
Photoshopの開発メーカーで名を馳せたアメリカのソフトメーカーと言えばあのアドビシステムズ社ですが、昨年の6月にマイクロストック大手のフォトリアを買収し傘下に納め大量のストック素材をかき集めてから早1年あまり、この10月にいよいよ本格始動する事がわかりました。
私の昨日始動したDVDパッケージ直販事業の超極小規模とは正反対にアドビが以前から提唱しているアドビクリエイティブクラウドを活用し巨大なネットサーバーを介しての販売を基本としている強みがあります。もちろん販売のみならず各作家からの作品募集も並行して行われ、一般のフォトエージェンシーというよりはマイクロストックシステムを導入している点も今ならではで先進的です。
プロを問わずアマチュアも参加でき、写真や動画をネットを介しての預け入れが簡単に行えるのも魅力と言えます。アドビ社の提供するソフトウェアとの連携はその商品がサブスプリクション(有料での期間貸し出し)形態に変更されてから容易になりました。
まさにストックフォトもアドビの独壇場になっていくのでしょうか。報酬単価はマイクロ同様に当然低い訳ですがそれでも業界最高値の33%と、預ける側にとってはかなり有利と言えます。さらに全世界に販売網を設けているので上手くやれば結構高収益も望めると思われます。
いい事づくめで大変結構ですが、結局既存のシェアを短期でとことん食い荒らして全体があっという間にしぼんで行く環境をただ単に整備しているに過ぎないと私自身は懸念しています。売れる人はほんの一握りで、それも本気の外国人ばかり。ほとんどの税金は外資へと逃げ、後で揉め事が起これば作家個人が知らぬ間に裁判にかけられて多額の賠償を払わされる事も。これがインターナショナル=グローバルの怖さなんですよ。
そんなご報告でした。頑張れ自分!
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