一応8月中に正式公開を予定しております最新作の予告編をこの度制作致しました。ちょうど本日正午の時報と共に
YouTube『ストックフォト魂』チャンネル:スペシャルクリップリスト内にアップロードしたところであります。
前回公開の新作2タイトル『
TOKYO HOME TOWN』『
背景アンソロジー・東京』からは久々の三ヶ月ぶりとなります今タイトルですが、180度思考を変えまして植物などをアップで捉える接写に挑戦した作品となります。一般的にはレンズ交換が可能な一眼レフカメラ(デジイチ)に50〜200ミリで接写専用のマクロレンズなるセッティングで撮影に望まれる方は多いと思われます。
私の場合今回はそのマクロレンズ(古い時期の55ミリ)をあの蛇腹を伸ばして使うベローズユニットと組ませての撮影を試みました。当標準マクロ及びベローズはしばらくの間防湿庫の片隅で長い眠りについていた訳ですが、今般その日の目をみることになります。
デジタルカメラが当たり前の時代になりまた、更なる高性能化に進む中にあって当時のアナログ機器(撮影アクセサリー)は益々その表現の現場から消えつつある昨今、改めてその面白さから得られる再発見というものがあるのではないか。という妄想に駆られるや「とにかく何かしてみよう」となった訳です。
季節がまさに春たけなわの5月だったタイミングもあり植物の接写を商品化できないか考えた挙句、このベローズを利用するに至りました。マクロレンズをボディ直付けの場合ではメーカーやそのレンズの内容にもよりますが、1/4倍ほどからいいところ等倍(映る画面と実物の大きさが同じになる)が概ね拡大率としては限度になります。
ベローズ同様にレンズとボディ間にはめ込んで使用する中間リングも各種発売されているものの、複雑な電子制御の連動も伴うため高額でちょっと撮りたい程度で数万円の出費にはやや抵抗がありました。またベローズのように倍率の微調整が効かないのもデメリットです。
ただ、もしも今私がベローズを所有していなかったとなれば話は別で、もしかすると接写へのチャレンジさえ無かったかも知れません。そういう意味ではまさに幸運というべきでしょう。
ベローズといってもその威力を最大限に引き出すのが倍率の優位性です。仮に最大に伸ばせば接写リング長の優に3倍ほどになりますし倍率は途方もない域にまで拡大される事は言うに及ばず、かつて味わった事のない超マクロ域の別世界を体感できる訳です。
今回の撮影方法は過酷とも思える完全手持ち撮影に徹しています。確かにブレカットは量産したものの動きが盛んな昆虫への適切なアプローチや臨機応変から繰り出される奇跡のアングル等々、これまであまり経験した事のない驚きと興奮を呼び覚ましてくれたように感じます。
何しろ鮮やかでカラフル、カット全体をタイル状に並べて眺めれば想像を超えたもう一つのユニバース(宇宙)がそこにはありました。そしてまるで皮膚感の肌触りのごとき肉眼では捉えきれない『超マクロの世界』を是非あなたも実感されては如何でしょうか。
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