梅雨時の撮影には傘ホルダーが大活躍!

5月も下旬の関東地方はこのところお天気がはっきりしない日が多くなりました。ものすごく暑く日差しが照りつける真夏日が続く日もあれば、突然豪雨並みの雨がバッと来たりしてみたり、今日もやや霧が立つ曇り空の朝を迎えています。

しかしそうは言っても季節柄写真撮影に関しては一年を通しても絶好の機会であることは間違いなく、まさに6月の梅雨真っ只中であっても関東北部の山懐の雪も概ね姿を消して新緑が眩しさを増す本格的な春の到来という訳です。アマもプロもこぞってそんな絵になるチャンスを逃す訳もなくいそいそと自家用車を飛ばして現地入りしていると思われます。

ただやはり標高が2000メートル前後の山並みが連なる山間地域にもなれば突然の雨に見舞われる事はこんな時期当たり前であり、きっと朝から晩まで降り続ける事の方が多いかも知れません。私もそんな経験は結構あって当時の非防水カメラの故障も案じて車から一歩も外に出られず敢え無く地域を変更するなどその場を退散した事は多々ありました。

傘はあらかじめの天候予想で持参はしているもののカメラを首から下げて重いカメラバックを持ち、さらに3キロ近い三脚まで加わるのですから、ただでさえ傘をさす持ち手が塞がっている訳で、私でなくとも雨日の撮影は億劫になりがちでしょう。遠方の風景は霞んで色も単調で絵になり難いとは思いますが、こと草花の接写となれば話は別でむしろ水滴が加わる事で雨日ならではの味わい深い被写体になってくれる筈です。

傘をうまく三脚に固定してくれるカメラアクセサリーはないものかと、以前結構ネットを巡って探した事もありました。撮影機材関係で既に発売されているものは幾つかあるのですが自分なりの使い勝手を想定するとどうしても合点がいかず結局購入を断念せざるを得ませんでした。今に至っても好転したとは言い難いラインナップです。

ところがそれからしばらくして「そうだ自転車用のホルダーがあったな」とふと思い出して改めて検索し始めました。がやはり、そもそも固定部が自転車のハンドルが横に対して三脚は縦になるので、噛ませて固定するという理屈が合いません。そんな頃傘ホルダーに関する最初のブログを書いた訳ですが、これが結構反響があったようで不定期ながらそんなページをチェックされる方が多い事に気づいたのです。更に先日久しぶりにコメントが寄せられたのですが、もちろん傘ホルダーのブログに対してのものでした。

→傘ホルダーに関する以前のブログはこちら

実はあれから1〜2ヶ月経ってその解決策といいますか、それなりのアイテムを探し当てる事に成功したのです。その年の秋に岐阜方面での紅葉の撮影を控えていて必要に迫られていたという事もあり改めてネットを探ってみた訳です。以下の画像がその商品です。
以下ヨコ画像はクリックすると拡大します。

amazon_傘ホルダー

amazon_折り畳み傘

こちらの商品はカメラ関係の正規品ではなく自転車のハンドル固定型の簡易型(お買い得の1080円/2016.5.29付)になります。また同時購入した折り畳み傘ですが、これも一般の店頭ではまず見かけないであろう優れものでなんと親骨58センチ、開いたサイズが直径102センチで一般傘並みののっぽ幅広タイプ、破損やおちょこになり難い補強がしっかりされています。それでいて重量は僅か260グラムと超軽量。※実はネットでもなかなかお目にかかれない希少部類

折り畳み傘

当然ながら強力な破水加工と濡れたまま戻しても水が染み出ず速乾性も併せ持ったフック付き専用ケースがセットで、格安の2,052円(2016.5.29付)とはまさに驚きでした。さて、そんな便利グッズの使用時のイメージを以下の画像で紹介していますのでご確認ください。

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三脚はジッツォの中小型タイプで、付属のエレベーターポールの厚みが23ミリであった事からホルダー固定が可能でした。(変形や破損防止のため要確認=締めすぎに注意)

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傘の雨だれし易い箇所を事前に避けて設置しましょう。

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やや斜めから降る雨でもこのように固定金具を緩めて角度を容易につけられ自由度があります。ただし強風時はそれでも雨が差し込み易いのと三脚ごと飛ばされる危険性もありますので、なるべく穏やかな降り加減での使用が無難だと思いますが全ては自己責任でお願いいたします。

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普段は使わないとなれば折ってコンパクトに収めたり、末端のキャップを取り外す事でスライドして抜き取れ着脱もスムーズに行えます。このシステムの何しろ良いところは、三脚中央のエレベーターに固定されているので撮影機材と連動して上下できる点が挙げられます。広角レンズ使用時であらかじめ画角をセットしておけば傘の先端が写り込むような凡ミスも起こりません。

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また、使用例の最初の画像にも写り込んでいますが、仕舞い込んである古いカメラバックのショルダーベルトを適当な長さに調整して三脚2点に固定しておけば雨の中わざわざカメラや傘を取り外す事なく撮影状態のまま肩に掛けて容易く移動ができます。その場合は固定金具のロックを緩めて傘の角度を若干調整すると移動がより快適です。

如何だったでしょうか。正規品はどこか使いズラさもあり思いの外高額設定です。時には一工夫するのも面白いかと思うので、駄目元で是非チャレンジしてみてください。

    

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写真家・CGクリエーター:石関ハジメ


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