ストックフォトの行方について 2016年6月版

日経ウェブ版にサムネールを発見

先日、日本経済新聞ウェブ版を
チェックしておりましたら、はっきり覚えてはいないのですが多分あるリンク先に飛んだ時だと記憶していますが、下方までスクロールしていくと「あれ?私の画像じゃない?」が広告欄のある項目の小窓としてサムネールに使用されているのを発見しました。

わずか横幅数センチ足らずの小さなサイズではあるものの画像そのものはぱっと見『ジグソーパズル』であることは直ぐ分かるほどはっきり確認できます。不思議なもので直感でしょうか、自分の作った(撮影した)ものって結構覚えているんですね。見た瞬間確信できましたから。

ところでここ最近のストックフォト
売上報告の販売先内容を見てみれば概ねウェブがらみの使用が富に増えている事が分かります。なので印刷媒体に比べ販売価格が極めて低く現状マイクロストックに肉薄していると言っていいでしょう。いくら大手老舗有名販売代理店であったとしても売り先がネット業界になれば当事者の声としては予算も人員確保もまた競争も厳しい職場環境な訳で、出来ればタダの画像(動画)が欲しいくらいではないでしょうか。

それでは従来の印刷向けではどうでしょうか。
正直こちらも確実に低迷路線を突っ走っておりまして、今や主流になりつつある例のサブスクリプション(期間に応じてのまとめ売り)販売方式はある一定の量をひとかたまりとして販売する事から自ずと一素材単価を押し下げてしまい、利用先によってさらに低価格販売を余儀なくされます。

とりあえず売れないよりはまだマシなのですが、それでもマイクロ同様いくら販売点数を稼いでも売上は思いの外上がらないのが実情です。特に近隣国での販売もこのところ多くなり、もちろん低価格設定での契約であり、間に1〜3店の仲介業者が入る関係で実入りはさらに削られていくという悪循環はもはや断ち切る事は不可能と言えます。

あれだけバッティングし易いフリー素材を毛嫌いしていたクライアントも時間の経過と共に徐々に慣れっこになって今では大手企業でさえ抵抗感は当初に比べて相当薄れて来ていると聞きます。画像チェンジの頻繁なウェブ広告に移行している事がその最たる要因と思われます。

私達写真(動画・イラスト系)作家集団にとって明るい未来とは?

個人的に言わせてもらうとすれば、それは「YesではないがNoとも言えぬ」です。まあ限りなくNoに近い事は言えます。言わばこれまでの従来型ストックフォト販売というビジネスモデルが崩壊しかかっている事を意味します。例として、もしも有名芸能人(タレントやミュージシャン)の一部で突如極めて低価格な設定で革命的な業務を始めたとなれば、一人で年間数億円稼ぐなど皆無であり、急速な客の奪い合いから過度な競争原理が生まれあっという間にそれが数万円レベルまで急落する訳で、もう誰もあんな安タレントになろうとは思わなくなる筈です。

ストックフォト事業は
今やそのまさに入り口にあると言っていいかも知れません。副業に甘んじるか、完全撤退か、制作分野に関わる売上格差も拡大する中、一世一代ジャンルの垣根を飛び越えて再チャレンジする人たちも当然出てきます。つまりここで言えるは、一言「諦めるな」の一語に尽きます。

私の場合でしたら、
写真とCGをフル回転で売れるように仕上げる「質よし量良し種類よし」の『ストックフォト素材三拍子』を強力に推し進めるしかありません。今後のDEGIGA.JPに是非ご注目ください!

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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