現在テレビ放送されている映像サイズは皆さんもご存知の通り良く云われるハイビジョン(HD)って奴ですが、近い将来には更に大型の4kサイズの配信も予定されているそうです。
数字の後に付いているkのアルファベットは1000の単位を表していて、つまり4×1000=4000になります。数字の後ろにピクセルというデジタルでいうサイズの1単位の称を加えれば長辺4000ピクセルサイズになり、現ハイビジョン長辺サイズ1920ピクセルサイズの面積にして4倍に相当するという訳です。
更に最近はその上の5kや8kもの超高画質サイズの試験が並行して行われていて、まだ特殊なサービスなのですが企業間でのオンデマンド相互配信など一部の放送メディアでは既に活用されていると聞きます。今のハイビジョン画質についてもほぼ2kになるので、それ以上になれば2kなら2000台3kだと3000台〜とそれぞれ解釈すれば良いと思います。
ところで私が日頃ストックフォト用に制作している画像素材ですが、上記で言うとCG静止画の場合4k〜5kになります。勿論マシンはアップルコンピュータのデスクトップ、マックプロです。以前は同じ形のパワーマックにメモリーだけ増設して使っていましたが、何とも処理が遅くて大変でした。
それでも当時の最速に近い機種だったのでこのところの進化には驚かされます。でもしかしです、現マックプロでさえ使い始めて早丸5年以上が経過し、後から増設した高性能のGPUグラフィックボードでも高度でリアリスティックなCG景観の制作やハイビジョン編集などになると途端にパワー不足に陥り、レンダリング中に固まる事もしばしば起こります。皆さんも経験あるんじゃないでしょうか。
先日も背景素材向け雲海イメージの5kサイズのレンダリング時間が画像1点でなんと63時間強も掛かってしまいました。概ね3日間にも及んだ訳です。そんなのが4・5点あったかと思います。いやぁ〜あの時は参りました。
昨年7月に発売された2012年型(クワドロk5000GPU別売品入れ替え)の8コア以上であれば今の私のマシンの更に10倍超は速いんじゃないでしょうか。
難点といえば現時点でコネクターがUSB3.0やサンダーボルトに未対応なので、私としてはもうしばらく我慢して次期マシンに期待しているところです。実際のところアップルの方針が更なる小型化へ移行しつつあるのでデスクトップ型自体が出て来るかは不透明ですが。
そんな進化の過程の中でストックフォトの預かりサイズが最低でも8k以上だなんていうのが当たり前の時代になったら、私ごときでは今後追いつけなくなるのではと懸念もあります。
ストックフォトって昔は4×5インチ(しのご)フィルム以外預からなかった時期もありましたが、機材力や技術面などプロとアマチュアの差を存分に思い知らされたあの頃に再び回帰していくような気さえしています。
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