新作完成間近です

今日も忙しい振りをしつつ、新作に向けて黙々と作業に勤しんでおります。完成間近。

私は常日頃より一つのテーマを決めてから仕事に取りかかるように心がけているので、まずは手描きのいい加減なラフスケッチから描き始めます。ムービーの現場で使う絵コンテのようなものですが、そこまでは細密に描いてはいません。

が、とにかく気づいたことはやたらめったらとメモ書きを加えていきます。そうしないと、いざ作る段になって忘れていたりすることが過去にも何度かあって運を失ったような気分になったからです。「もしかしたら結構売れる画像だったかもしれない」と後悔したくありませんから。

そんなこんなで、いよいよ作業に入る訳ですが、嗚呼!その前にラフスケッチについてもう一言。この行程はもっぱらCGの場合に利用するのですが、とにかく「この画像をお前は作れるのか?」と自らに問いかけるスケッチでもあります。いくらテーマが充実しているといっても自ずと技術が伴います。今一度己と向き合って「これならイケる!」「あのソフトでこうやれば出来るだろう」と、更なる想像を巡らしながら事前に完成イメージを思い描いておくという訳です。

さて、作業に於いてまず重要なのが段取りです。ワークフローって奴ですね。メインになる3Dソフトに予めフォトショやイラストレーターで制作済みのテクスチャ画像を入れ込んでレンダリング、まずは素材を作ります。続いてそれら必要パーツをフォトショのレイヤー内で組み合わせて合成し、細かなスポット修正とトーン調整の後必要な保存形式に変換して完成となります。きっと皆さんもほぼ同じ行程を踏んでいるのではないかと思われます。

1点づつの繰り返しでは時間と手間が掛かってしまうので、同様のバリエーションをまとめてバッチレンダリングしておきます。パターン別に一気に仕上げられるのと並行して、作業中に思わぬ閃きが起こり新たなイメージや別パターンなど構想の幅に思わぬ広がりが生まれて来るからです。

私の場合、一つの塊として分かり易いように作品タイトルを付けています。先でも後でも一応にそれは欠かしません。なので「このタイトルはこれで終わらせる」ぐらいの覚悟をもって出来る限り大量に作るようにしています。最低でも100点以上、1タイトルで400〜500点仕上げることもあります。それでも店頭に並ぶ画像は全て販売代理店任せになるので、100%、いやいや3分の2だったり僅か10分の1なんて事もしょっちゅうあります。預け先によって変化するので品質の善し悪しだけでは計れませんが、まさにそこら辺が頭を悩ます永遠のテーマといったところです。

以前、毎月500点(目標)預け入れるというカメラマンさんのお話もしたかと思いますが、CGではとても真似出来ません。しかし奥の手としては外注があります。費用はかさみますが幾分数量は増えるかも知れません。でも思い通りにこなしてくれる人ってなかなか居ないんですよね。作り直しの嵐になる可能性も考えられます。

やっぱりやめておこう。


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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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