
一昨日わたくしのPRサイトの
DEGIGA.JPに於きまして、Featureセレクトページに『
道セレクト』が新たに追加された訳ですが、さて評判は如何なものでしょうか。セレクト内容をチェックしつつ「へ〜こんなのあったんだ」という具合に妙に感心された方もいたでしょうか。今回の新規登場で当Featureページも2ページ目に入りました。さて次回はどのようなテーマが仲間入りするのか、是非お楽しみに。
ところで急遽本日この時間(夕刻)に何故投稿したかと申しますと、今タイトルにもありますようにまあ『何々宣言』ってやつです。前回もうしばらく前になるでしょうか、CG制作を大方行っている作家さんで通常世間一般に言われる呼び名と言えば『CGクリエーター』なのかなと思うのですが、私の場合はそれほど高度なテクニックで世間を賑わせている訳もなくそこまでの響き聞こえが照れくさいという事もあり、
去る2月3日に『3DCGイラストレーター』宣言をしていました。
そして今回、またしても懲りずにと言いますか、今度は写真家呼称の新たなカテゴリーを冠してみました。それがこれ。
『心情写真家』です。本日勝手ながら『心情写真家』(しんじょうしゃしんか)を宣言させて頂きました。こういう宣言は早い者勝ちというのでしょうか、このような呼び方のジャンルは写真家界ではかつて一度も登場して来なかったと思われます。そもそもシャッターを切る時に事のニュアンスや写真家の思いが目の前の被写体を借りて可視化されて、観る側(傍観者)の深い洞察力を以って解釈が広がる中で自然とその答えがおぼろげながら絡み合いながら徐々にたぐられていくものだと思っています。
つまり写真家は常にその時々の自らの『心情』を写し撮っていると言ってもそうズレはないでしょう。なので私がこの場で『心情写真家』と騒いだところで「だから全然特別じゃないし」と言われてしまうかも知れません。
ただ、写真家(カメラマン)といってもその専門分野は多岐に渡ります。概ね頭に着く文字が『風景』『動物』『野鳥』『海洋』『山岳』『鉄道』『航空』『報道』『戦場』『広告』『建築』『芸能』『ヌード』『ファッション』などなど探せばまだ結構あるとは思いますが、このどれを見てもカテゴリーというよりは職場のジャンルを頭文字として付けている傾向が見て取れます。
ここにはありませんが仮に『心象』はどうでしょう。上記に比べ『心情』に近い響きを持ちますが、撮り手側からの一方向的過ぎるきらいもやや感じますし、撮られた側の相手の心情そのものはこの『心象』という文字からは浮かび上がってきません。つまり私の考える『心情写真家』とは撮り手と写される被写体との対話の先、つまりそこを作品として観る側(傍観者)の感情も含んだ上で皆が心の底から共感し得る深層空間を作る『新感覚の写真家』であると言えるのです。
一枚の雲湧く空の風景を思い浮かべてください。いいにつけ悪いにつけ一枚のそんな空の風景から思いを馳せた自身の過去の記憶が脳裏に浮かんだその瞬間、貴方はどれほど動揺し憂いに染み入るでしょうか。無意識に微笑んでいたり、はたまた大粒の涙が溢れたり、そこは人それぞれあると思います。
そこに共有される『心情』こそがまさに写真の持つ秘めた本当の力ではないかと思っています。表向き思しきものが写ってないにも関わらず心を強く引き込める『心情写真』を何としても撮り極めたいと思います。自身ストックフォト素材についてもこれまで多くの、そんな『心情』をさり気なく込めてきた訳ですが、その辺が代理店窓口並びに利用者になかなかうまく伝わらないのは私の現在の力の無さ故である訳で、今後の益々の精進は勿論欠かせません。
伝わる事イコール広告素材の強さでもあると思っているのでストックフォトと所謂芸術作品を敢えて分けて考えず、もはや多くに満ち足りて物が溢れかえる飽き飽きした今のご時世だからこそ、新たな広告素材の境地として果敢にそこはより融合されていくべきであろうかと思う今日この頃です。
『人の心が動いてなんぼ』、ストックフォト素材の弱点って実にそこの攻略にある筈なんです。



コメント