『緑色』は日本人ならではの心の色と捉えるべきでしょう。そんな心の深層部を刺激して止まない次回の新作素材を何卒ご期待いただければと思います。
予告編はまだまだ続きます。
上掲画像に重ねた無断使用を抑制する透かし文字がイメージを損ねて申し訳ありません。他の代理店さんに似せてちょっと派手に入れ込みすぎた感がありますが次回はやや控えめにするつもりです。→
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