現在、こちら製品のDVDメディア販売は行っておりません。今月はじめに発売になりました『道草シリーズ全四部作』の第三弾としまして今回はDVDメディアID:RF03の
『彷徨える路傍』(さまよえるろぼう)をご紹介させていただきます。
この道草シリーズ全てに言える事ですが、全体としてのトーンが比較的似通っているという事です。ハイコントラストであり、画像中央を強調するが故に意図して周辺が丸くダークに落とし込まれている点などは疑いなく容易に見て取れます。現実の世界でありながら一種独特な(バーチャル)空間に誘われた如くに気持ちが吸い寄せられるかのようでもあります。
まず皆さんが声を挙げるとすればこうでしょう。「これって広告素材には不向きだ」と。確かに広告素材のみならずビジュアルを駆使して宣伝するにあたってそこには必ず売るべきメインの商品が存在する訳です。その商品との効果的な結びつきの中で初めてエンドユーザーにその意味がよりよく簡潔に伝える事が出来る。そこがこういったビジュアル素材の一番の価値であり使命であると思われます。
今回敢えて、まるで写真集や写真展まがいの余りにも視感的かつ一方的な表現に走っている仕上がりとは言えますが、生意気な言い方をすればむしろこれまで殆どその分野で感じてこなかった脳裏の刺激剤にはなっていく気が当シリーズの発売を切っ掛けに改めて強くしています。
コピーや製品画像の背景として効果的に使われ一般に誰が見ても分かり易いという形が理想かとは思います。例えば富士山とお正月を結びつけたり紅葉風景と旅行を紐付けるなどはその王道でしょう。使われるビジュアルのセレクト次第でその効果は一段と映える筈です。通常そこに価値を見い出すべく判断基準を設けているのでしょうから直接結びつかない意味不明な画像は決して選ばれる事はありません。
タイトル『彷徨える路傍』より作品ID:IF-HR1041当然この『道草シリーズ』もその基準外に相当する可能性は感じています。が、今一度別の角度から眺めてみてください。上の画像は見ての通り幹線道路下のトンネル通路内から撮影された一見何の脈絡も孕んでいないアンニュイというべきたわい無いショットな訳ですが、このように「正義とは、なんだ。」という太ゴシックの一文を大きく差し込んでみるとあら不思議、何故か背景画像に重要な意味が隠れているかのように見えてきませんか?
『答えのない画像』だからこその強さがそこにはあります。ある種強引ではありますが、上述に示した『富士山と正月』とは一線を画したそれは、より深い洞察力を試されているようにも思えます。ことさら得体の知れぬメッセージ性が強く眼前に迫ってくる訳です。この真理は分かり易さから得られる共通認識を飛び越えて個々それぞれにパーソナライズされた独特な吸引力を促すであろうと推測でき、使用にあたってはおおよそ思わぬ効果を発揮してくれるに違いありません。
『道草シリーズ全四部作』ですが、いわゆる脳裏に眠る第三の真理を覚醒させる要素満載の実に類い稀な計629画像を有する貴重な作品群と言えます。是非この機会にシミュレーションも含め広告素材の自らの経験値の下、再度思いを巡らすのも一考かと存じます。
DVD『道草シリーズ全四部作』を何卒ご検討頂きますようお願い申し上げます。
因みに、つい先日私も試しに『
Instagram』を始めてみました。そこに投稿している画像は全てこれまでに制作してきましたストックフォト素材なのですが、そんな画像には複製防止も兼ねた透かし文字ならぬ様々なコピーが書き入れてあります。ことの外評判は良いようで多くの『いいね』を頂く一方でフォロワーも毎回着実に増え続けている状況です。
上の掲載例に倣って以下リンクでチェックして頂ければその意味はより鮮明になるかと思います。今後とも
DEGIGA.JPをよろしくお願い申し上げます。
→Instagram『DEGIGA.IMAGES』で投稿画像をチェックする。→DEGIGA.JPサイトで『道草シリーズ全四部作』の収録画像をチェックする。→Facebookページ『DEGIGA.JP ON LINE』で新作等の最新情報をゲットする。
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