
お持たせしました。先月末に予告しておりました新作ですが、この度、本日、
DEGIGA.JPサイトを更新し正式公開いたしました。メインタイトルは『面影(おもかげ)』で更にサブタイトルとして三部門を設定。各テーマによって様々な雰囲気を味わって頂けるのではないでしょうか。
全体のムードでは昨年同時期に発表しました前作の『道草』の所謂続編の形をとっておりまして、素朴な路傍のスナップが主体となる構成です。ただ以前の全体的にダークな要素は控えめに今回は比較的カラッとした風合いものが多く見られるかと思います。おおよそ丸一年を通して捉えられたそれぞれのカットからは季節の移ろいや撮影された時間帯、そして現場の状況など詳細に伺え知れる面もひとつの面白さかと思います。
私が考える心象風景とは一口で言うと『心の絵』です。前回にもお話ししていましたが自らを『心情写真家』と位置付けており、一方的な主張で見るものに訴えかけるのではなくあくまでその画の中で他者との心情が共有できる作風を目指して参りました。つまり今新作三部作がその一つの答えと言っていいと思います。
一般にストックフォト素材検索の殆どに言える事ですが、まず何と言っても目的画像への辿り易さだと思っています。各販売代理店のそれぞれの項目やカテゴリー分けを拝見する限りではこのような『心象風景』というそこに付随するジャンルはどこを探っても全く存在しません。あくまで目的に絡んだ対象を言葉として羅列するのみです。聞こえが単純なのでクリックのし易さからすれば大変結構な訳ですが、そんな中に抽象的な表現項目など設けてもいいのではないかという点然り、余りにオーソダックス過ぎる区分けなどこれまでのルート検索方法には多少げんなりもしています。
発見を発端に生まれる新たなイマジネーションの創出に広がりを持たせ、そこへ的確に促していく代理店としての使命としてそこはやはり意外性のあるルートへの誘(いざな)いを意図的に仕向ける以外あり得ません。私のようなスタイルの作家さんも少なからず居てもちろん似た方向性の作品を預け入れしているに違いありません。また特異なテーマ課題から探す側のお客さんの立場にしても目的如何によっては検索キーワードに迷う場面もそれなりに起こっているのではないでしょうか。
もしもこの文をお読み頂いた代理店関係者がいらしたならば是非新カテゴリー分けとして更なるひと工夫をお願い出来ればと期待いたします。前置きが少し長くなりましたが、それでは早速以下のリンクより新作『面影』シリーズ全三部作をまずはご覧ください。
→DEGIGA.JPサイトトピックスページにて『面影』三部作をチェックしてみる。今後ともよろしくお願い申し上げます。
※今新作『道草』シリーズDVDメディア販売は終了しました。※今新作『面影』シリーズは現在DVD販売はしておりません。


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