
昨日から明け方にかけて本州全域に猛威を振い東京都の真上を通過するという稀な台風21号でしたが、そのコース近辺にお住いの皆さんの周辺での被害は如何だったでしょうか。
元々の土地柄ですぐ脇が山であったり崖、斜面、川の淵、凹んだ土地など様々なので「すぐお隣さんは何でもなくて何故うちだけが」というような災難に苛まれた方もきっと多かったのではないでしょうか。とにかくは怪我もなく命あっての物種です。特に東北北海道の皆さん何卒安全確保に万全をお願いいたします。
上の画像は昨日ふと思い立ってちょっと作った今回の台風21号のイメージ画像になります。赤い進路図も加えての所謂天気予報図の立体版とでも言えるでしょうか。ただ惜しまれるのは台風の渦巻きが真逆になってしまった事です。事前にもう少し調べてから始めるべきでしたが後で逆である事が判明。全く素人でした、お恥ずかしい。
ここまで仕上がるともう諦めざるを得ず、その辺は何卒ご勘弁ください。しかし実際に作れるか否かの中で実験するというのは結構大切ですし自身の力量が試されるといいますか、実際に出来てみて「大した事ないな」とまあ、リアリティの描写といいますか追い込みの力の足りなさをここに痛感した次第です。
まず何と言っても台風(雲)の完成度でしょう。ディテールが簡素で実物ではあのバームクーヘンの細かな断面的な雲の集まりであり密度あるボコボコした感じだと思いますし、如何にも作り物っぽい大陸のわざとい感、大気や全体の透明感などまだまだ追い込めてもおかしくないと思われます。更に最後に宇宙空間の左隅に重ねた月がいただけません。
見る人は「何これ」って感じで苦笑する筈です、きっと。主役がぶれて映る元凶とも言えますが、写真撮影時に皆さんも結構経験されていると思います。全体の素晴らしさに気を取られすぎて表現の核ともなる重要なその部分に目が行き届かず出来た写真は主張が弱く見た目散漫になる事が結構あると思われます。
やはりここはメインをひとつに絞ってそこに集中するのが一番であり実にその事をこの画像が如実に物語っているのではないでしょう。常にその辺を意識してさえいればものを見る目、断捨離する目、そして極めて答えを見通す千里眼までもがいずれは身につく筈です。前回の『
ストックフォトテクニック』でもお話ししたでしょうか。まさに『ストックフォトで売れる要素』そのものと言っても過言ではありません。私のこの台風画像の制作過程を自ら振り返る中で、失敗を恐れずトライは欠かさず今後も様々に実験する事は大切かなと改めてそう思いました。
ところで昨日の台風通過といい衆院総選挙といい実に大荒れになりましたね。紛れもなくこれは何かの怨念?か因果応報とでもいいましょうか。これほどドンピシャで重なる事って本当ある意味奇跡なんじゃないでしょうか。またあれだけ期待されていた新興勢力の現都知事小池百合子氏率いる『希望の党』ですが、相当な惨敗を喫してしまい変わって頭角を現したのが結党間もないあの枝野幸男氏率いる『立憲民主党』でした。
日本共産党や社民党との連携を拒んだ挙句小池氏サイドに身を投じた民進党(前原誠司氏)もその恩恵は微塵もなく撃沈。むしろ仇となって今後の党運営に最大の汚点を残したと言えます。リベラルから保守改憲へと舵を切った余りの理念欠如に業を煮やした国民の批判票が思いの外溢れた結果ではないでしょうか。少なくとも計310議席超という大多数を勝ち取った自民・公明与党勢の対抗馬にはなれる筈もありません。
今後立憲民主党(野党第一党)はややもすると一気に躍進し保守を脅かすほどに反自民を掲げる国民の救世主となりうる存在となるでしょう。政府与党の半ば強引で強行突破的な政策に対時し『待った』を掛けられる党は現時点で『純リベラル派』の立憲以外にないのかも知れません。各種批判もある中それでも今の世の現状を憂い国民の心を掴み取った枝野氏は実にうまくやったなと感心しています。その理念公約にブレや嘘がない事を切に祈るばかりです。
ただしかし、すぐそこにある戦争への危機に変わりはなくかの第四次安倍船団が如何にこの難局を乗り切れるのか、国民の自民党への多くの票はまさにそこにこそあったと思います。北朝鮮の変わらぬ恫喝、中国やロシアの強かな外交戦略の不穏、未だ反日感情の収まらない韓国など今後も突如何が起こるか分からない訳です。
特に度重なる国連決議を反故にその制裁に反発しアメリカの軍事威嚇にあっても核・ミサイル開発継続を断固として推し進め同時に国内の経済危機を益々助長する正恩氏の胸中(本音)は伺い知れず今後のより強力な軍事挑発が危ぶまれます。



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