ローテクとは人の能力の限界を指す言葉>新作予告の二回目です。準備も整って公開時期はもういつでもいいと考えているのですが前回のまずは『第一弾』と触れ回った事から仕方なく第二弾と続けてみました。今回お披露目する画像はいわゆる電脳都市とも言えるでしょうか、多くを伏せていますが見える全体の一部分でもお分かりのようにビル群の夜景をCGによってイメージしています。
しかしその内部は明らかに何がしかのネットワークの眩い光によって彩られるその凄まじい往来を感じられるでしょうか。画像中に記した『さらばローテク』即ち人間が直に動いてその案件を処理していた旧態以前のビジネススタイルはこのところの急速なテクノロジーの入れ替え導入でかなりの業態のあらゆる場面からいよいよそれは消え去ろうとしています。
AI(人工知能)が司る高度化したIT技術はいかなる仕事の現場から既存労働者を排除しつつあるように思われます。文明改革の都度これまでも多くの犠牲を払いながら必要に迫られる形で常にその姿は着実に変わっていきました。より便利で効率優先そして安全安心へと進化していく事は人類にとって一見喜ばしい訳ですが、ここに来てもしかすると人の英知を越えて何かが一人歩きし出す寸前の危険さが増す一種の過渡期とも言えるのです。
技術もここまで進んでさて、このシステムを容易に扱えそこに従事できる人材が果たして今後何人残るのかと想像するに恐怖と不安でたまらなくなって来た訳です。現在高齢でスマホの基本的な操作ですら困惑する方達は例外としても今や多くの若者が既にその取り回しに苦労している気がします。仕事内容も年々高度になり新たに導入された持ち回りの先端機器やそのアプリケーションの扱いの複雑さには驚きを隠せません。従来の知識のみで安易にホイホイこなせるものではなくなっているのです。
より求められる危険なリスク回避>最近よく起こる事象としてネット上のいきなりの『ダウン』があります。サイバーテロ、巨大な金融取引のサーバー周辺、インターネットが主体の電信電話回線局のトラブル、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)なども一時的とはいえ結構頻発している状況です。テロ行為を除けば大概が単純な誤操作やプログラミングミスを伴うバージョン更新時に発生する事が殆どで、それはまさしく人為的ミス(ヒューマンエラー)に他ならないのですが、人が操縦して起こる自動車事故同様に完全な回避は現状難しいでしょう。
うっかりや操作手順のミス、それはキャパオーバーつまり『知能が成せる限界』がいよいよ表に出始めた恐ろしい予兆と捉えるべきかも知れません。操作の複雑さに伴ってスイッチの一つの切り替えが大事に至るという事はかつての米ソ冷戦当時の核の脅威を彷彿させるものです。「アメリカが核を発射した!」の誤報に当時発射ボタンの前に居たソ連側の核ミサイル担当者一人が機転を利かせなかったならば今頃この世は無残な別の世界に変わっていたと思われます。
つまり今の便利と重宝されるテクノロジーの進化と引き換えにそれは同時に無数の危険を益々はらんでくると言う事です。私自身も過去に突如のハードディスクの不具合で多くの貴重なデータを一瞬にして喪失した経験があります。今はその悔しさから二重三重のバックアップは欠かせません。私と同年代のそれなりの著名写真家さんが先日Facebookに私と似たようなデータ喪失の報告をしていましたが、一箇所のデータ量が膨大になるこの期に及んでそうした呑気な方がまだ居るのかと唖然とします。
テクノロジーの信者になってはいけません。さらばローテクと言いつつもされどローテクを優先する場面では遠慮なく活用すべきではないか、裏を返せば今回の新作にそんな負のメッセージも合わせて感じてもらえれば幸いです。近日中に公開予定の新作(CG静止画素材)に是非ご期待ください。
DEGIGA.JPサイト表紙にご注目>最後にもう一つご報告があります。私が管理しますお馴染み
DEGIGA.JPサイトですが表紙のバナーを一部変更いたしました。上部スライドショー直下の三つのバナーボタンを取り払い新たに『初めての方へ』と『カテゴリー&テーマで素早く探す』ボタン二つを設置しました。「一体このサイトってなんなの?」と思われて短時間パッと見で立ち去られる訪問者さんも多い訳ですが、『初めての方へ』ではこのサイトの利点をもっと知ってもらえればという視点趣旨からその辺を強化する意味で別ページを改めて設計した次第です。
名付けて『FIRST DETAIL(ファーストディテール)』というブランディングページになります。今や当たり前になったHTML5プログラムによるレイアウト可変式を採用しPCモニター〜スマホに至る全ての環境に対応していますので常に文字が大きく読みやすい構造です。また内包するバナーはそれぞれがジャンプボタンになっており必要に応じて所定の場所にリンクも可能です。特にストックフォトをお探しのクライアント様並びにデザイン事務所(デザイナー)様にご覧いただければと大変期待しております。
もう一方の右バナー『カテゴリー&テーマで素早く探す』ですがこちらはこれまでの多くの施策を振り返っても相当便利な検索システムに仕上がったかと自負しています。新作のサムネールの追加も容易でほぼリアルタイムでご報告できる事と兎に角まず最上欄の大まかなカテゴリー文字をクリックしてタイトルを絞り込んで、目指すそのタイトル内へと誘ってくれる実に簡潔で分かり易いシンプルかつ直感的な検索方法と言えます。是非とも積極的なご活用をお願いいたします。
今回はこれにて失礼いたします。
→DEGIGA.JPサイトの『FIRST DETAIL(ファーストディテール)』ページをチェックする。
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