為になるシェア第七弾。『プロカメラマンの価値について。「レタッチ前の写真も全て頂けますか?」に対する答え。』

レタッチ

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ストックフォトをかれこれ20年以上やっていると、
もちろん売れる売れないが若干理解出来るようになりました。だから今は安泰で儲かって仕方がない訳ではありません。その都度その時代で状況は常に流動的で、むしろ今はマイナス傾向まっしぐら中です。毎月の売上報告が楽しい筈がありません。

契約販売代理店のサイトにログインして
「さあ行くぞ!」ってな具合で、ある種覚悟してその確認をするというのがここしばらく続いています。売れる作品は何か?デジ画の日々、もとい!葛藤の日々を過ごしているというのが正直な心境です。

私の場合、作品制作するに於いて画面修正は欠かせません。一般的にはまずゴミ取り、トーンやコントラスト、カラーなどのバランス調整、目につく不要部分の削除(スタンプコピー)などが挙げられると思います。時には事前にCG上で制作しておいたフレアーをあえて合成するなど画面にいわゆる『汚し』を付加する事でムードがより際立つ事もあり、結構積極的に取り入れています。

また撮影はもっぱらRAWデータで保存し
後日Lightroom5上で細かな編集の大部分を済ませていて、その中には本ソフトに特化したプリセットが幾つか組まれています。サードパーティー製のものを加えるとおおよそ100プリセットぐらいにはなるのですが、その中から出来る限り作品の意図にあったプリセットを選び自分なりの作風に微調整した後別途Userプリセット内に各種パターンを常備、試行錯誤しながら最終形へと追い詰めていくといった具合です。

私はその時々の取材を概ね一つのタイトルとしてまとめて制作するタイプなので、このプリセットはそれぞれの個性を際立たせる強い味方であり、また暗室作業の延長線上に導いてくれるので昔を懐かしみつついつもワクワクしながら取り組めています。

さて、今回は外人さんのブログ?ページでしょうか、うまい具合に日本語和訳された読みやすい文章とともに作品の撮影時のオリジナルと完成作品を対比させる形で構成される、皆さんの作品制作に於いてとても為になるサイトをご紹介させていただきます。

作者(サイト管理者)の名前は caleb kerr という方でカレブ・カーと読むのでしょうか?その辺ははっきりしませんが、請け負い撮影作品の幾つかが公開されています。向かって左側がオリジナルで右が修正した完成作品のようです。

「いい写真が撮れましたねー。万が一あとで必要になったときのために、レタッチ前の写真も全て頂けますか?」という質問に対して彼(多分男性)は即決で「いいえ」と答えていますが、作家として撮影原版はあくまで素材であって敢えて見せるものではないと言い切っています。

なるほど、私も個人的にはそう思いますし、
正直撮影時の画像は結構見られたものではない事が多く、まるでマジシャンの種明かしで初めから見せてしまっているような感覚に近いです。「な〜んだ」と失笑されるのがオチで当然値打ちは下がります。この方だってきっとそれなりのスキルを付加価値として売っている訳なので、その秘伝の味付けは軽々しく口外したくはないでしょう。

まあそんな種明かしを敢えて自らのサイトで公開しているのですから、これは滅多に拝めない特ダネに近い情報かと思います。是非一度サイトをチェックしていただき、ストックフォトの一歩先行く素材制作に活かしてください。

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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