
今日から数日間、日本全土を灼熱地獄が襲う。気象庁の予報では内陸地域を中心に40度を超える場合があると警鐘を鳴らしている。上空の大気が異常な形で温められる事でそれに伴って真下に位置する地上がその影響をもろに受けるという。確か高度1500メートル付近が21度あると地上は35度、同24度で40度に達するというデータがあるらしい。
もはや砂漠地帯にも匹敵する高温という訳だ。過去これを世界の民は異常気象の一時の稀な現象と受け流してきたが、ここ数年の記録を見てもその発生の確率やペースなど著しく変化の度合いは高まっている。最近よく思う事に「ここは火星かどこかの別の惑星ではないか」だ。先日の西日本豪雨災害然り頻発地震然りだ。最近富に起こる屋根をも吹き飛ばす突風や大型の竜巻などは日本国内では滅多に起こるものではなく私が若かりし昭和の頃に遡って大騒ぎしたという記憶がない。
本当ここ数年で何かが急変したとしか言いようがないほどの不気味な前触れを感じざるを得ないというのが率直な今の気分なのです。温暖化で極地の氷が解けただの、中国など新興国や途上国内の急速な産業発展を受けて過剰なCO2の排出が原因だのと各所でそれなりの専門家が口々にその推論を巡らすコメントを聞く。ただ政府として何処ぞへ大きく舵を切る気配は表立って見受けられないのが現状。
●太陽フレアの恐怖『 THE DOWN 』"人類史上最大の試練がやってくる”→
過去投稿はこちら何よりも産業の推進が一番であって兎に角お金を生まない事には税金の徴収はままならないしそもそもモノを作らないと利益にならず従業員に給料が払えないどころか消費も落ち込んで教育福祉全般に国の運営自体が成り立たなくなってしまう訳でこれ以上後世にその負債を負わせる事はままならず批判をよそにつまりは『徐々に』が今やれる精一杯なのでしょう。
となれば出たとこ勝負、その都度の些細な対応意識で済ませ続けるなら事の土壇場で手遅れになるのは必至です。今後どれほどの明瞭な施策があると言うのでしょう。例えテクノロジーの力で近い将来ある程度気象を制御できたとしても大気の急変を地球全体と考えればあまりに規模が桁違いすぎる訳で、今の人類の英知をもってしても到底叶わない厄介な相手と思われます。砂漠化したエジプトや荒野が無尽に広がる中東地域を始めアフリカの草原や南極はかつて広大な森林で覆われていたと言われます。
あまりに昔の出来事でありまたその移り変わりもゆっくりペースであり今を生きる現代人からすればピンと来ない事かも知れませんが確実に地球は変化し続けている証がそこにあります。かつて大陸を数億年に渡って謳歌した恐竜が短期間で死滅した最たる原因を巨大な隕石衝突説で説明している学者が大半だと聞きますが、同様にこのところ頻発する世界規模的気象の極端な変質はこの地球が新たな環境へと大規模変換するいわば人類にとって差し迫る不都合な兆候とも捉えられるのです。
一線を越えるか否かに注目を集めた先の米朝レッドラインなどでもお馴染みのそのボーダーラインを我々人類は今まさに跨いでいる最中と私は考えます。そんな時期に重なるように既存の資本主義なる世界経済が混乱を来たしており、トランプアメリカ大統領の言う『アメリカファースト』から始まった自国の保護主義政策が経済大国ナンバー2の中国との間で突如貿易戦争が勃発。EU諸国の連携不和や移民受け入れなどの齟齬、貧富の格差拡大はとどまる事なく更に状況は深刻化している様相です。
ある人はいずれ第三次世界大戦に突入してしまうと危機感を募らせ、また富裕層の中には時が来れば全財産を抱えて国外退去も辞さない構えが見て取れます。気象が不安定になればなるほど人の情緒も不安定化してくる同調の一つの表れなのかも知れません。殺人的高温が明日以降各所で観測されます。皆さん、どうかご無事で。
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